人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

大反省・・・ガイトナー刑事告発ニュースは2010年1月の映像

2012-03-06 11:04:00 | 時事/金融危機
 

■ ネットを疑え!!、 「人力でGO」を疑え ■

「人力でGO」は妄想系ブログですが、
やはり間違いは訂正しなければなりません。

3月4日の記事の中で、AIGの救済に絡んで
ガイトナー財務長官が刑事告発されるかもしれないという
FOXニュースの画像を添付しましたが、
そのニュース画像は2010年1月にネットにアップされたものだそうです。

「日本から世界復興のモデルを!貧乏も金持ちも一緒やで!日本破綻させません!」さん
「ガイトナー逮捕ニュース よく見ましょう これは2010年の動画です。」

http://ameblo.jp/fxasenshon1223/entry-11184184561.html

ここに訂正して、お詫びいたします。

「かくもネットはデマだらけ」なんて昨日書きながら、
自分がデマの発信源になっていました。
大いに反省して、妄想の日々に邁進してゆく所存でございます。

今後とも、話半分でお付き合い下さい。





反原発デマには気を付けろ・・・善意の暴力

2012-03-05 06:47:00 | 福島原発事故
 

■ 柏市など東葛地区の乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」。検査医師は子どもの避難を勧告 ■

阿修羅を見ていたらこんな記事を見つけました。
誤解の無い様に全文引用させていただきます。

柏市など東葛地区の乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」。検査医師は子どもの避難を勧告

http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/558.html

<引用開始>

柏市など東葛地区の乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ異常」。検査医師は子どもの避難を勧告
【ただちに危険だ! 原発通信】№43

2012.3.11「100万人デモ」でただちに全原発廃炉だ!


これを書いているぼくの身体中に悪寒と鳥肌がたっている。こうなるのでは、と危惧していたことではある。だが、いざこういった厳然としたデータが明らかとなると、つまり現実のものとなると、その恐怖心は「危惧」と比較にならないほど大きい。しかもその「恐怖の現実」は始まったばかりなのだ。

チェルノブイリ周辺の子どもたちに起きたことが、フクシマで起こらないわけがない。柏市など東葛地域は高濃度汚染地帯だ。この辺りは日本のベラルーシであり、ウクライナではないか。


この検査結果を発表したのは、「放射能健康相談.com」で、ホームページには3名の監修医と賛同人として肥田舜太郎(被爆医師)氏の名が掲載されている。


末梢血リンパ球異常が見つかったのは、放射能被曝を心配して来院した人のうち61名の血液検査結果によるもの。そのなかの高線量地域である東葛地域の人は26名で、この地域のなかから零歳児から幼児16名のうち8名、小学生2名のうち1名が「異常」だった。なお中学生から大人8名は異常はなく、その他の地域35名からも異常は出ていない。


その「異常」の子ども8名は「柏4歳 柏2歳 三郷2歳 柏2歳 草加4歳(骨髄球も+) 江戸川1歳 台東7歳 野田2歳(異型リンパは無いがリンパ球数10000以上)」となっており、放射線被曝との関連はきわめて濃厚である。


また、「東京近郊の高汚染地域に住み続ける子供たちから、将来健康被害が高率に出る事を心配しています」「親に意見を求められた時には、避難を進めています」と、同ホームページには記されている。


なお、被曝の医療検査のなかで、末梢血リンパ球の分析は細胞遺伝学的に最も有効な手段である。


●放射能健康相談.com 診察室より

▶詳細は「秋場龍一のねごと」をご覧ください。
http://akiba1.blogspot.com/2012/03/8.html

<引用終わり>


■ リンパ球数の正常値は,成人で1000〜4800/μL;2歳未満の小児で3000〜9500/μLである ■

「リンパ球数の異常」が問題なのですから、
正常値がどの位なのか気になる所です。

リンパ球数の正常値は,

成人で1000〜4800/μL;
2歳未満の小児で3000〜9500/μL
6歳で正常値の下限は1500/μL

記事では「異常」の数値を「10000以上」としている様です。

■ リンパ球は風邪などをひくと増える ■

リンパ球は風邪など感染症に掛かると増えます。
大人でも風邪をひいた時に病院で(不必要な)血液検査をしますが、
その時、白血球やリンパ球の数が増えていて驚きます。

「ウァー、俺って白血病じゃないか」と不安にありますが、
白血球数やリンパ級数(白血球数のうちの20~40%)が増えるのは
ウィルスの侵入に対する体の正常な免疫反応です。

個人差はありませすが2歳児以下ではリンパ球数の基準値は3000~9500であり、
10000を超えたからといって、別に心配には及びません。
風邪を引いたりしてリンパ級数が増大している可能性が高いのです。

又、アレルギーを持っているとリンパ球数は高めになります。

■ このデータの信憑性はどの程度あるのだろうか? ■

今回の記事の出所がは検査医師の方の様です。

放射能健康相談.com 診察室より No.12012年3月4日 発行
http://www.houshanousoudan.com/extra/no1

サンプル数は60と少ないのですが、
このデータだけを見ると、ホットスポットで幼児のリンパ球数が
優位に上昇している様に見えます。

しかし、このデータでは「異常」とされた幼児のリンパ球数が
どの位の値を示していたのか不明です。


(訂正)

このデータからはホットスポットと呼ばれる地域での
「異型リンパ球」が、他の地域に比べ有意に多い事が分かります。

「異型リンパ球」は感染症やアレルギー、自己免疫疾患によって増大います。

(訂正終わり)

「首都圏で放射能の被曝を心配され、来院した」方のお子さんが完全に健康だったのか、
それとも体調に不安を訴えたので親が病院に連れて行ったのかが不明です。

「結膜炎、副鼻腔炎、皮膚炎で悩んでいる人がやや多く」と書かれているので、
アレルギー疾患を持った子供達が多いように思われます。
アレルギーを持っていれば、当然リンパ球数は高くなります。

この様に元になるデータのサンプルが少なく、
その選択がランダムなのか、不調を訴えての来院なのかも判断出来ない資料で
「放射線によりリンパ球数異常」が発生したとは判断しがたいものがあります。

仮にも医療に携わる方が、こういった「不安を煽る」情報をたれ流すのは
如何なものかと私は疑問も思います。


■ 放射線は免疫を活性化するので、リンパ球が増えてもおかしくない ■

今回は大人の異常者が見当たらないので、
幼児に対して10000を基準として「異常」とした事に問題がありそうです。

柏や葛飾付近の所謂「ホットスポット」程度の放射線が
人体に影響を与えるとも想像し難いのですが、
低線量率の放射線は免疫系を活性化しますので、
ある程度の量を超える放射線を浴びると、リンパ球などが増加します。

しかしこれは正常な免疫反応であり、
活性酸素の増加によって増加するDNA異常細胞を除去する反応です。
多分、放射線でなくてもジョギングなどで活性酸素が増えても
リンパ球は増大します。

https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/3045/1/p135.pdf

要は低線量率の放射線は、ジョギングと同様に活性酸素を増大させ、
その結果、NK細胞など免疫系を刺激して、健康を促進するのです。


但し、その結果、アレルギー反応が高まる事も否定は出来ません。


■ 「無知な善意」は「暴力」に繋がる ■

ネットで無責任な情報をたれ流している私が言うのも何ですが、
「無知な善意」は「暴力」にも等しい事を理解する必要があります。

今回の記事をネットで拡散させている多くの「善良」な人々が、
ちょっと調べれば分かる、「リンパ球数の正常値」すら調べない事を腹立たしく思います。

彼らは「自分たちは専門でないから」言うのでしょうが、
それによって「不安を覚える人」が大勢居る事に思い及ばないのでしょう。

■ ネットを疑え ■

本日の記事は不確実な情報で「金融危機が来る」と煽っている
自分自身への戒めでもあります。

ネットの情報はかくも「いい加減」なものであり、
基本的に「疑いの目」を持って、その情報を見る事が重要です。
そして、自分なりに幾つかの情報に目を通す事が大事なのだと思います。

ですから、皆さん、私のブログも十分に疑って読んで下さい。


<追記>
ご指摘を頂いたので追記いたします。

阿修羅が引用する記事では「リンパ球異常」が「異型リンパ球」とい判別できませんが、
「放射能健康相談.com 」さんのページでは1人を除いて
「異型リンパ球」であると読み取る事が出来ます。

他人の批判をしておいて、自分が間違えていました。


「異型リンパ球」も、感染症やアレルギー、自己免疫疾患などで発生します。
ですから、「異型リンパ球」が認められるからといって、
即、「放射線の影響」と断言する事は出来ません。

60人などという少ないサンプルでは無く、
無差別に抽出した、もっと数の多いサンプルでの結果を知りたくなります。

さらに、感染症の影響を排除する為には、
一回の計測では無く。複数化の計測が必要かと思います・

いずれにしても、ホットスポットと言われる柏などの放射線レベルで、
免疫系に変化が現れるとも思えないのですが・・・。
(これは主観です)

狂った世界・・・FRBの不実が明らかになるのか?

