つれづれなるままに  598  C型肝炎

2008-08-30 10:48:55 | 雑記
友の中に意外とC型肝炎の方が多いのに驚きます。
今、治療真っ最中、治療しながら大学で共に学んでいる方、治療をさけ薬のみ服用それでも、もうすぐ90歳元気で頑張っている方もいます。

現在日本国内に250万人以上のC型肝炎ウイルス保菌者がいると言われています。
C型肝炎は血液、血液製剤で感染、このウイルスを退治するワクチンはなく、今もってインターフェロンの治療しかないようです。

インターフェロンの治療でウイルスの増殖を抑える、あるいは排除する、この治療で約40%の方達が排除に成功、又はGPT値を正常化に下げるのに成功しているようです。
しかしこのインターフェロンは抗がん剤、色々な副作用がでます。食欲不振のみならず、精神不安定によるうつ病、脱毛、視力異常、眼底出血、心臓病と、私も、13年前は苦しみました。

C型血液を戴いたのは、1973年、東京から転勤し、その年の夏大病を患いました。輸血が大量に必要、16人分の輸血が使われたそうです。今から35年前のことでした。その後、輸血のお蔭で命拾い、元気になり、テニス、登山と毎日を過ごしていましたが、会社の健康診断では肝機能GPTはいつも高く、精密検査要と、でも疲れをしらない元気な生活、無視しておりました。

しかし1995年、新聞でC型肝炎が輸血で感染と報じられ、その病院が紹介され、自分がC型肝炎に感染していることが判明しました。

C型肝炎は自覚症状がなく、そのまま進行していく、慢性肝炎患者の約30%は20~30年後のうちに肝硬変と肝臓がんとのことです。

病院は3箇所で診ていただきました。同じ所見、一番近い病院を選びました。
余り遊べない冬がいい勝手に2月に決めて入院、約2ヶ月間、土、日を除いた毎日、インターフェロンの治療が始まりました。熱が出ます、食欲もなくなり、見る見るうちに体重減、10㌔も、自分がこんなにスマートになったのはこれっきりでしょうか。
目覚めの仕事は、枕元に散っている抜毛をガムテープで取り除く、足元も・・。同じ治療を受けている方が、偶然にも3人これが良かったもかもしれません。お互いに励まし合いながらインターフェロン74本、そのお蔭で、私は完治、ウイルスは排除されました。あれから13年経ちますが、5年、10年と再検査は受け、大丈夫のようです。
治療仲間一人は未だに治療中、一人はうつ病になり自殺未遂を起こしました。

精神面での治療も必要ですが、あまり病気にのめり込まない、どっしりと、気楽に治療を受けて欲しい、治療に専念もいいですが、何か仕事、趣味に、気持ちを転換させながら、治療中の方は頑張って欲しいものです。