大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0088 一枚刃平鉋 銘 三

2008-12-03 21:43:10 | Weblog
この鉋はどこで手に入れたか忘れた。 多分富岡八幡宮骨董市だったと思うが。刃幅が43ミリと小型の一枚刃平鉋だ。 使えたら何か別の物に仕立て直して使う事を考えていたが、駄目だった。 小端を削ってみたが刃が欠けやすい。使い込めば良くなると言う話も有るらしいが、駄目だろう。 刃には銘も何も無い。 だから自分で、四角い枠の中に 三と鏨で刻んだ。 暫く使ったが研ぎが面倒なので今はしまってある。

2015年 最近この鉋を出して来て使い始めた。 刃が大切れになって居たので、立てて研いで
いたが、やっとしのぎ部分が広くなり研ぎが安定してきた。 その為か段々切れる様になった。
今はこの鉋で 台の下端の調整荒削りを行う。 結構上手く削れる。 刃持ちも良い。
だからまた使う。 そうして使い込む内に益々切れる様にまる。 銘も無いような鉋で駄作かと
思ったが、違った。 打ち捨てられた物が 蘇った訳だ。 とても嬉しい。 切れると仕事は格段に
やり易い。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 0085 二枚刃平鉋 銘 則政 | トップ | セン(1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事