混沌とならなかった今年の夫の誕生日パーティ

「獺祭」が届くのは少し先。

息子が在宅ワークで家にいた夕、

夫の誕生日にはまだ少し日があったけど、

揃った時に「誕生会」を行いました。

わたしは午後に夫と一緒にケーキ屋に行き、

夫の好きなケーキを選び、

息子がテイクアウトできるタイ料理の店を調べて予約しておいてくれたので、

夕方に息子とわたしで店に取りに行き、

飲み物も買ってきて、

簡単テーブルセット。

息子に任せたら、

モリモリになっちゃった（実はこれでも全部入り切っていません）。

今回のタイ料理は絶品で、

舌鼓を打ちながら、楽しく食事をしました。

ところが、まーさんは何が何だかわからない様子。

「今日は〇〇さんの誕生日会だよ」と伝えても、

「あら、そう？」って感じ。

ただ目の前のタイ料理が珍しく、美味しそうだったようで、

黙々と一心不乱に食べてた。

ほぼわたしたちと同じ量を食べ切って、とっても満足げ。

お皿を下げて、

今度はケーキとお茶の準備をし、

61の蝋燭を立て、自分の息子が蝋燭を吹き消す姿を見ても、

ちょっとぽかんとしてる。

「ハッピバースデーツーユー・・・」と皆で手拍子をしながら歌い出すと、

ようやく合点がいった感じで、ニコニコしながら手拍子を。

夫がチョイスしたシャインマスカットのタルト。

これもぺろっと食べちゃいました。

食欲は健全！

でも、最後までまーさん、ほとんどおしゃべりせず。

どうしたのかな？？

最近はとっても静かな時が増えてきてます。

ケアマネさんも「ディケアでも落ち着いて静かに過ごされてます」と。

最近大声で笑ってたのは、

わたしが夫にマッサージをしてもらって、

「イタタ〜」と顔を顰めてるのを見た時。

そうやってると必ず「痛いって言ってるよ」「優しくしてあげな」と。

以前は突然、子供の頃の話とか故郷の話とかが、

再生モードで出てきて、

その場の話を制圧、

まーさんペースで話が進んでいくことも度々だったのですが、

それもほぼなくなってきてて。

自分の息子である夫やわたしたちの名前も出てこず、

孫の席を指しては「この子はまだ帰ってない？」

「この人はどうしてる？」

ダイニングテーブルの椅子が空いてると、家族の数が足らないと気づき、

必ず聞くとか、

トイレに行く動線の途中でのものの片付けをするとか、

それくらいかな。

直前の記憶はほぼ全て吹っ飛んでしまってる。

それでも綺麗なものは大好きで、

通りすがりにわたしのネイルをした指先を触ってみたり、

塗り絵用に買ってあげた12色の色鉛筆を開けたり閉めたり、

わたしの持ち物で気に入ったものについては

目にしたら必ず「いいね」と褒めてくれたり、

先日も書きましたが、夫の赤い財布を自分のものにしちゃったり（笑）。

なので、来週早々カットに行く美容院で、

その時一緒にジェルネイルをしてもらう予約をしています。

昨日もまーさんの爪を見たら、

完璧にぴんととんがってる。

美しい爪の形に整えてある。

それをするのは彼女の日課なんですね。

だからこそ、ジェルネイルをしてもらったら、

それがどう彼女の中で触媒として働くか、

かなり楽しみなんです。

もちろんその後の課題もあります。

毎日のように爪切りを使うまーさん。

爪切りがなかったら、普通のハサミを使っちゃう。

ジェルネイルはそのままほったらかしにしておかないといけないし、

もし勝手に自分で爪を切ろうものなら、

外れてしまう可能性もある。

ジェルネイルをした後は、

ハサミも爪切りも

彼女の目の前から隠してしまわないとと思っています。

ここらへんをどうクリアするかかな。

とにかく毎回、

家族の誕生日会では、

最後の最後では全てを自分に持っていってしまってたこれまでのまーさんだったのに、

コリコリ夫の還暦バースディ、混沌と！（笑） - 手帳なわたし

今回は何事もなく普通に終わってしまったので、ちょっと寂しい気分も。

ネイルをしたら、往年のまーさんが顔を出すかな。

今度はそっちに期待です。

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