大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0632 一枚刃平鉋 銘 梅鶴

2018-01-21 20:53:03 | Weblog
この鉋刃は昨年夏頃入手した。 既に使い切った感じもするが 何となく切れ味を確認して見たくなった。 二度のお勤めは鉋刃には可哀そうにも思うが、削り味を知りたい。 今日はこの鉋刃の為に台を打った。 台幅80ミリ 台長275ミリ 厚み26ミリと若干薄めの台にした。 掘り上がって刃を挿入して あと1ミリで刃が出る所まで仕込んで 置いて有る。 このまま暫く置いたら 最後まで仕込んで削って見よう。 ここまで使ったからまあそれなりに切れたものだろう。 この台は 樫の木だが 幅が足りず2枚貼り合せて有る。 刃は台に入り 調整がやりずらい程だ。 台にはボイル油 を塗って有る。 ボイル油だと樫の木の色はさえない様だ。 台打ちは段々早く出来るようになって来た。 それでも余り急がない様にしている。

取敢えず台に仕込んだので、下端を均して刃も研ぎ直して削って見た。 意外としっとり削れる様だ。 まだ鉋屑は 若干割れて出て来るので 刃先の研ぎは不十分らしい。 刃を入れた状態でもう少し 狂いを出し切ってから 再度調整しようと思う。 結構良く削れる鉋と判り嬉しいが 惜しむらくは刃が短く実用には向かないと思う。(2018-1-22) 
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桑を摘み取る刃物

2018-01-21 20:16:36 | Weblog
これは高幡不動骨董市で手に入れた物だ。 一つ50円で2個求めて 100円払った。 こんな物 知らない人はまず買わないだろう。  私の父親の実家は山梨に有る。 昭和20年代の後半から30年代前半まで 実家では蚕を飼っていた。 蚕が小さい時は桑の葉を刻んで蚕に食べさせた。 少し大きくなると 桑の葉っぱを そのまま与えていた。 人差し指か薬指か忘れたが、 この刃をはめて 桑の葉を摘み取っていた。 それを私は 近くで見ていた。 まだ小学校1年生の頃だ。  やがて養蚕は 段々縮小して 替わりに果樹を植えた。 それは桃の木で 天候に左右されやすい果樹だった。 果樹は結構良い収入になっただろう。 桑摘みも結構 重労働だったと思う。 夜も寝ずに桑の葉を与えて相当しんどい作業だったと聞く。  今 実家は有るが跡取りがおらず、親戚の物が管理している。 今実家に行く事も無い。  それでも養蚕をしていた頃の事は良く憶えている。 これは 当時を思い出させる物だ。
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永代融通念佛供養塔

2018-01-21 19:55:29 | Weblog
今日は良く晴れた。 風は冷たいが それ程寒くは無い様だ。 散歩を兼ねて高幡不動骨董市に出かけた。 人手は多い様だ。  本堂の脇に行くと この供養塔が立っている。 この近くにいる いつもの業者は今日は不在だ。 何時も面白い鉄物を持って来ていた。 業者の持って来る品物の代りに 今日はこの供養塔をじっくり見て 写真に納めた。 この辺りには3つの供養塔が立っている。 この永代融通念佛供養塔は一番左の物だ。 脇に白っぽい徳利が置いて有る。  誰か置いた物だろう。 もし売り物なら手に取って見たかも知れない。良さそうに見えた。 墓を守る家族も無く お骨をこの供養塔の下に安置して お経をあげて供養してくれる 仏塔と言う所か。  次回はもう一度良く見てこようと思う。 
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