大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

大工ヨキの刃

2011-06-05 20:32:06 | Weblog
これも手拭に巻いて有った。  だからなのか表面に薄く錆が出ている。 それを大まかに削り取った所だ。 大工が丸太をはつり 平面を出すの使うヨキだと思う。多分柄が有ったのだろうが、 普段は邪魔なので抜いて置く為に 散逸した物と思う。柄が無いと すぐに使え無いのが残念だが、 まあ私では使いこなせまい。 銘を見ると良則と小さく 打ってある。 それ程 上等の物では無いかも知れない。 斧やヨキの関連は以前は 相当持っていたが 今は処分した。 この刃も 知り合いにやろうかと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大工用鑿 四本

2011-06-05 20:17:06 | Weblog
これも 元大工のおじさんの持ち物だった。 汚れた鑿巻きに巻いて有り、 布が湿気を呼び、 鑿が錆びていた。 このまま放置して置くと、更に錆が全体に廻って 手の付け様も無い所だった。 今なら まだ大丈夫だろう。 道具 は手入れが大切。 放置しては駄目だ。 これは 大工用で 刃が厚く頑丈な作りに鑿だ。 柱のホゾを掘るにはこのセットで充分と言う事だろう。 
一番上は 向待鑿 銘金広 その下も向待鑿 銘光弘 その下は 追入鑿 銘光弘 一番下は 広鑿 銘越彦 となっている。 どれもそれ程使い込まれては居ない様だ。 錆を落として 裏を定番で出し 表を研いで使えるまでするのは 相当時間も掛かると思われる。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はね虫

2011-06-05 20:03:48 | Weblog
これも元大工のおじさんから もらった道具箱に入っていた。 羽虫だろう。 大工が柱の削りを行う時 一般に立式の削り台を使う。 建物に使う用材の一部を利用して足を作り その上に3寸5分角程度のねじれの無い柱を渡して その上に材を置いて削る。 鉋掛けする時 用材がずれないように 下端部の少し上に このT字型の金物を打ち込み これに材を引っ掛けて滑り止めとする。 名前は聞いていたが見るのは始めてだ。 或いは今でも 売られて居る物かも知れない。 珍しい物を手に入れた。 嬉しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする