アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

刺さっちまった…♪

2017-11-17 10:06:16 | Weblog
朝の家事を片付けながらテレビを点けたら、小泉進次郎議員を採りあげていた。
彼はなぜあんなに演説が上手いのか、というようなことだったね
小泉議員が各地で行った応援演説のVTRも紹介された。
本当に上手いよねぇ…。
2009年、初出馬のときは自民党に逆風が吹きまくっていた時期で、演説を聞きに足を停めてくれる人がいなかったという経験談も。
確かにそのときのVTRを見ると、細身の好青年がどことなく頼りなげな風情で立っていた。
それがなぜいま、あれほどの演説巧者になったのか…。
その大きな要因が落語なんですって。
親交が深いという噺家の柳家さん喬師匠がインタヴューに応じていた。
その、さん喬師匠の言葉にはっと手を停めてしまった…。
噺家は上手も下手もなかりけり行く先々の水に合わねば
…………
…っっったぁぁ……、刺さっちゃったよぉぉ……
師匠は、自分の芸をああだこうだと一人で言ってたって、お客さまに楽しんで頂けなければ意味がない、というようなことをおっしゃっていた。
あぁ、そうか…と胸の内でかたちになりはじめたものがある。
うん、そうだね…
バレエ教師として、こんなキャリアがあります、こんな舞台で活躍してきました、こんな作品を作ってきました…といくら主張したところでさ…。
毎回のレッスンに参加して下さって、いま目の前にいる生徒さんのためのレッスンを構成できなければ意味がない。
通り一辺の教則本通りのレッスンをしていてもダメなんだな。
右から説明して理解出来ない人がいたら左から説明してみる。
それでも分からなければ後ろから説明してみるか…。
それでも分からないのなら…、えぇい、真上からいくか…。
師匠が引き合いに出された言葉の後半、“行く先々の水にあわねば”て、
合わせる工夫をせよ
ってことなんじゃないかなぁ…
生徒さんひとりひとり、みんな目的も目標も意欲も違う。
その違いに応じた教え方を模索せよってことなんじゃないかなぁ…。
というようなことを、朝からずっと考えております
昨日のポワント・レッスンのことを書こうと思ってたのに、ごめん
コメント
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