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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

軍艦島が

2007年01月05日 | Weblog
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/lnews/02.html

軍艦島 観光客も上陸へ

かつて炭鉱の島として栄えいまは無人島になっている長崎市の軍艦島が近代産業の遺産として注目されいるため、長崎市はことし桟橋や遊歩道を整備する方針を固め、早ければ来年春から観光客も上陸できる見通しになりました。

軍艦島は、長崎市の沖合いに浮かぶ端島の通称で、明治時代初めから炭鉱の島として開発されました。 昭和49年に閉山して以来、無人島になり建物の老朽化が進んで危険なため、現在は、調査研究などの目的でしか上陸が認められていません。
 しかし、最近は近代産業の貴重な遺産として注目が集まっていて、軍艦島を船から見る観光コースが人気を呼んでいるほか世界遺産に登録しようと言う動きも出ています。
 このため、長崎市は、観光客も上陸できるようにかつて使われていた桟橋を再び使えるように整備するほか島内の一部に遊歩道を設けるために新年度予算案に工事費を盛り込む方針を固め、安全面で問題がないか最終的な検討を進めています。
 今後、整備が順調に進めば早ければ来年春にも観光客が軍艦島に上陸して日本の近代産業の跡を間近に見ることができるようになる見通しです。

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とのこと。

行けないからこそ、憧れもあり、自然に朽ちていくからこそ人々の心に訴え
るんじゃないのでしょうか。
写真集やDVDが売れるのもこのためです。
もはや廃墟ではなくなってしまうのが何とも・・・。

観光資源にしても1度は行くけど、リピートは難しいでしょうし、よからぬ輩に
落書きされたり、荒らされたり・・・と心配も出てきます。


世界遺産にしようとの声もあるのですが、自然に朽ち果てていくのがベストの
状態なんてちょっと変ですよね。「遺産」なのだから、「残す」のが前提なのに
「滅んでいく」のが良いわけです。

残すとすれば、「滅んでいくこと」でしょう。

今日は野母崎町の海岸から見に行ってきました。
そして、これからもそっと見ていたいと思います。


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2 コメント

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同感です (しんのじ)
2007-01-05 11:35:24
4年ほど前、九州の民俗文化について掘り下げる雑誌の特集に呼ばれ、シーカヤックで長崎市~高島~軍艦島~野母崎と漕いだことがあります。NPOの会長さん同伴ということで、特別に上陸を許可されたのですが、当時の生活の匂いが至る所に残っていて、強い感慨を覚えました。
特に印象深かったのは、立派な高層アパート(高層建築では日本最古だったらしいです)の最上階に、泉水まで作りつけられた立派な幼稚園があったことです。あの狭苦しい、人口密度が異様に高かった島の中で、確かに子供達は宝であり、彼らを出来る限り大事に育てたいと思った、当時の大人達の心に、熱い何かを感じずにはいられませんでした。
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Unknown (ラリラリ・ピノ)
2007-01-05 12:22:03
しんのじさん、すごいなぁ!
シーカヤックで行かれたのですか!根性いりますね。

ところで私も軍艦島の写真では、子供達の生き生きとした
姿を捕らえたショットがとても印象深かったのです。

限られた環境の中でも精一杯の喜びを見つけ、生きている
様には、ジーンとさせられます。

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