先日町田骨董市で購入した。 500円だった。 特に買わなくて良かったが 他に適当な物が無かったので ついでに買って見た。 割と首の太い大工用の追入鑿だろうと思う。鎬部分にグラインダーを当てて 鋤取り研いでいた様だ。 割と研ぎ易くてすぐ刃が付きそうだ。 裏の隅の方がだれて居て 平面が出にくい。 裏出しして見たが上手く行かない。徐々に研ぎ減らして平面を出すしか無いだろうと思う。銘の是光は何処かで聞いた名前の様にも思うがまだ 調べて無い。 刃の隅の部分は鋼を巻き込んで仕立てるのが普通かも知れないが、この鑿はそうして無い。 多分刃長の1/3程度は使っていると思う。 それでも余り形は崩れて無く、上手く使って有る方だろう。 柄はこの長さでも差し支えないが、出来ればもう少し長く挿げ直した方が使い易いかも知れない。 色々言いながら鑿の蒐集も既に200本近くなるだろう。 とても使い切れる数では無いから いずれは鑿達の行き先を心配しなくてはならないだろう。 夏の湿度から錆を防ぐ手入れも結構大変だ。 まあそれも趣味の内だが。
8月になった。 蒸し暑い日だ。 今日は町田骨董市に行って来た。 道具類は余り無い。 着物類が多い様だ。 何時もの裏手の業者からこの切り出しを購入した。 500円だった。 研ぎ直して見たが 割と甘い鋼の様だ。 残念ながら刃にかぶせるケースは無い。 探したが見付からなかった。 大分使い込まれて居るように思うが、どうだろうか。 取敢えず中砥で研いでいるが、こう言う刃物の研ぎは下手で上手く研げて無い。 刃全体に砥石が当たって無いので もう少し研ぎ減らす必要が有るだろう。 これが何丁目になるか判らないが、この手の小刀は色々持っている。 見るとつい欲しくなるが、実際はもう買う必要は無いと思う。