魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

パプで分かる診断

2013年06月09日 | ワイン ~2019年
あ~あ~、V・ファーレン長崎負けちゃいました。

最後のアディショナルタイムでまさかの撃沈・・・・・


気力が落ちてがっくりです。


相当効いているので、サッカーに左右される気分屋さんになってしまっている
ようです。危険な兆候かもしれません。

それもこれも必勝ラーメンを食べなかったからかもしれません。

ラーメンかカレーか???

と悩みながら結局お昼にカレーを食べてしまったのでした。


例のちょっと怪しいカレー屋さんでテイクアウトをしたのですが、私、何も
言ってもいないのに、なぜか正体がバレていました。

情けないくらいのガードのゆるさです。

ラーメン屋さんではほとんどバレバレなので、もしかしたらこのブログの読者
はそんな業務店の方々ばかりなのか?まさか!?と、ふと思ってしまいます。
カレー自体はとても美味しかったので満足してはおります。



まあ、それはいいのですが、「来週は見ておれ!」と。
「東京ヴェルディがなんぼのもんじゃい!」と。
「高原や巻がいても撃破するぞ!」と。



でも試合が土曜日なので、観戦は無理。ますますストレスが募りそうです。





さて、そんな今夜はこればい。新入荷のお試し。






2010 シャトーヌフ・デュ・パプ(レイモンド・ユッセリオ・エ・フィス)
   (仏、ローヌ地区、グルナッシュ主体、赤、3千円程度)


濃い色合いです。香りは厚みのあるベリーや花びら。クレヨン、絵の具、
セルロイド、革が少し。若いので元気なフルーツ主体。


味わいは厚みのある果実味、ジリジリと焼けたように口中を刺す凝縮感、
タンニンはまだ太くてこなれてなくて、やや暴れ馬のようなスパイシーさと
タンニン。

でもこれが美味しい。若々しくて、ポテンシャルがあって、マッチョさと太陽
と、フルーティーさと華が合体したような自然の風景を思わせる力を連想さ
せる。きっと美しい風景だと思う。

「法王の新城」の名を持つこのワインがどう熟成して、飲み手のハートに
フィットしていくものなのかゆっくりと見守りたいワインでしょう。
今でも飲めますが、二日目の方が美味しいくらいなので、焦る必要もなく、
時間を越えて存分に楽しめる状態です。2009年が突出して良いのか?と
思っていましたが、2010年も結構良い出来のようで嬉しいなあ。


ちなみにこの「シャトーヌフ・デュ・パプ」というワインですが、シャトー
と付いているのにボルドー地区ではなくローヌ地区のワインで、マニアは
「パプ」(Pape)と呼べばすぐに分かります。

「昨日パプば飲んだとばってん、なかなか美味しかったとさー」と語った時、
周りにピクッ!と反応した方がいらっしゃれば、その方は間違いなくマニア
といいますか、ワイン病です。ワインバカです。

なに、そんな変な言葉をつぶやく方がすでにワイン病だってぇ???

確かにそうです。ご参考までに。


コメント
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