今日駅の近くに買い物に行き、帰り 少し遠回りして例の高層の都営住宅のアーケードを通った。 此処ではいつもおでんに麦酒で一杯飲ませる仮設テントが有る。 その前で本や陶器や古家具や衣類を販売している。 その中に最近道具類も混じる。 通る人が大分買って残り少なくなったが、まだ色々置いて有った。 見るとこの玄翁が有ったので買って来た。 50円だった。 頭は八角の 300gで銘は丸に増と有る。 柄は約20センチで 多分短く切断したと思う。 だから握り部分が若干細い。 まだそれ程使い込んだ状態では無く 傷も無い。 柄を短くして これ一丁で 細かい仕事も 荒い仕事もこなしたのかも知れない。この頭の黒い色を見ると 黒錆転換剤を塗ったかも知れない。 使い易そうなので、暫くこれを使って見ようかな。 頭が重いから 柄が短いと案外使い易い様に思う。 こうしてまた一つ道具が増えた。 今日で8月は終わり。 8月の道具は買い納めだ。
この鉋は町田骨董市で入手した。 薄い台に入って居たのでこれで少し削って見たが全然駄目だった。 その後台をアサダ桜で打ち直した。 その後少し使ったがずっと放置していた。 今回改めて台を整備して刃を研ぎ直すと、結構切れる鉋だ。 まだもう少し裏を綺麗に研ぎ直せば 更に切れるようになると思う。 やっぱり台は重要だ。 古台で色々試し削りしているが、上手く削れなければ 新しい台に直すべきだと思った。 この千代寿の作者が誰であるにしろ、切れると嬉しい。 それにしてもこの刃は既に使い込まれて短く、実用にはならない。 時々 出して試し削りして楽しむしかないだろう。