2012-03-04 10:30:00 | 時事/金融危機
 

下記の記事には大きな間違いがあります。
アメリカのマネタリーベースにはFRBの銀行融資は含まれません。
さらにFRBの銀行への貸し出し16兆ドルは
1年間に短期融資で複数回融資「ノベ」の貸し出し量で、
実質は1兆ドル程度だそうです。
さらに、これらの資金はきちんと返済されている様です。

不確かな情報を拡散してしまった事を、お詫びいたします。
 




<訂正>

アメリカのマネタリーベースの増加を調べたら、
しっかり増えていました。
「FRBの16兆ドルはマネタリーベースに反映されている・・・不正融資とは言いがたいのだけど」 2011.03.08人力でGO



<訂正>

記事後半にFOXニュースの動画で
ガイトナー財務長官がAIG支援に関する不正で
刑事訴追されるかも知れないとの情報を掲載しました、
この映像は2010年1月7日にネットにアップされたものでした。
訂正して、お詫びいたします。 


■ リーマンショック後FRBは16兆ドルもの無利子融資を行っていた ■

にわかには信じられない話が世の中にはあるものです。

その一つが、リーマンショック後にFRBが
16兆ドルもの巨額融資を内外の銀行に実施していたというニュース。

米下院でロン・ポール議員らが要求したFRBの査察で明らかになったもので、
報告書も議会に正式に提出されています。

出来るだけ詳細が分かった方が良いので、
詳しいブログの内容を貼り付けさせて頂きます。

「DebtNet通信 」さんより
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/debtnet/2011/vol8_22.htm

<引用開始>

米GAOの監査はFRBによる16兆ドルの銀行救済融資を暴

2011年9月
北沢洋子
 米国の「政府監査院(GAO)」は、独立した機関であり、議会の中に置かれ、議会の要請にもとづいて、連邦政府の税金の使途を監査し、その結果を議会に報告する。私は、ジュビリー・キャンペーンの時、GAOから「日本の債務帳消しについての資料を欲しい」というメールを送られたことがある。

 これまで、数ヵ月にわたって、GAOが、「Ron Paul-Allan Grayson修正法」にもとづいて、日銀に相当する「米連邦制度理事会(FRB)」の監査を行なってきた。Ron Paul-Allan Grayson 修正法とは、2010年7月に採択された、「ウオール街の改革と消費者保護を目指すDodd-Frank 法」についての修正法で、とくにFRBの融資に関する調査をめざしたものである。すべて、これら法案は提出した議員の名を冠している。
 GAOに対して、FRBの監査を提起したのは、共和党のJim DeMint と無所属のBernie Sanders上院議員であった。しかし、議論の中で、要請文の文言は薄められ、FBRの完全な監査とまでいかなかった。とくに、証人として出席したFRBのバーナンキー議長やグリーンスパン前議長、それに大銀行の頭取たちが、監査にはげしく反対し、「監査結果は金融市場にマイナスになる」と嘘を並べ立て、議員たちを混乱させた。
 いずれにせよ、FRBに対する監査は行なわれた。これは、FRB100年の歴史の中で、初めてのことだった。監査の全文は、Sanders 議員のウエッブサイトに載っている。
監査の結果は驚くべきものだった。2007年12月から2010年6月の間に、FRBが大銀行、大企業、政府に対して、16兆ドルにのぼる天文学的な救済融資(Bail-Out) を秘密裡に行なってきた。それは米国に限らず、フランス、スコットランドなどあらゆる地域にわたっている。しかもこれは、利子がゼロという融資の形をとっていた。しかも、これまで、返済したものはいない。
 FRBが、なぜこのような16兆ドルにのぼる融資を、メディアばかりでなく、議会に対してまで秘密にしてきたかというと、一般のアメリカ人が職を探すのに苦労しているのに、FRBが外国の銀行に無利子で救済融資をしているとわかれば、怒り狂うことは必定だった。
 16兆ドルという数字を考えてみよう。米国のGDPは、14.12兆ドルである。200年にわたる米政府の債務総額は、14.5兆ドルである。現在、議会でホットな議論をしている年次予算は3.5兆ドル、そして問題の債務は1.5兆ドルにすぎない。
 2008年末「TARP Bail Out Bill(紛争資産救済プログラム法)」が制定され、破産した銀行や企業に8,000億ドルの救済融資が行われた、と発表された。
 これは真っ赤な嘘だった。なぜなら、ゴールドマン・サックス一社だけで、FRBから8,140億ドルの融資を受けている。FRBは、シティ・グループに2.5兆ドルを融資しており、モルガン・スタンレイは2.04兆ドルを受取っている。スコットランド銀行とドイッチェ銀行合わせて、1兆ドルを受取っている。これらを総計すると、16兆ドルにのぼる。
 Sanders 議員は「これは金持ちのために社会主義だ」と述べている。
 保守的なJim DeJint(共和党・ノースカロライナ州選出)やRon Paul(共和党・テキサス州選出)と、社会主義派を自称する Bernie Sanders議員などが一致してFRBと戦っている。下院では、すべての共和党議員と進歩的なDennis Kucinich 議員などが共同でFRBを監査する法案を提案した。これには、右も左もないことが判るだろう。

