この鉋削るとゴリゴリした感触が有り、削った肌が何となく滑らかで無い様だ。これは切れない駄目な鉋だなと思っていた。 しかしもう一度良く刃先を見ると、やはり上手く研げて無い。 裏を見ると綺麗に見えるが 錆跡が取れてもまだ何となく所々点の様な凹みが有る。 これが上手く研げ落とせて無い。 切れない原因は此処に有る様だ。 そこで#3000の砥石で裏を研ぎ直していで滑らかにした。 その上で裏研ぎ専用の砥石で更に研ぎ直し仕上げた。 これで鎬面も中砥から研ぎ直したが、これでもまだ1カ所欠けが有る様だ。 研げている様で案外研げて無い様だ。 これでやっと少し滑らかに削れる様になった。 以前のゴリゴリした感触は無い。 駄目鉋と決めつけず 色々試行する事で何とかこの鉋の名誉を挽回できた。 他にも削りの感触が良くない物が有り やはり上手く研げて無いのだろう。 結局結論から言えば 駄目な鉋でどうにもならないと言う物は殆ど無いと言う事だ。 切れないと思ったら 自分のやり方のどこかに問題が隠れていると言う事だ。
この鉋のその後について書いて見ようか。 更に研ぎ直している。 だが削り屑は割れて出て来る。 よく見ると小さな欠けが有る様だ。 刃先を研ぎ直して行くと 以前無かったピンホールの様な所に当たる事が有る様だ。 これが原因らしい。 これを解消するには 裏出し裏押しも行いながら、更に研ぎ進める必要が有りそうだ。 この細かい穴は錆の跡なんだろうが、何処まで研ぎ進めば解消されるのか良く判らない。 上手く簡単に裏錆が研ぎ落せる鉋も有るが、グラインダーで刃先を削り落とさないと駄目な鉋も有る。 これが中古骨董市鉋の問題点だろう。 手間が掛かる割りに完全復活とはなり難い様に思う。
この鉋のその後について書いて見ようか。 更に研ぎ直している。 だが削り屑は割れて出て来る。 よく見ると小さな欠けが有る様だ。 刃先を研ぎ直して行くと 以前無かったピンホールの様な所に当たる事が有る様だ。 これが原因らしい。 これを解消するには 裏出し裏押しも行いながら、更に研ぎ進める必要が有りそうだ。 この細かい穴は錆の跡なんだろうが、何処まで研ぎ進めば解消されるのか良く判らない。 上手く簡単に裏錆が研ぎ落せる鉋も有るが、グラインダーで刃先を削り落とさないと駄目な鉋も有る。 これが中古骨董市鉋の問題点だろう。 手間が掛かる割りに完全復活とはなり難い様に思う。