魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

USAワイン試飲会in熊本

2013年06月07日 | ワイン ~2019年
今回はUSA専門の合同試飲会。

中〇ワイン、布〇ワイン、ワイン・イン・ス〇イル、ヴィ〇ッジセラーズの
4社です。


まず感じるのが、ちょっと昔のUSAワインのスタイルと、最近のスタイルが
結構変わってきているということ。


例えば白ワイン(特にシャルドネ)ですと、ちょっと前は樽(オーク)が
ガンガン効いてその風味が強く出過ぎていた印象がありますが、最近はそれが
まったくありませんし、さらに2次発酵(マロラクティック発酵)をわざと行わ
ない造りが流行っています。意図的にブドウ本来の味わいを出そうという造り
(例えばビオ農法も含めて)が主流になって来ています。


おかげで私の大好きなマッチョなZinfandelのワインなど、骨抜きになってい
ますし、パワフルさがへなちょこになっています。でも繊細さや緻密さが増し、
人工的要素は減り、自然やらテロワールやらを出すような造りなのでしょう。

良くも悪くも変わってきています。


さて、そんなUSAワインの試飲会ですが・・・






結構人が入っていました。熊本ってUSAワインってメジャーなの?とも思い
ましたが、まあ、我が長崎とは違って興味の多さも大きいのでしょう。


実は私はUSAワイン好きとして思われているのかもしれませんが、実はそう
ではなくて、まったく国に対するこだわりがありません。
美味しいワインでしたらどこの国だっていいんです。いかに美味しいワインの
魅力をお伝えするかということが大切な使命なのです。

たまたまブルゴーニュであったり、スペインであったり、USAワインだったり
するだけです。






こちらはフランシス・コッポラ(映画監督の)が造るワイン。


前から扱っていますが、やはりディレクターズカットと言われる上級品は良い
ですねえ。そして右側「イングルヌック」はカベルネ主体のトップ「ルビコン」
のセカンド的位置づけ。これでも1万円表示です。スケールと深みがあります。


そして・・・





こちらは有名なボンドのセカンドで「メトリアーク」。

あまりに美味すぎて話になりません。甘いタンニンとフルーツが炸裂します。
悩殺されるようなエレガントな美味しさ。これ高いけど(1万円以上します)
とりあえず1本でも置いておこうかと思案中。


他デイリーはといっても数百円のは1本も出ていなくて、やはり千円台から。
ちょっと頑張って、3、4千円でも出すと素晴らしい世界が広がるんですよね。
あらためて実感しました。


もう少ししましたら新入荷も増えてくるかと思います。
ただ、夏場を前に最後の仕入れとなることでしょう。多分今月は相当入荷が
多いかと思われます。

正直ちゃんと販売できると~? と心配になりますが、まあ、そこは当店の
素晴らしいお客様にお任せするとして・・・・・(ヲイヲイ)


美味しいものを揃える準備は怠らずにいないといけません。

フランスのボルドーやブルゴーニュが高騰する中、何を選ぶべきか?と問われ
れば、スペインやオーストラリアや、そしてUSAワインでしょ。と答えます。

USAワインも素晴らしいので、よろしくお願いいたします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする