(↑「ヒトツバダコ」かな??白い花が涼しげ。ノルディックウォーキング教室に参加中見つけました。この日、初夏を思わせるような陽気。約1時間で5.3キロ歩きましたが、汗だくでした。教室が終わった後、1時間半ほど、外のベンチに座って友人とうだうだ映画の話を。友人も映画好きでよく知っているので、話が盛り上がる、盛り上がる。楽しい昼下がりになりました。)
うちのまーさん(義母)は、
基本明るく、くよくよしない性格で、
それが幸いしていることが多くあります。
夫と義母の関係は、
腹がたてば怒る、喧嘩をする、けれど5分後には仲直りの仲。
結婚したての頃は、その喧嘩がわたしにはいやでしたが、
「えっ?」と思うくらい、数分後には普通に二人で笑ってる様子を見てきて、
こういう親子関係もありだし、
スッキリしていていいなと思うようになりました。
ところで一昨日のこと。
朝、まーさんが普段使わないバッグを出していて、
その中身を数分に一度くらいの感覚で確認している。
そしてデイケアに行く用意をした時には、
その袋をリビングのレノの上に。
「お母さん、これどうするの?」って何気なく聞いたら、
「中に持って帰ってきたジャンパーが入ってる。持って行ってそっと元のところに返す」というのです。
中を確認すると、確かにあまり見たことがないジャンパーが入ってる。
でも、こういうのを間違って着て帰って来たら、
誰かが気づくはずだし、施設の方でもわかってるはず。
でも、わたしもまーさんのものかどうか、断言できない。
というのは、まーさんはもともと衣装持ちで、
特にジャンパー類はたくさんこちらに持って来てて、
タンスに入れてたかもしれないから。
わたしとて、全部を把握してた訳ではないのです。
「じゃあ、これ、紙袋に入れ替えて、わたしが施設の人に渡して謝っておくよ」と言っても、
「あんたは言わないで。こっそり衣紋掛けに返すから」の一点張り。
自分のお気に入りのバッグに入れて持って行く気満々。
でも、きっと向こうに行ったら「これなんだっけ?」ということになるのは明白。
施設側も困られるだろうし、
ややこしくなるのは目に見えてる。
だから一生懸命説得にかかってしまいました。
わたしはなんとか説得できるだろうと思ってたけど、
何度言っても平行線。
10分ほど言い合ったけど、同じことを繰り返すまーさん。
いくら説明しても通じない。
だんだん言い合いに嫌気がさし、
「もういいや」と思い出した頃、ようやく我にかえったわたし。
そうだった、残念だけど、以前のまーさんではないのだ・・・。
むしろわたしの方が柔軟に対応して、
別の方法で、施設の方々が困らないようにしたらいいのだ・・。
そしたらまーさんも気がすむし。
最後は、半ばやけっぱちに、
「もういいです。お義母さんにお任せします」と放り出した格好でしたが、
わたしが洗濯物を干してリビング帰って来て、
まーさんのお迎えの時間の直前、キルトをチクチクしてたら、
まーさんニコニコ笑って、わたしに向かい「大変だね〜〜」。
もう直前のわたしとの言い合いも忘れ、
何事もなかったかのようにしてる。
最初に書いたように、
もともとあっさりしているまーさんだけど、
認知症が進んでも、全然根に持たない(え、わたしの方が根に持ってる??!)。
というか、忘れてる??
もう最後には、笑っちゃいました。
迎えに来られた施設のスタッフさんが、
カバンが二つ(一つはお風呂セットなどが入ってるいつも持って行くバッグ)あるので、最初「あれっ?」と言われたので、
まーさんに付き添ってバスに乗せてくださる人ではない、
もう一人に声をかけ、
まーさんがバスに乗り込んでいる間に、
こっそり事の次第を話し、もし他の人のものでなければ、
まーさんに分からないように家族に返してもらうことにしました。
(結局、やはりまーさんの持ち物でした。自分のじゃないと思い込んじゃったみたいです。デイケアの帰りのバスのスタッフさんからそっとジャンパーの入ったバッグを預かって、ジ・エンド)
わたし、
時々、
今のまーさんの状態を忘れて、
「言ったらわかってくれる」と思い込んで、
必死に対応しようとしてしまいがち。
そしてふと我にかえって、「ああ、そうだった」と思うことが多い。
必死になっているときは、
「なんでわかってくれないの〜」って心の中では腹を立てていたり、
困っていたり、もう嫌だと思ってたりと、
結構自分自身もしんどくなる。
基本、
人と人とがきちんと向き合うことは大事だと思うけど、
介護の場合、
向き合うことで、両者が疲れきることになるよりは、
どうしたら、誰もが傷つかず、大変にならず、迷惑をかけないか、
それを第一に考えて対応して行く方がいいのではと思う
最近のまんじゅう顔です。
これから成長して行く子供を教育するのとは違いますもんね。
教えたり説得したりは、介護では大事なことではないのだと思います。
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私の友人には、「元々めんどくさい、扱い難い性格」だった実母様が、認知者の入った今は、更に扱い難くなって、閉口している人もいます。(・・;)
ウチの義母の場合、「お金を取った」「○○を隠した」と、私を疑うというか、「決めつける」ので参りました。♪( ´θ`) 最初は、かなり悩みましたが、介護経験のある方から、「それは、認知症が始まってるヨ」と言われて、幾分、気持ちが楽になりましたネ。
その義母も、亡くなってから、早20年が過ぎ…。最近聞いた話では、「1番身近にいる人」に対して、そういう「疑いの目」を向けるのが、認知症の症状なんだそうです。(*_*)
昨日は夕食をまーさんと二人で食べてる時、息子(孫)の空いている席を指差して、自分から名前の確認。「忘れそうだった・・・」と笑ってました。「じゃ、隣の席の人(夫)は?」と聞くと、きちんと答えられ、「じゃ、このわたしは?」と聞くと、ニヤッと笑って「お嬢さん!」だって。知って言ってるのか、わたしの名前を忘れてるかどちらかわかりませんでしたが、追求はもうここでやめました。まーさんの顔を見てたら、楽しそうでしたからね〜。
認知症によっては攻撃的になる場合もあるし、
家族も対応がしんどくなることも多いのではないかと思います。
お義母さまの明るさに助けられてるとのことですが、
お義母さまも、良いお嫁さんに恵まれて、本当幸せですね。
きっと感謝されてますよ〜。
パワーを使うだけ損だ!というのはその時はすっかり頭から消えてしまうんですよね…
それが第三者の方だと「はいはいそうですね」とモヤモヤしながら流せるだろうけど,家族だからこそ「いやいやこうしないと!」と一生懸命になってしまう。
近しいがゆえの,一生懸命。
でもオチはやっぱりホッコリしますね☆彡