アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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上野へ…♪

2017-11-08 14:44:46 | Weblog
昨日は立冬でしたが、冬の始まりの日とは思えない小春日和の好いお天気でしたね
午後から上野に出掛けました。
国立博物館で開催中の運慶展を見るためです。
公園口から文化会館と西洋美術館の間を歩いて噴水広場へ。
明るい陽射しの中をのんびり歩いていると、紅葉が進んでいるのが分かります。

               

私、完全に黄葉した銀杏が大好きなんです
陽光を浴びて輝くような黄葉がトパーズのような、インペリアル・トパーズのような印象でうっとり見惚れてしまいます。

               
本館前の大きな木も紅葉がかなり進んでいました。
運慶展を開催中の平成館は30分待ちの入場規制中
あの列に並んで30分も待つのかぁ…、さてどうしようかねぇ…と同行のメグちゃんと木の下のベンチに座ってしばしお喋り。

               

オレンジ色に紅葉した大木は“ユリの木”でした。
少し時間をおいてから戻って来ましょうかね、と不忍の池のほうへ足を向けました。

               

春には満開の花で楽しませてくれる桜も今は紅葉して、午後の光を受けている様もまたキレイですね。
弁天さまにご挨拶したあと清水堂に上がって“月の松”越しに弁天堂を眺めたり…。
のんびり歩いて先週オープンした“上野フロンティアタワー”にも行ってきましたよ
そうして戻った平成館では待つことなく入館出来て、目当ての展示を鑑賞しました。
とにかく素晴らしかった
毘沙門天の立像を見ていてふと思ったんですよねぇ。
「びしゃもんさま、ナイスボディじゃなぁぁ…、ナイスなプロポーションじゃなぁぁ…
あの時代に外国人男性モデルなんているわけがない。
日本人体型とはバランスが違うあのプロポーション。
どうやってあの美しい比率を導き出せたんだろう…
おそらく、運慶の想像の裡で、イメージしたなかでもっとも美しいと感じたプロポーションなんでしょう。
上手く言葉に出来ないんだけど、運慶が“これこそ”と看破した絶対のプロポーション。
「きっと、下りて来たんでしょうねぇ…イメージの中に…」
メグちゃんも同じように感じていたみたいだった。
そんな美しい仏像たちに交じって異色の一点。
子犬
その愛らしいこと
ガラスケースに収まっていなければ、手を伸ばしてよしよしと撫でたいくらい。
木彫なのに、子犬の柔らかさや暖かさが感じられるような気がしました。
本当に、豊かな午後を過ごすことが出来ました
コメント
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