つれづれなるままに  590 捨てればゴミ 使えば資源

2008-08-20 11:38:25 | 雑記

来年7月から家庭ゴミの有料化が始まります。有料は「燃やせるゴミ」「燃やせないゴミ」これは指定のゴミ袋で排出、資源ごみは無料です。ビン、缶、ペットボトル、容器包装プラスチックと、これは今まで通り、透明か半透明のゴミ袋に入れて出せばよいのです。それらの資源ごみはどのように再生されるのか。今回は勉強会をかねての見学会まずは白石清掃工場から始まりました。

 

 

家庭から出された「燃えるごみ」はどのような仕組みでリサイクルされるか、説明を受けました。

 

 

 

 

 

次々パッカー車が訪れ、ゴミを排出していきます。排出されたゴミはこのようなリフトで吊り上げますが、この一つまみがトラック3台分の量があるようです。この下には3日分のゴミが蓄積されています。

 

 

  

 

 

 

          これを焼却炉の中に入れ、800度の熱で処理します。

 

 

 

 

 

コンピューターにて24時間監視、ここで出る発電出力は72,000世帯分、年間約5億円電力会社に売却しているそうです。

 

 

  

 

 

資源ごみの中のプラスチックは・・・・。

(トレイ、卵パック、発泡スチロール、油ボトル、お菓子の袋等)

次に訪れたのが中沼プラスチック選別センターでした。

パッカー車で運ばれてくるプラスチックをここで受け入れます。機械で選別、取りきれないのは、人の手で選別、ベルトコンベアーに載せられたゴミの中から、不適物を取り除いていきます。

 

 

  

 

 

 

プラスチックのゴミ袋から出てきた物で、医療の注射針等も含まれているとのこと、マナーの悪さが分ります。これらを取り除き最後に圧縮機で包装され、隣の油化施設に運ばれます。

 

 

   

 

 

 

隣の油化施設では、それらの製品を乾燥させ、破砕機で粉砕、その中から油を生成します。

梱包1包み、1メートル四方の中から生成油が157リットル、(ドラム缶が200リットル)1日ドラム缶80本の生成油が、年間ドラム缶にして約23,000本が再生され、最後のカスは、エコパウダー、色々混ぜて、道路の補修、ブロック、燃料、洗剤等、またプラスチック製品にも生まれ変わります。投げるところは、ほんの少しだそうです。

「捨てればゴミ、使えば資源」

 

  

 

来年有料化実施、ますます使えるものは最後まで使い切る、また徹底して分別収集に取り組み、再利用できるものは再生することの重大さを、再認識させられました。