文庫本のコーナーを順に回って…。
最後に、ハウトゥーものとか情報系、雑学系の棚へ…。
棚挿しの文庫の背を順に眺めていく。
1冊のタイトルが目に止まった。
ちょいと引き抜いてカバー裏を読んでみる。
…んぁ…
ガネーシャ…、インドの神様だよな、たしか…
関西弁って…
んで…
本文に目を通してみる。
…課題って…
あ゛~、アレか…、自己啓発とか自己変革とかの類か…
それ系の本って過去に1~2冊は読んだことあるけどさ、
「ま、そうですね
」
ってだけで、とくに何も得るところはなかったというか…
でもなんとなぁ~く、ガネーシャってのが引っかかってな~…。
棚に戻しがたい気がしてな~…。
結局、買ったわけですよ。
で…。
関西弁のガネーシャが『僕』の自己改革のコーチをするわけです。
そのためにちょっとした課題を与えるわけ。
靴を磨く、募金をする、食事を腹八分目にする、etc.etc.
面白いのは、その課題を実行したあとの感想とか気分とかをガネーシャが毎度尋ねること。
ありきたりのビジネス書とか自己啓発本にはこの部分がないよね。
“…で、その後どう…?”
って部分が。
それによって『僕』の意識が変わって行ったり、新しいことに気付いたりしていく。
さらに面白いのは…。
ガネーシャが『僕』に教えることは何も目新しいことではない。
どちらかといえばビジネス書とかハウトゥー物とかで誰でも一度は読んで知っていること。
知っているのになぜ実現していないのか。
その理由をガネーシャが解説してくれる、それが面白い
『成功するには○○○○すればいいですよ』
と語るビジネス書や自己啓発本は当たり前だが、
『成功するには○○○○すればいいんですけど、それが分かっていても出来ないのは□□□□だからですよ』
と解説したものは珍しいんじゃない
で、『僕』はやりたい事に気付き、まずは二級建築士からと勉強を始める。
ガネーシャのコーチによって彼は“変われた”わけよね。
そして、最終ページ。
『―前&中略―、…あの子、名前くらいは聞いたことあるやろ。最近、建築界で話題の―』
つまり『僕』は、望むものを手に入れたってことですな。
なんていえばいいですかねぇ…、ファンタジーの態を借りた自己啓発本ですかね。
ガネーシャの関西弁、お笑い芸人の陣内智則の口調で読むとしっくりくる感じです。
課題ごとに歴史上の有名人のちょっとしたエピソードが語られるところも面白かった。
ま、ワタクシにとっては自己啓発本というより、ファンタジー物でした
最後に、ハウトゥーものとか情報系、雑学系の棚へ…。
棚挿しの文庫の背を順に眺めていく。
1冊のタイトルが目に止まった。
ちょいと引き抜いてカバー裏を読んでみる。
…んぁ…

ガネーシャ…、インドの神様だよな、たしか…

関西弁って…

んで…

本文に目を通してみる。
…課題って…

あ゛~、アレか…、自己啓発とか自己変革とかの類か…

それ系の本って過去に1~2冊は読んだことあるけどさ、
「ま、そうですね

ってだけで、とくに何も得るところはなかったというか…

でもなんとなぁ~く、ガネーシャってのが引っかかってな~…。
棚に戻しがたい気がしてな~…。
結局、買ったわけですよ。
で…。
関西弁のガネーシャが『僕』の自己改革のコーチをするわけです。
そのためにちょっとした課題を与えるわけ。
靴を磨く、募金をする、食事を腹八分目にする、etc.etc.
面白いのは、その課題を実行したあとの感想とか気分とかをガネーシャが毎度尋ねること。
ありきたりのビジネス書とか自己啓発本にはこの部分がないよね。
“…で、その後どう…?”
って部分が。
それによって『僕』の意識が変わって行ったり、新しいことに気付いたりしていく。
さらに面白いのは…。
ガネーシャが『僕』に教えることは何も目新しいことではない。
どちらかといえばビジネス書とかハウトゥー物とかで誰でも一度は読んで知っていること。
知っているのになぜ実現していないのか。
その理由をガネーシャが解説してくれる、それが面白い

『成功するには○○○○すればいいですよ』
と語るビジネス書や自己啓発本は当たり前だが、
『成功するには○○○○すればいいんですけど、それが分かっていても出来ないのは□□□□だからですよ』
と解説したものは珍しいんじゃない

で、『僕』はやりたい事に気付き、まずは二級建築士からと勉強を始める。
ガネーシャのコーチによって彼は“変われた”わけよね。
そして、最終ページ。
『―前&中略―、…あの子、名前くらいは聞いたことあるやろ。最近、建築界で話題の―』
つまり『僕』は、望むものを手に入れたってことですな。
なんていえばいいですかねぇ…、ファンタジーの態を借りた自己啓発本ですかね。
ガネーシャの関西弁、お笑い芸人の陣内智則の口調で読むとしっくりくる感じです。
課題ごとに歴史上の有名人のちょっとしたエピソードが語られるところも面白かった。
ま、ワタクシにとっては自己啓発本というより、ファンタジー物でした
