アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

水曜日はアンシャンテで…♪

2017-04-13 11:17:41 | Weblog
昨日は、ナオミさんチヒロさんも参加して下さって、2月のクラス開講以来1回もお休み無しのヤスコと3人…
バー・レッスン。
1番ポジシオンから5番ポジシオンまでドゥミ・プリエとグラン・プリエにカンブレ、最後に5番ドゥミ・ポワントでポゼ。
ん…、おりょ…、ナオミさん、なかなかバーから手を離せないわねぇぇ…。
それはなぜかと言いますとですね…。
肋骨が持ち上がって肩甲骨のあたりが縮んでいる。
骨盤が前傾してウエストの後ろ、つまり腰椎のあたりが縮んでいる。
が原因で、5番ドゥミ・ポワントした前側の足の爪先の上に重心が置かれていない。
というわけで、重心が後ろに引かれているから安定したルルヴェが出来ないわけなのよ
はい、修正しますから、5番ドゥミ・ポワントで立ってみて…。
骨盤の位置と角度→肋骨の位置→重心の位置、とちょっとずつ修正してあげる。
左右の骨盤を結ぶ線よりもアンダー・バストが前に位置するように。
はい、バーから手を離して……、アン・オーにしてみて……。
「…… ……ぜんぜんグラグラしなぁい 楽に立ってられる
でしょぉ…
トルソーの正しいカタチが守られていて、重心を正しい位置においているからね
バー・レッスンの中盤、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの最後にルティレでポゼ。
そこもね…、
右脚ポワン・タンジュ・デリエールでカンブレ・アン・ナリエールをしたら、
上体を起こしたときに肋骨を下して、左右の骨盤の高さを揃える
左右の骨盤を結ぶ線よりもアンダー・バストが前
重心は軸脚のカカトではなく土踏まずの上に
骨盤の高さをかえないように気を付けて、右脚の内腿を引き上げる
…と、トルソーと脚の関係を整えていくと…。
ほれ…
「…… あ゛…、ず~っと立ってられる…
んふふ~…、でしょぉ…
ん~、なぁんだかみんな、“胸を張る”とか“真っ直ぐに”とかを勘違いしてるみたいだねぇ…
ちょっとだけ、説明しちゃおっかなぁぁ…
まず、力を抜いて仰向けに寝てみて…。
ウエストの後ろ、腰椎のところには手のひらが入る程度の隙間しかないよね。
肋骨が開いて持ち上がったり、腰椎の隙間が握りこぶしを立てても入るくらいに大きくなったりはしてないでしょ
仰向けに寝たときの自然な姿勢を立ったときにも守ること。
仰向けに寝たときの、肋骨の一番下と腰骨の距離と位置関係を覚えて、立った時にもそれを守ること。
つぎに、“真っ直ぐ”っていうのはね…、
カカトから垂直方向に上、ではありません
立ち姿を横から見た場合、
頭の天辺→耳の穴→肩→骨盤の側面の真ん中→と通って下に伸びる線が土踏まずの真ん中に届きます
これが“真っ直ぐな”正しい姿勢。
慣れないと、少~し前傾しているように感じるかもしれないね。
さらにつぎ、“上に引き上げて”と注意されるときの“上”というのは
カカトから垂直方向に上、でもなければ、頭の天辺から垂直方向に上、でもありません
自分の鼻の先っぽとアゴを結ぶ線、この線は斜めになっているでしょ。
その線を上へ上へと延長していく、それが“上に”です。
まとめると、
姿勢の“真っ直ぐ”は、重心が土踏まずの上にあり、コントロールの方向としての“上に”は前方斜め上方向
です。
もちろん、どちらの場合も体幹、とくにお腹の筋肉が強くないと、しっかり支えられないわね
ということで、5月3日5日12:00~『ストレッチ&バーレッスン入門』のクラスでは、体幹を支える筋肉を強くするためのエクササイズをする予定です
興味があったら是非、参加してね
コメント
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