資料
Citigroup 2.5兆ドル
Morgan Stanley 2.04兆ドル
Merrill Lynch 1.949兆ドル
Bank of America 1.344兆ドル
Barclays PLC 8、680億ドル
Bear Sterns 8,530億ドル
Goldman Sacks 8,140億ドル
Royal bank of Scotland 5,410億ドル(英国)
JP Morgan Chase 3,910億ドル
Deutsche bank 3,540億ドル(ドイツ)
UBS 2,870億ドル(スイス)
Credit Suisse2,620億ドル(スイス)
Lehman Brothers 1,830億ドル
Bank of Scotland 1,810億ドル(英国)
BNP Paribas 1,750億ドル (フランス

<引用終わり>

■ 米議会が大もめして7000億ドルのTARPを可決した裏で、16倍の融資が実施されていた ■

アメリカ議会はリーマンショックの直後に、
銀行を救済する資金を拠出するか否かで、
国家を二分する様な激論を戦わせました。

最後は母親の葬儀に参列していた議員を、
特別機でワシントンに連れ帰って投票させ、
その結果1票差で、7000億ドルの銀行支援が決定するという
まさに「茶番劇」演出しました。

ところが、その裏で議会承認を必要としないFRBによる無利子融資が
16兆ドル規模で実施されていたというのですから、驚きを隠せません。

■ ドルは何故紙切れにならないのか ■

リーマンショック後、世界の銀行が連鎖破綻しない事が私には疑問でしたが、
これだけ巨額の無利子融資を受ければ、ひとまず破綻は食い止められます。

ところでFRBが16兆ドルも勝手にばら撒けば、
FRBのバランスシートは負債が膨れ上がるはずです。
16兆ドルの融資によってFRBは債務超過に陥る恐れがあるのではないでしょか?

■ 15兆ドルを詐し取ったFRB ■

私がこ事件を記事にしかねていたのは、
16兆ドルの出所がいまひとつはっきりしなかったからです。
後日になって、調査報告書は間違いだったと覆る事を心配していました。

しかしここに来て、イギリス議会の興味深い情報が流れています。

「FRB15兆ドル横領詐欺暴かれる!イギリス議会での証言ビデオ-英国HSBC・サッスーン財閥が崩壊する日」 (News US 2012年03月03日 12:42)
http://www.news-us.jp/article/255325902.html



<抜粋>

きっかけは、2009年4月と5月に、英国HSBCに断続的に数兆ドル単位の金額が送金され、
その総額は15兆ドルにも上り、その後ロイヤルバンク・オブ・スコットランドに
再度送金されたとされていることから始まります。

我々はこの途方もない金額がどこから来たのか、調査する必要がありました。

私はこのお金がどこで作られ、どこから来たのかという事を長きに渡り調査してきました。
その結果、このお金はヨハネス・リヤディという
世界で最も裕福であると主張する人間の財産であると分かりました。
私は実際に、彼が所有するある銀行口座の36兆ドルの預金残高を確認しました。

巨額のお金が、数年にわたりドルを支えるために
リヤディ氏合意のもと、米財務省によって持ち出されたのです。

<抜粋終了>

15兆ドルとか、36兆ドルとか、アメリカの連邦予算を超える様な金額が
はたして個人が所有できうる金額なのか理解に苦しみますが、
もしこれが本当であるならば、FRBの16兆ドルの出所が明らかになります。

■ イタリアの偽米国債事件 ■



先日イタリアで6兆ドルの偽米国債が押収された事件をご存知の方も多いでしょう。
米国債が電子化されて管理されているという情報もあるので、
紙の米国債がはたしてニセモノなのかホンモノなのかは
私には判断は出来ません。

しかし、先の15兆ドルの米国債詐欺疑惑にもある様に、
世界には巨額な米国債が存在している可能性は否定出来ません。

この事件も非常に象徴的事件で、
何故この時期に、6兆ドルもの偽米国債をスイスに運ぶ必要があるのか考えれば、
この米国債を一概にニセモノと断定して良いのか判断に苦しみます。

■ ガイトナーが刑事告発される可能性があると指摘するFOXテレビ ■

この映像は2010年1月7日の物と判明しました。
お詫びいたします。


どうも、FRB周辺がキナクサイのですが、
ガイトナーが刑事告発される恐れがあるとFOVTVが伝えています。

[[youtube:A6X6S9qiL-s]]

リーマンショックの時にAIGを救済する為に米政府は巨額の資金を投入しました。
AIGの損失は、CDSの支払い義務によって発生してものですが、
このCDSの支払いを受けたのがゴールドマン・サックスでした。

AIGの支援に対して、当時NY連銀議長だったガイトナーが、
不正な取引を示唆したというのが、刑事告訴に相当するという報道の様です。

しかし、現職の財務長官と、中央銀行の疑惑が報道されるとは、
アメリカの金融界もいよいよ、正念場を迎えつつあるのかも知れません。

尤も、FOXテレはロックフェラーのTV局ですから、
「窮鼠猫を噛む」とばかりに、ロスチャ組のゴールドマンとガイトナーに
喧嘩を吹っかけているだけなのかも知れません。

ここら辺の裏情報に関してはベンジャミン・フルフォード氏が盛んにリークしている様ですが、
金融危機を仕掛けたフェラ組、チャ組、一部欧州貴族やバチカンの大粛清が始まったという
彼の説をにわかに信じるのもいささか危険に思われます。


■ CDS爆弾には依然として警戒が必要 ■

報道的にはギリシャのデフォルトで発生するCDSの支払い額は、
32億ドルと、非常に少ない金額に圧縮された様です。

しかし、CDSの取引は、簿外で行われる為、その実態は把握しずらい様です。

ギリシャのデフォルトが3月末に発生するとの予測もありますし、、
世界の金融は現在非常に不安定な状態にある事に変わりありません。


サウジアラビアのパイプライン爆破報道など、
不可解な情報が飛び交う様になった市場は要注意です。
市場が完全に崩壊する前に、荒稼ぎしようとする輩も出てくるでしょう。

ゴールドマンの幹部が逃げ出しているという情報も気になります。

妙にお気楽ムードの裏で、大きな崩壊が迫っているのかも知れません。






世界が熱狂するバーチャルアイドル・・・「初音ミク」が切り開く未来

2012-03-03 13:19:00 | アニメ
 

■ 「初音ミク」ってご存知ですか ■


[[youtube:WzYssX-CcSY]]


「初音ミク」と言っても多くの方はご存知無いでしょう。
「オタク」を自認する私も、キャラクターこそ知っていますが、
「音ゲー」なるものが、どうやって遊ぶものか皆目分かりません。

・・・というか、白状すると私ゲーム嫌いなんです。
根気が無いので、1回2回プレーして上手く行かないと
早くも投げ出してしまいます。

だいたい、人の決めたルールの上で遊ぶ事が気に入らない。
会社のルールも気に入らない、社会のルールも気に入らない・・・
あれ?これって社会人失格では無いですか・・。

思わず熱くなってしまいました。
話がソレてしまいました。「初音ミク」の話でした・・・。

先日、スポーツジムのランニングマシンで走っている時、
マシンに付いているTVを何気無く見ていたら
NHKで「初音ミク」のロサンゼルス・コンサートの話題を放送していました。

エー?「音ゲー」のキャラクターがどうやってコンサートなんて開くの?
まさか着グルミが出てきて歌うのか??
そんな「セーラームーン・ショー」みたいなのでアメリカ人は喜ぶのか?

興味深々でTVを見ていたら、ステージに据付られているのは
大型のリアプロジェクション・スクリーンの様です。
CGの映像と歌に合わせて、なんとナマのバンドが演奏しています。

そして、ロスアンゼルスのオタク達が大勢、
日本語の歌に合わせてペンライトを振っているではないですか?

人生46年間生きてきて、何度か驚く光景を目にしましたが、
この光景にはビックリだぁー。
人間止めようかと思っちゃった・・・・。

■ 合成音声技術の粋を集た「初音ミク」 ■

しかし「初音ミク」って結構上手に歌うのでビックリ!!
はじめは、映像に合わせてアニソン歌手が裏で歌っているのかと思いましたが、
番組の中で「合成音声」による歌だと解説されていました。

合成音声って、あれだよな、タドタドシイ日本語を話すやつ・・・。
そういう認識はもう古い様です。
「初音ミク」の合成音声技術は、
日本語の発音と発音の間にある変化に着目した技術だそうです。

「オハヨウ」は単純に4つの音で合成すると不自然になります。
それを「オ」「ゥ」「ハァ」「ァ」「ヨォ」「ゥウ」(適当ですが)の様に
発音と発音の間の変化まで、音声化して組み合わせると
自然な発音に聞こえるというのです。

この様に「発音」から「発音」の組み合わせを500パターンくらいプログラミングして
歌詞を文字の単なる打ち込みから、「発音の変化の配列」に組み替え、
さらに音程の上下による変化のパターンを組み込むと、
「自然な歌」を合成音声で歌わせる事が出来るのだそうです。

ビックリだぁー!!

