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バレエの基本の基の《基》かな その2…♪

2021-06-15 08:42:27 | Weblog
前回は足のポジシオンとか立ち方などについてお話しましたが、バレエを始めた早々に習得しておくほうがいいことがもう一つあります。
それは腕のポジシオンやポール・ドゥ・ブラ(=腕の動き)のことです。
入門レヴェル~初級レヴェルではバー・レッスンのときにポール・ドゥ・ブラを伴うことはあまりしませんし、センター・レッスンでも大抵はア・ラ・スゴンドで行います。初級の上レヴェルくらいから様々にポール・ドゥ・ブラを組み合わせてアンシェヌマンを行うようになります。
ですから初期のうちにアームスのポジシオンも覚えてしまうといいですね。
それでは始めましょう
アン・バ
まず身体の前で両手の平をくっつけて下に下ろします→その位置で手の平を離し、指先を10cmほど離します→両手の平&肘の内側の窪みが向き合っていますね。
肩先から肘を通って手首、指先までのアウトラインで大きな楕円形を描きます、それは大きな美しい楕円形の額縁を身体の前に下から支えているイメージ、これがアン・バのポジシオンです。
アン・ナヴァン
アン・バの腕が描く楕円形のアウトラインを崩さずに、トップバストの高さまで引き上げましょう。
美しくお料理が盛り付けられた楕円形のお皿を胸の前で支えているイメージです。
両手の平と肘の内側の窪みはちゃんと向き合っているはず、これがアン・ナヴァンのポジシオンです。
アン・オー
アン・ナヴァンからさらに両腕を引き上げて、肩よりも少し前で止めましょう。
左右それぞれの肩と顎の間に大きなリンゴ を置いて、そのリンゴを潰さないように大きな楕円を描くとイメージするといいでしょう。自分の顔周りに大きな美しい楕円形の額縁がある、とイメージしてもいいですね。
両手の平と肘の内側の窪みはこのポジシオンでも向き合っています。
これがアン・オーのポジシオンです。
ア・ラ・スゴンド
まず、アン・ナヴァンのポジシオンをとってください→アン・ナヴァンの腕のアウトラインと高さを変えることなく左右に開いていきます、そして中指の先がトップバストの延長上に位置するところで止めましょう。
このポジシオンでは手の平と肘の窪みは正面に向けなければなりません。
肘が折れて下がったり手首が折れて手先が下向きに垂れ下がったりしてはいけません。
これがア・ラ・スゴンドのポジシオンです。
バー・レッスンからセンター・レッスンまでもっとも基本となるのがこの4つのポジシオンです。
メソッドによって高さや角度に若干の違いはありますし呼称も違ったりしますが、基本の《基》のポジシオンとしてご理解くださいね。
あとはアン・ナヴァンとアン・オーの組み合わせであったり、ア・ラ・スゴンドとアン・ナヴァンあるいはアン・オーとの組み合わせであったり、そのアレンジであったりです
そしてレッスンを重ねるにつれて分かることですが、アラベスクのときにはこのアームス、ピルエットのときにはこのアームスとほぼ決まっているものもあります。
そのことはまたいずれ、ね
コメント
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