０６１４ 小の鶴鉋の削り

あれから更に何度か研ぎ直した。　これで少し切れる様になって来た。　だけど真中で鉋屑が割れる様だ。　良く見ると　刃先に毛筋ほどの割れが入っている。　裏出しする時に入った物だろうか。　これは後一裏程　研ぎ進まないと取れない様だ。　するとまた裏出しが必要で　厄介な事になるかも知れない。　取敢えずこのままで置こう。　良く研げば取敢えず　普通に切れる事は判った。　特別良く切れる訳でも無い様だ。　こんなにもろい鋼は　初めてだ。駄目鉋として　放棄しなくて良かった。　取敢えず削りの状態をここに載せて置こう。

処で　この鉋のマークを見ると　以前購入した秀奴に有るマークと似ている。と言うのか同じでは無いか。　するとこれは　土田　秀三郎氏の手になる物かもしれない。　だとすれば色々手を尽くせば　更に切れる鉋になるかも知れないと期待したくなる。