これも同じ業者から 購入した。 矢張り千円だった。 少し高いなと思ったが買って来た。 銘の石輝は 石堂輝秀の事だろうと思ったからだ。 刃幅30ミリ 全長90ミリあり まだ 殆んど使われて無い。 裏刃を抜くと 例の花押らしき物が有り、その下には 東京鉋組合のマークも有った。 台はまだ新しい感じだ。 石堂と言っても何代目が作った物だろうか。 結構最近作られた物かも知れないと 推定している。 少し研いで見たが 大変研ぎ易い刃だった。 左勝手なおで 余り使う機会は無いと思う。 でも 石堂の鉋が手に入って嬉しい。
季節柄 今は一番暑い時期だ。 大和骨董市も 暑かった。 それでもお宝探しの人々は 繰り出して 人手も多い。 何時もの道具を置く店に直行して この鉋を買った。 千円と言うので少し高いなとは思ったが、それでも買ってしまった。 鉋台に何か変な 凹みが有るのだ気になるが、まあ 嫌なら削ってしまえば良いと考えた。 刃幅43ミリ 全長75ミリ とまだ殆んど使って無いように思う。 台も小鉋にしては 厚く30ミリ有る。 銘 市貞については何も知らない。 しかし市の付く銘は多いから その関係の弟子かも知れない。 何となく東京の鍛冶屋さんかなとも思うが、確信は無い。 少し研いで見たが 感じは悪くない。 案外と切れるかも知れない。 切れたら 嬉しい。 見た所 それ程古い物では無いと思う。 製作して20年も経って無いかも知れない。 裏刃を見ると 耳が折ってあった。 多分 以前この鉋に付いて居た 裏は調子が悪くて 何処かから新たに調達した 裏を付けたんだろう。 その時調整の為、耳を折り取ったと思うが どうかな。 単に鉄板を打ち抜いた裏では無くて結構 本格的な物が付いている様だ。 手元に置いて暫く使って見よう。