Jolly Good❣️Jolly Baking & Cooking 

お菓子を焼くこと、映画を観ること、猫!
好きなことについて書いています。

York, Bar Convent 聖遺物、司祭の隠れ場

2017-09-10 | 旅行
ヨークで泊まった、修道院を兼ねた宿泊施設 Bar Conventの中庭。
The Telegraphに記事が載っています。 コチラ

ウォーキングツアーのガイド、Alan(えまっちがアヤシイと言った人)↓↓↓

この人のお話で知ったのですが、我々が泊まった宿に Margaret Clitherow のrelic があると言うのです。 relics は日本語では聖遺物と呼ばれるようです。
Wikipediaには
聖遺物(せいいぶつ、羅: Reliquiae)は、キリスト教の教派、カトリック教会において、イエス・キリストや聖母マリアの遺品、キリストの受難にかかわるもの、また諸聖人の遺骸や遺品をいう。
と書かれています。

裕福な肉屋と結婚したMargaret Clitherow はカトリック信仰を貫き、司祭をかくまうなどしたため、残酷な方法で処刑されました。
(肉屋はThe Shambles にありました)

Bar Conventに彼女の『手』が置かれていると言うのです。

朝、チェックアウトはしたもののBar Conventに荷物を置かせてもらっていたので、夕方取りに戻りました。
受付にいた女性が「日本から?」と会話の糸口をつけてくれたのを良いことに「チャペルとレリックがあるんですって?」と話したかけたところ、「あら、見てないの? お見せするわね」と案内してくれました。

普通のドアを開けたらこんなでした!


天井はドームです。
建物の外からは全く分かりません。

真ん中は明り取りでしょう。
美しい装飾です。

レリックも見せてもらいました。
小さな手でした。乾燥しているのと、昔の人は小さかったんですよね。
(本当に聖人の手なの?とか言わない。。。)

床下に作られたプリーストホール(priest hole)司祭の隠れ場も見せてもらいました。 
このホールから川までトンネルが掘られていて逃げ道になっていたのだそうです。

当時、カトリックは違法で見つかると投獄、拷問、死刑、だったそうです。

因みに 映画『V for Vandetta』で有名な Guy Fawkes はヨークの出身。
今でも11月5日は Guy Fawkes night としてかがり火を焚いたり、花火を打ち上げたりするお祭りの日になっています。
Guy Fawkesno出身校、ヨークのセント・ピーターズ・スクールでは祝わないそうですよ。

詳しいことを知らなかった時でさえ、「Guy Fawkes人形を焼いたりするなんてイヤなお祭りだわ」と思ってました。
やっぱりイヤなお祭りだわ。。。。

York でアフタヌーンティー

2017-09-09 | 旅行
University of York卒業のShellyから「Yorkに行ったらここでお茶がオススメ」と聞いて行ってみました。
 
素敵な看板です♪

お昼前なのに長~い行列ができていました。
行列キライなので横目で見て通り過ぎました。



2日目にウォーキングツアーの集合場所に行く途中にBettysの姉妹店?発見しました!
お店の外には行列がなかったのでルンルンと入って行くとティールームは二階で、階段に3組ほどが並んでいました。
10分も待たずにテーブルに案内されました。
えまっちが注文したアフタヌーンティー。
ボリュームあります!
一番下のサンドイッチ。 エッグ、ツナ、ハム。
どれもフィリングがたくさん詰まってました。
二段目のチーズスコーン。
本当は普通のスコーンなんですが、チーズスコーンに替えてもらったのでした。
トップはフルーツタルト、チョコレートコーヒーケーキ、マカロン。

こんなにたくさんは食べきれないと思ったワタクシはおとなしく(そうなのか?)お店のオススメ「レモントルテ」をたのみました。↓↓↓
えまっちが「美味しい? ねぇ美味しいの?」とたずねるのですが、返答に詰まる。。。
ただのレモンケーキと思いきや、今まで食べたことない風味。
いえ、レモン風味なんですけどね、濃いんですよ、味が。
スポンジはしっとり軽いのですが、かなりのバターが入っている様子。
レモンカードは甘すぎるーー!と思ってたのに、一口目より二口目、二口目より三口目、と食べ進めるにつれて美味しく感じました。
なんででしょうか?

ティールーム入り口にあるケーキショーケース。
ここから食べたいケーキを選べます。
エクレアもあります。
タルト! 定番の赤いフルーツのタルト。 惹かれますよね。

美味しかったけど(けど?けど?)飛びぬけて美味しいってわけではないような・・・。
どうしてこんなに人気なのかしら?


可愛いジンジャーブレッドクッキー売ってます。
豚しゃん。
ダックしゃん。
ニワトリしゃん。
一枚1.25ポンド。
結構なお値段、と思ったけど高すぎはしないかも。
日本ではもっと高い値段になるでしょうね。

York で食べたもの 

2017-09-08 | 旅行
イギリス料理は美味しくないと言われた時期もあったようですが、個人的には「美味しい」と思っています。
乳製品が格別美味しい。



Welsh Rarebit

Welsh rarebit は、所謂「チーズトースト」です。
レシピ載せた記事はコチラ
ヨークのティールームで食べたのはベーコン入り。
イギリスのベーコン大好き♪
トーストからはみ出しているのが見えるでしょうか?

