大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

薄突き鑿 銘 なし

2013-08-07 21:47:04 | Weblog
富岡八幡の参道入ってすぐ脇の業者が 古道具を並べていた。 鑿類は別の箱に纏めて入っていた。 見たがそれ程 良い物は無さそうだ。 少し錆が きついが 薄鑿の突き鑿が有った。 こんな鑿は誰が使うのだろう。 建具屋 楽器屋 家具屋辺りだろうか。 幾つか似た物は持っているが また買って来た。 多分500円程度と思う。 柄は真黒でコミの部分に割れが有る。 少しいじったら 柄のコミの部分が腐っているのか、折れてしまった。  そこで 柄を作り直した。 適当な材が無いので今回はタモの棒を使った。 割りと細めの丸棒を削り 差し込んで仕上げた。 刃の全長は60ミリ 幅11ミリ 刃の厚みは1.5ミリ程度かな。 裏は殆んど ベタ裏になっている。 銘は無い。 少し研いで見たが 割と研ぎ易い。刃裏先端部が 錆に食われているので、 上手くは研ぎ上がらない。 少し使いながら、その部分を研ぎ落とすしか無いと思う。 また鑿が一丁増えた。 写真の黒い棒が 前の折れた柄で隣が新しくすげ直した 薄鑿である。 今回は上手く真っ直ぐ挿げられたかな。 そうそう刃先が危ないので 取敢えず 紙テープで保護して有る。 取って再度研ぎ直したら 鑿引出しに入れる。
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