■ 最新技術をオタク文化に投入する日本人 ■

番組では合成音声技術の利用方法として、
咽頭ガンで声帯を無くした人の会話補助への活用や、
筋力が低下して会話を出来なくなる難病の患者の
意思疎通ツールへの活用が紹介されていました。

先端技術の活用としてはそちらの方が正統とは思うのですが、
オタク文化に投入して、これだけの支持を集めてしまう所が日本らしい。
いえ、むしろ日本の産業の未来を予見しているようです。

■ バーチャルアイドルの歴史は失敗の歴史 ■

実は「初音ミク」以前にもバーチャルアイドルの試みは存在しました。



「伊達杏子」は1996年にホリプロがデビュー?させたバーチャルアイドルです。
3DのCG技術が目覚しく進歩してきた時期で、
実際の人間に近いビジュアルを与えて、
将来的に現実のアイドルとして育てようとしました。

しかし「伊達杏子」さんは私個人としてはどうも「キモチワルイ」。
「カワイ」くないというか、感情移入出来ないというか・・・
なまじ現実の人間に似ているだけに、
本能的にニセモノを受け入れないのかも知れません。

ホリプロ的には、様々なメディアへの露出で知名度を上げていって、
将来的には、コマーシャルなどもこなす「タレント」に育て上げるつもりだったのですが
この試みは見事に失敗します。

■ 2Dに徹した「Chappie」(チャッピー) ■



一方、徹底して2Dでシンプル化した
バーチャルアイドル(クラクター)もデビューします。

京都のデザイナー集団「グルーヴィジョンズ」が作り出した「Chappie」です。
「チャッピー」のキャラクターと商品企画やCMをタイアップさせて、
世の中に「浸透」させてゆく試みが為されました。

ちょうどその頃、「Post Pet」というピンクのクマが、
メール配達キャラクターという本来の使用目的から飛び出して、
独立したキャラクターとして活躍していた時代でしたので、
チャッピーも広告などでその姿を見る事が出来ました。

「Chappie」のデビューは1994年。
「着せ替えキャラクター」という位置付けでしたが、
CDを発売するなど、アイドル的な戦略も取られています。

「現代アート」の手法としては意欲的な「Chappie」ですが、
アイドルとして成功したかと言えば、答えはNoとなるのでしょう。

■ キャラクターに情緒を感じるられるか=萌えられるか ■



「萌え」と言う言葉は遣い古されて、擦り切れていますが、
これに変わる言葉はなかなか発明されません。

バーチャル・アイドルが成功するかどうかは、
「萌え」を感じられるかどうかに掛かっていると私は考えます。

「萌え」という感情を文字化するのは難しいのですが、
「対象物に自分の情緒を投影して、心がホッコリする感じ」と私は捉えています。
本来、ヌイグルミやペットなどに人が感じる感情に近いものがあるかも知れません。
「感情の交換が成立しない対象に、擬似的な人格を与えて、空想の中で交流する」行為かもしれません。

例えば「Post Pet」はしっかり「萌え」の対象になりますが、
「伊達杏子」に「萌える」人はちょっとアブナイ人・・・そんな感じです。

「Post Pet]は元がヌイグルミですから「萌え」の対象になり易いのです。
「ヌイグルミ」に話しかける行為は、子供のみならず大人の女性も良くやります。

一方、リアルが売り物の「伊達杏子」は、
どうしても反応にナマっぽさが付きまといます。
そうなると、バーチャルである事がむしろマイナスに働き、
リアルなアイドルに憧れる方が、合理的な行為に感じられます。

さて、「初音ミク」はどうかと言えば、
これは完全にアニメキャラクターの延長線上にあります。
ジャンルが「音ゲー」というだけで、
多くのファンはそのキャラクターに「萌え」を感じているのでしょう。

兼ねてから「歌って踊る」アニメキャラクターは沢山存在しました。
「ミンキーモモ」などが代表例で、それなりの需要もありました。
しかし「初音ミク」は、ユーザーの入力に従って歌って踊ってくれる、
まさに、オーダーメードのアイドルという強みを持っています。

そして、志を同じくする多くのファンが優れた曲を提供するという仲間意識も手伝って、
日本人のみならず、海外にまで多くのファンを獲得したのでしょう。

■ AKB48はリアル版「初音ミク」? ■

「初音ミク」の成功の原因の一つに、徹底的なシンプル化もあるかと思います。
「初音ミク」はあまり多くのビジュアルバリエーションを持っていません。
これはキュラクターのイメージをあくまでもステージ上のアイドルに限定する為でしょう。