チーズた~~~~っぷりでした。

えまっちは「ソーセージロール」を注文。
これまたお肉(ソーセージミート)た~~~っぷり。
ワタクシのと違って極太巻きでしたわ。美味しかった~~。

イギリスでは定番のスナックのひとつで、パブは勿論のこと、大抵のコーヒーショップやティールームでも食べられます。
家でも作ります。 クリスマス限定ですけど
レシピ載せた記事はコチラ
 

イギリス、紅茶は美味しいのですが、美味しいコーヒーにはなかなか出会えません。
このお店のコーヒーは本格的でした。(「filter coffee」と言って注文します)
サーバーは日本製。 
蓋に「フタは回しながら着脱してください」と書かれたテープが貼りっぱなし。
日本語読めないからそのままになっているんだな、と思い、さり気なーくはがしておきました。
(余計なお世話

York, The Shambles

2017-09-05 | 旅行
York で人気のショッピングストリートThe Shambles。


このお店の前に長〜〜い行列ができていて お店への入場が制限されてました。
1日目に通った時「ん? Harry Potterとどういう関係?」と訝りました。
お店の名前、The Shop That Must Not Be Named は勿論、
He Who Must Not Be Named のもじり♪


街並みがこうなってます。
Harry Potterファンならお分かりでしょう。

映画に出て来ましたね。 これに似た街並み。
そう、Diagon Alleyに似てますね。
ダイアゴン横丁はここをモデルにしたんだそうです。

英単語 shambles は 「ぐちゃぐちゃ、めちゃめちゃ」のような意味で使われます 。
例えば、失業した、妻に逃げられた、家賃の支払いは遅れてる、その上スマホをトイレに落とした!
そんなアナタはこう叫びます。
「My life is in shambles!」 僕の人生メッチャクチャだー

Shambles という単語はアングロサクソン語のFleshammels (literally 'flesh-shelves')から来ているとの説があります。
肉屋が肉を並べる棚のこと。
一階より二階、二階より三階が突き出した作りは、(肉の傷みが少しでも減るように)日陰を作るための工夫だそうです。 なるほどねー。

その昔は、肉や食肉加工時に出たゴミ、血、内臓などを店の前の道に捨てていたんだそうです。
かなり汚いです。ぐちゃぐちゃですよね。

語源を知るのは面白い。
語源を目の当たりにできるのはもっと面白い!

York

2017-09-04 | 旅行
間が空いてしまいましたが、続きです。

1日目は街を歩いて回りましたが、歴史的建造物が多いのにまったく知識がありません。
インフォメーションセンターに行くと「ウォーキングツアー」があると教えてくれました。
有料、
無料、
基本は無料だけどチップを要求される、
の3種類から「無料だけどチップ。3時間」ツアーを選びました。

The Old Convent のコートヤード。
手入れが行き届いて気持ち良い空間です。

やや肌寒く、冷めてしまいそうなので朝食は室内で。
full English breakfast は、ベーコン、ソーセージ、ベイクトビーンズ、焼きトマト、マッシュルーム、ブラックプディング、フライドブレッド、ハッシュドポテトとボリューム満点。


ツアーは11時開始。 10分前に集合場所に着きました 。
ガイドさん発見! でも参加者の姿は見えず。。。
えまっちは「アヤシイ、怪しすぎる外見! 他に誰も居なかったら止めようよ」と言う。
長髪ボサボサの中年男性。
いやいや、こういう人は歴史オタクだったりするのだよ、ね。

そうこうしているうちにだんだん人が寄って来て11時には19人になりました。
はい、ワタクシ達も入りました。

ツアー開始前のフリで
Game of Throne の Winter Fell はここヨークがモデルなんだとの事。
へええぇ〜。
(実は彼は Castle Black と言ってましたがWinter Fellの間違いだと思いますわ。)

ツアーはここから始まりました。 Bootham Bar (Bar はゲートのこと)


この隙間から敵に矢を射ったんですってさ。
これらの矢狭間は外側から見ると十字架の形。


手前の石垣はローマ時代の城壁跡。
その後もこの 場所に壁が作られたんですね。
見え難いですが、壁を作る時に発掘された石棺が放置されてました。(放置にしか見えない)
ローマ人(て言うの?)のものらしいです。
他にもいくつか発掘されて、今それらはナント!プランターに使われてました!

St Mary's Abbey
かつては最も裕福な教会だったそうですが、今は壁しか残っていません。
壁だけでこれだけ美しいのですから全盛時代は壮大だったんだろうと想像しました 。
毎年夏にこの場所を使って York Mystery Plays が行われるそうです。
市民が参加するのですが、有名俳優や舞台監督も関わるようです。
Judi Dench はヨーク出身で、1951、1954年に出演。
Robson Green は1992年に、Ray Stevenson は2000年に出演したそうです。

アヤシイ風貌のガイドさん、話が上手でどんどん楽しくなっていきました。