大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0563 和弘鉋の削り

2019-04-26 21:25:06 | Weblog
この鉋刃は約3年前 町田骨董市で求めた物だ。 しかしもう当時の事は忘れてしまった。 結構錆びた鉋刃だった様だ。 それでも台を打ち保管していた。 恐らく製作されて相当の時間が経過して居ると思う。 だからエージングは進んだ物だろうと推定している。 普通なら切れても良い筈だ。 しかし余り切れる鉋と言う記憶は無い。 そう現物にも☓印が付いて居た。 今日良く刃を見ると 裏が良くない。 特に錆びた物は 錆が落ちてももう少し研ぎ進めて、一裏以上は使い込まないと駄目な気がする。 今回は 裏を出して普通よりも若干広めの裏になるまで研ぎだした。 この鉋は 一枚刃鉋なので 多分糸裏程度で良いのだろうと思う。 裏を広く研ぎ出すのは、錆びた部分を総て取り去る為だ。 これで削ると まあ比較的軽く削れる様だ。 まあこれなら普通に使える鉋だ。 今までの切れないと言う判断は誤っていた事になる。  なかなか難しい物だ。 こんな事して遊ぶ内に連休も過ぎ去って行くのだろうか。   何時もの一人遊びでは有るが、飽きることが無い。
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文机組立完了

2019-04-26 17:17:14 | Weblog
今日は雨だ。 外は寒い。 散歩も出来ないので 家にこもり修理中の文机の脚を天板に組み付ける作業を行った。 この天板は栃材で以前 作った物だ。 脚は今回新たに作り直した。 以前の脚はやはり栃を使っていた。 脚に妻手側の貫を入れて固める。 一旦それを天板に挿入して 長手方向の貫の寸法を確認した。 脚は若干外側に開き気味の様だ。 既に作って有る長手の貫をあわせて若干修正した。 これで脚の組立を行った。 4本の脚が貫で固定されたので それを天板の穴に挿入する。 その後大型のクランプで蟻ホゾに送り固定した。 今回貫材は 黄肌を使っている。 天板は既に作られて20年近く経過しており 傷や凹み汚れが有る。 これを削り取って綺麗にする事も考えたが、敢えてそのまま残す事にした。 脚はダークオークで着色しようかと思う。 桜材の脚はこのままOIL仕上でも違和感ないと思うが、貫は少し着色した方が良いだろう。 やれやれ連休の暇つぶしにと思っていたが、後は塗装だけだ。 案外早く出来た。 晴天のすがすがしい季節のはずだが 今年はどうも雨模様の日が多いのかも知れない。 
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