一昔前のTVに出てくるアイドルは、徹底してアイドルを演じています。
あまり私生活的なイメージを持たせると、アイドルとしてのアイコンは希薄化してしまいます。

これと同様にひたすらアイドルを演じているグループがいます。
AKB48です。
彼女達は制服というコスチュームを身にまとい、
アイコン化に徹している様に思えます。
(グラビアなどでは水着姿やキワドイ姿も披露しますが・・)

前田敦子のドラマが不評なのも
ステージ上の彼女のイメージと乖離した役をファンが望まないからかも知れません。
変な「ナマ」っぽさは、「萌え」の邪魔になるのでしょう。

大島優子の方が、前田敦子よりも演技は上手ですが、
彼女程度の演技ならば、誰でも出来ます。

結局、制服を脱いだ「オニャンコ・クラブ」が、存在を確立できなくなった様に、
制服というアイコンから離れたAKB48も存在理由を失うのでしょう。

■ 「単純化」という日本のお家芸 ■

ちょっと強引かも知れませんが、日本の「萌え」文化は、
浮世絵の時代から続く、「単純化」の文化に強く結び付いているのかも知れません。

根強い人気を誇る「キティーちゃん」もシンプルこの上ないキャラクターです。

アニメキャラクターも、精密な3Dに比べれば、単純な造詣です。
そして設定されている性格も、居たって類形化されています。
要は、高度に記号化が進んでいるのです。

受けて側は、記号化された情報に対して、
約束通りの反応を返しているとも言えます。

歌舞伎の世界にも通じる、「役者と客の間の約束事」が、
アニメキャラとオタクの間にも成立している様に思えます。
この、一種、安定した関係、所謂「お約束」こそが
「萌え」の構造を支えているのかも知れません。

■ 世界に拡大する「お約束」 ■

ロスアンゼルスのコンサートホールで、
CGの「初音ミク」の歌に合わせてペンライトを振るアメリカのオタク達は、
この「お約束」を既に日本人と共有しています。

アメリカだけ出なく、日本アニメを見て育った多くの海外の若者が、
「お約束」によって世界的規模で繋がっています。

これこそ、今後日本に与えられた最大のインフラなのかも知れません。

しかし、このインフラは論理的に解析できるものではありません。
多くの企業が狙って、そして外しています。
「情緒」の数値化は難しく、論理から乖離した所に存在するからです。

「お約束」を共有しない人には理解出来ない世界なのです。

ですから、今後の世界を生き抜こうと思われる方は、
是非アニメを見て、オタクになる必要があります。
これからはオタクしか生き残れないのです・・・・。


と、オタクの自己擁護にしか聞こえない、本日のブログでした・・・。










原子力に関する二重のウソ・・・「バカ」を装うマスコミ

2012-03-02 08:24:00 | 福島原発事故
 


■ TVも新聞も無い生活 ■


先日テレビに八つ当たりして壊してしまったので、
我が家は新年からテレビの無い生活が続いています。
新聞も昨年、読んでいると腹立たしくなるので止めてしまったので、
現在我が家は情報遮断地域です。

子供が学校に行くまでは、天気予報とか占いが見たい様で、
食卓の隅に置かれた携帯でワンセグを見ていますが、
誰かが動くと、映像が止まってしまいます。

なんだかTVが普及した当初の様な暮らしになりましたが、
家の中が静かになるかと思いきや、
息子がヘッドホンをして、何やら変な歌を歌っているので、
むしろ以前よりも騒がしい気もしています。

こうして日々ブログに書くネタがあると言う事は、
TVも新聞も必要が無いという事を改めて思い知らされます。

それでも、女占い師がどうだとか、福山君が誰と付き合っているだとか、
どこかで殺人事件があったとか、
ラジオを聴いていれば、イヤでも耳に入ってきます。

どうも現代社会は情報の押し売り状態の様です。

■ 報道各社は原子炉建屋の破壊状況は知っていた? ■

阿修羅に「地震直後に、福島第一原発では配管断裂が発生していた」との
TVの報道が紹介されていまいした。

福島第一原発 作業員の証言 : 「生蒸気だ! 主蒸気系が壊れている。もうこの原発は終わったな。東電は終わりだ」

http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/482.html

古館一郎を5分以上見ていると不機嫌になるので、
全ては見ていませんが、この報道で気になる点があります。

「マスコミは本当に事実を知らなかったのか?」

福島原発事故直後、マスコミ各社は原発作業員にインタビューをしています。
その中には「一号機の下で作業をしていたら、上から水が降ってきた」
などという証言も3月の事故直後には報道されていました。

原発の報道は、最初から矛盾だらけでしたから、
私は事故直後から、報道は一切信用していませんでした。

ただ、記者会見などで東電の発表する数値に、
真相の断片が隠されていると思い、
それらを検証する事で、原子炉内部がどうなっているのか、
いろいろと妄想していました。

