大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0591 一枚刃平鉋 銘 本銘 勘次 八分

2016-08-06 20:51:19 | Weblog
先日富岡八幡骨董市で手に入れた鉋刃 勘次の為に台を打って見た。 今回の材はブビンガを使った。 以前何月屋材木店で購入した物だ。 所がこの材は木口に若干割れが有った。 刃を仕込んで材に圧力が掛かると 割れが徐々に広がる様だ。 折角台打ちしたのに困った事だ。 割れの有る所を台尻側にすれば 良かったのかも知れない。 だがそれだと台が逆目になるので それも好ましく無い。 そこで台頭木口に溝を掘り、そこに硬い樫の木を短冊に切りはめ込んで接着した。 以前もこんな方法で割れ台を修理した事が有る。材の収縮を考えると好ましく無いが 問題は出て居ない。 今回も一枚刃鉋としたが、いずれ二枚刃に変更する予定で裏刃も準備した。 八分勾配で9寸台とした。 台打ちも慣れて来たので短時間に出来るようになって来た。 ふと番号を見るともう600番台に近付いている。 さすがにもう仕舞う所が無い。 今週は骨董市は 暑いし少し遠慮して、家で道具の手入れと片付けでもしよう。 本銘 勘次はもう1丁持っている。 この鉋の調整が終ったら二丁を削り比べて見たいと楽しみにしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする