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(↑退職のお祝いの返しで、友人が送ってくれた洋菓子。「葉山日影茶屋」のもの。日毎はほとんど家族に食べられてしまうのですけど、今回は自分の分も死守しました。美味しいお菓子でした。コロナ明けたらフレンチいこう!どうもありがとう!)
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4月1日から社会人として新たなスタートを切った息子。
大学の後半はほぼオンライン授業で、
家にいることが多くなってましたから、
4月からの毎日出勤は、結構疲れるようです。
とはいえ、
それでも彼の会社は今、研修期間で、
出社時刻もほぼ昼前だし、退勤も6時と良心的。
満員電車に朝早く揺られていくということもなく、
服装もスーツではなく、大学時代とほぼ変わらない格好。
やっていることも大学生の延長のように見えます。
研修に出てくるお偉いさん方も、自社愛が満載で、
社長を中心にみんなで頑張って行こうという意気込みが伝わってきて、
息子だけでなく、
他の新入社員の皆さんも一応に
今のところ「こんなはずではなかった」という感じではないようです。
職種柄、いずれはかなり忙しくなっていくだろうことは想像できますが、
「覚悟もしやすい環境かな」と息子。
最初の1週間は、大人しく退勤したらすぐに帰ってきていたくせに、
2週目に入ると、徐々に同僚と一緒に少し喋ったり、
大学時代の友人と会ったりしています。
息子の場合は、自宅から通える距離に職場があり、
大学よりもむしろ近いというメリットもあって、
生活が大きく変わるわけではないというので助かってるのでしょう。
一方で、大学を卒業してから新しい土地に行き、
そこで新しく生活をし始めた社員の方々は、
その土地や生活に慣れるのに、
どれほどエネルギーが必要だろうかと想像します。
わたしが大卒で就職した時期に、
先輩の同僚からかかった言葉は、
「木の芽立ちの頃は気をつけよう」とか
「植え痛みをしやすいから、とにかく気をつけて生活するように」
でした。
「木の芽立ち」「木の芽時」と言うのは、
立春の頃から春分の頃までの木の芽が出始める時期のことで、
ちょうど気温の乱高下が続き、体調を崩しやすい時期にあたります。
ちょうどこれらの時期と就職などで生活が変わる時期とが重なり、
さらに体調に影響を与える時期といえるのでしょう。
「植え痛み」というのはガーデニング用語で、
「苗の移植や植替えにより、根が切られて苗が弱ったり、移植・植替え後に新たな根がうまく伸びてこないことで、その後の苗の生育が停滞したり、枯れてしまったりすること」をいいます。
新しい生活は、ワクワクもしますし、ドキドキもします。
でも同時に「植え痛みしやすい」ということですね。
わたしは、
この言葉を最初の半年くらいはずっと頭に置きながら仕事をしていました。
ちょっと無理しそうになったら、
「植え痛みしやすい時期だから」と思い直し、
自分の生活に必要以上に負荷をかけないようにしていました。
いつも自分の状況を客観的に見ることのできる言葉として、
当時とっても役に立ったように思います。
この春、新しい一歩を踏み出した方も多いことでしょう。
まずはゆっくり落ち着いて、
職場や新生活に「根を張ること」からですね。
わたしも今週から本格的に仕事が始まります。
まずはゴールデンウィークまでぼちぼちと。
そう思っています。
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