魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

最後の1本という奇跡

2013年06月08日 | ワイン ~2019年
前日の夜「孤独のグルメ」が放送された。


主人公の五郎が悩んで選んだのが「ナポリタン」だった。


それを見たあと、ナポリタンにうなされた。

“悩んだ時はナポリタン”そうだよ、ナポリタンだ。

「うーーーん、どうしてもナポリタンが食べたい!」


というわけで、やってきたのは出島ワーフそばJAの地下食堂。


350円のナポリタン。






ミニサラダをつけても400円。いいねっ。


まあ、味はナポリタンなわけだけど、これで十分美味しいあたりがさすがだよ。

赤ウィンナーが入っていたら最高だったけど。


ところで「赤ウィンナー」って嫌いな人はほぼいないと思う。
つまりあれは、多くの日本人が推す美味しいものではないだろうか。

赤ウィンナーに切みを入れて、塩コショウで焼いて、ケチャップやマヨネーズ、
マスタードなどをかけると最高だ。安っぽいと思えるだろうが、それでも
多くの方々の支持は確実に得られるはずである。

不思議な食べ物だ。ぜいぜい・・・・・つい熱くウィンナーしてしまった。
そりゃ、シャウエッセンもいいさ。本格的なソーセージもいいさ。でもそれが
すべてではないんだぜ!ってところが赤ウィンナーの真骨頂だね。



さて、どうでもいいウィンナー論議は置いておいて、
今宵は在庫が最後の1本。






2008 マノ・ア・マノ(スペイン、テンプラニーリョ種主体)


前に紹介したことがあるので、詳細は書かない。最後の1本なので、自分
で飲むことにした。


開けたては開いていないので、あまり美味しく感じない。寡黙だ。

ところが、じわりじわりとボディーブローのように効いてくるんだなあ。
だんだんと美味しくなるので止められない。

とても不思議な魅力を持ったワイン。販売したけれど、これが最後
の1本なんだよねえ・・・・・悲しい。

そう思うと余計にすがりたくなる。徐々にますます美味しく思えるのは最後の
1本という技のなせる奇跡かもしれない。


さよならを告げて、また新たなワインへと向かおう。
赤ウィンナーを卒業して、新たな本格的ウィンナーへと向かうように。

おお、何を言ってるか分からなくなってきた。たまには壊れても許して下
さい。なに、いつも壊れてるだと???

そうでしょうかね、反省します。


そして、ともあれ本日のアウェー戦のV・ファーレン長崎の勝利を祈ること
にしよう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする