大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0487-1 小鉋 霊山

2018-01-15 20:09:07 | Weblog
この鉋は何処で手に入れた物だったのか忘れた。 一度ブログにも出したと思う。 兎に角刃が短く使い込まれており、 そのまま保管するだけで 使える状態で無かった。 そこで刃を二つに分割した。 これはその右側の部分になる。  頭の部分はもう少し整形しても良かったが、右側半分で有る事が判る様に 前の面影を残した。 刃幅は大体 30ミリ程度だろう。 少し形を削って調整してから、 新たな台に入れて小鉋に仕立て直した。 台は幅43ミリ 長さ 125ミリ 厚み21ミリ で樫の木余り材を使った。 刃口の幅は24ミリで これ以上幅が狭いと、穴掘りしても 刃を入れる溝が切れない。 私の使う溝挽鋸は 幅25ミリ程度の特別に狭く作ってもらった。 もっと小さい小鉋を作りたい時はどうしたら良いだろか。まず溝挽鋸から 作らないと駄目だと言う事になる。 この対になる反対の左側半分はもう少し幅の広い刃なので 作り易いだろう。 刃も短く 役に立たない鉋はこうして2度目のお勤めが出来そうだ。 一本の鉋から 2丁の小鉋が 出来るので 何となく得した気分になる。こうして置けば いずれ使う機会も来るだろう。
コメント
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