配管破断による冷却材喪失は、最初に疑った事柄です。


原発事故・・・暑い夏が訪れる
2011.03.16 「人力でGO」 より
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110316/archive

福島原発は原子力塩田となったのか?・・・矛盾するデータの意味するもの
2011.03.24 「人力でGO」 より
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110324/archive

しかし、これは私だけが疑ったのでは無く、
普通に考えれば、原発で一番損傷し易い場所が「配管」だという事は、
プラント設計者ならば、誰でも思い当たる事です。

当然、原発設計の技術者や大学の研究者、
そして放送局や新聞の科学部の記者でも当然思い付きます。

報道関係では、原発から非難した作業員の証言が多数取れていたはずです。
彼らは当時から、原発内部が破壊され、
配管やコンクリート片が落下した様を証言していたはずです。

ですから報道各社が、原発内部の状況を知らなかったとはとても思えません。

■ 今になって鬼の首を取った様に報道する姿がキモチ悪い ■

私がテレビを見ていてキモチワルイと感じるのは、
今頃になって鬼の首を取った様に、政府や東電の責任を追求する姿勢です。

政府の政策を批判するならば、事故直後から「配管破断の可能性」や
「SPEEDIの情報隠蔽」を追求すればよいのです。

福島原発直後、被害状況を最も正確に把握し予測していたのは
意外にも2chでした。
「物理板」のやり取りは、専門的で参考になりましたが、
専門家ならば、凡その状況が掴めていた事の裏づけにもなります。

■ 「報道 VS 権力」という虚構 ■

小沢問題にしても、消費税問題にしても、
報道は権力に抵抗している素振りを示します。

しかし、実際には「報道して良い事」しか報道していません。

もう少し突っ込んだ見方をすれば、
「政府に不都合な報道」は、裏を返せば「日本の国益を守る」報道だったりします。
例えば、アメリカにとって都合の良い政権は、メディアによって葬り去られます。

原発事故でも、ほとぼりが冷めた頃に「配管断裂」が報道され、
徐々に「原発は巨大地震で壊れるものだ」という刷り込みをしている様に見えます。

■ 今後解禁されるのは、「放射線は怖くない」という事実 ■

週間ポストが、「反原発のウソ」を報道し始めた様です。
バズビーの詐欺行為にも触れ、とうとう雑誌メディアの中から
「放射線は危険」という常識を疑う報道が現れて来ました。

これは、アドバルーンの様な記事でしょう。
これで、世間の反応を探りながら、
徐々に、大手メディアも「放射線の危険性を疑う」報道に舵を切るかも知れません。

現在、日本にとって最も国益を削ぐのは
「危険でも無い微量に放射線を、危険と煽りたてる事」です。

ただ、事故直後には強制的な処置も必要でしたから、
国もある程度、「放射線は危険」としなければ、非難などの住民が納得しません。
さらに、「放射線は安全」などと国が言ったら、国民は暴動を起したかも知れません。

しかし、現在であるならば、「放射線の真実」が明らかになっても
感情的は反応は起こりにくいと判断したのでしょう。

最初は週刊誌が勝手に報道を始めた体裁を取りながら、
徐々に国民に「放射線の真実」をリークしてゆくのかも知れません。

アメリカに怒られたら、「メディアが勝手に書いている事だ」で逃げられます。

■ キモチワルイけれども効果的な日本の構造 ■

日本人は本音と建前を上手く使い分けます。

欧米人のダブルスタンダードは、
相反する状況を解決しないまま、
立場と状況に応じてAと言ったりBと言い切ってみせますが、
日本人の場合、白黒付けづに両方の立場を両立させます。

これは欧米人からすれば、かなり厄介な民族です。

とりあえず約束は守られているし、
約束も実行されている様に見えるのに、
結果は間逆になったりします。


こうして、政治家とマスコミと官僚が一体となって
日本の利権を守ってきたのでしょう。

ですから報道が本当の事を言わなくても、
別に目くじらを立てる事は無いのです。
それこそ「大人気ない」と行為かも知れません。

しかし、「キモチワルイ」事は事実なので、
テレビや新聞を見たくないという気持ちにさせるのでしょう。

報道を裏から眺めると、「大人の事情」で塗り固められています。
多分、報道関係の若手の記者さん達は、
「大人の事情」に阻まれて悶々とする日々でしょう。

しかし、ネットが無責任メディアである事に対して、
報道機関はやはり国民に対して責任を負っています。

福島原発直後に、事故の真相を報道して、
国家をパニックに陥れる事は、やはりメディアの責任として避けるべきです。
彼らがその決断をする過程においては、「放射線の安全性」についての
情報共有もされていたであろう事は、想像に難くありません。


本日も非常識な妄想が暴走してしまいました。