魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブリキと銀のワイン

2015年08月13日 | ワイン ~2019年
お昼はここへ。「ぶりきや」さんね。



入ると、店員さんにバレていて、2回目ですね、と言われてしまう。

そんなに私って覚えやすいのだろうか? それとも店員さんの記憶力が素晴らしいのだろうか?

多分後者だと思うんだけど。




スープにコーヒー付きはなかなかの安定度。


3回目は・・・しばらく間を置こうではないか。

また次覚えてもらっていたら・・・・・ちょっとスリリング?!
料理よりもお店のキャラの方が面白い。




さて、今夜のワインはこれ。




2014 アルジェント マルベック
  (アルゼンチン、マルベック種100%、赤、千円台前半)

香りはプラムやブラックチェリー、鉛や鉛筆の芯、日陰の植物、赤く厚い花びら、
絵の具、甘草、レンガ、ミネラルなど。

味わいは厚みがあって濃くて、価格の割には重たいです。華がちょっと弱いかな。
暗いイメージの方が勝ります。土っぽさもあって、重たい肉料理や燻製に合いそう。

もうちょっと抜けるような華やかさ、明るさの部分があれば良いと思いますが、
それも個性でしょう。


このワインの裏ラベルに「ARGENTO」(アルジェント)というブランド名は
ラテン語で“銀”を意味しており、これはアルゼンチンの精神と情熱を表現したものです。
との旨が書いてあります。


なるほど!
アルジャン、つまり化学記号の「Ag」=銀なので、「アルジェント」は銀、ここまでは
分かりましたが、国名の「アルゼンチン」も「銀」だったわけですね。

ひとつ悟りを得ました。(大げさです

そして、調べてみると・・・

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アルゼンチンの国名は、国の中央を流れる大河ラプラタ川(スペイン語で銀の川の意味)にちなみ、
銀を意味するラテン語名「argentum」から取っている。
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なるほどね。
銀=Ag=ラテン語:アルジェンタム=ギリシャ語:アルギュロス=スペイン語: la Plata〔ラ・プラタ〕
=英語:Silver ということだそうです。

紛らわしいですね。

ワインの名前ひとつから、これだけ派生して知ることが出来ます。
でもこのワイン、採用はしません。ちょっと暗いんだもの。

そんな夏のブリキと銀の1日ね。

コメント
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