大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0399 機械作里鉋 一分 銘 未調査

2011-06-17 10:56:03 | Weblog
これも 元大工からもらった鉋です。 一分なので刃幅約3ミリです。 ガラスを入れる溝でも掘った物でしょうか。 台を見ると¥315と有りました。 随分安いのでビックリです。 殆んど使って無いと思いますが、それでも削り屑が付いてました。 当時でも 丸鋸は有ったと思いますが、 鉋で無いと出来ない場所が有ったのかも知れません。 機械は便利で仕事も速いし正確ですが 組立済みでどうしても機械が使えない場合も有るので 持ってる意味は有ったでしょう。 しかしかなり錆が来てますから 使う機会は 無かったのでしょうね。 一応整備して置こうと思います。 私も使う事は無いと思いますが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昇降盤

2011-06-09 21:28:47 | Weblog
本日 昇降盤が我家にやって来た。 相模原に有る機械屋で中古の昇降盤を手に入れた。 整備して ベアリングは総て交換して 再塗装して購入した。 メーカの銘板は無いが 奥平だと言っていた。 
横にホゾ取り機も付いている。 果たして我家に搬入出来るか心配したが 分解して搬入し 中で組立した。 その為 精度に若干問題が有るかも知れない。 回転軸と定盤の平行度や その他検査中だ。 気に入らない所は後で自分で調整しようと思う。 本来三相交流200Vモータが付属しているが、 単相の100Vに載せ替えた。 少しパワーが不足するが 三相は引け無いから しかた無い。 一応 ベルトとプーリの関係で 2500回転程度にしているが 木材の切断なので このスピードで良いと思う。 いずれ何処か作業場が借りられたら モータを入れ替えようと思う。 これから 口板 や定規の板やマイタゲージの板を製作する予定。 単純な機械だから色々工夫できるし、 遊べる要素も多いと思う。 何より交流モータは音が静かで 低いので助かる。 今まで使った 丸鋸盤は そのまま持っている。 その行き先はじっくり考えようと思う。  今までより精度良く作業できると思う。
それはとても嬉しい。 しかし遊びにしては 少し高い買物だったろうか。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繰子錐(クりコ錐)

2011-06-08 21:33:00 | Weblog
こんな物は 今は使わない。 便利な電池式の電動ドリルを使うのが一般的だろう。 そう言う物が普及する前には これを使ったのかも知れない。 先端部のチャックに専用の錐を取り付けて、 U字型の中央部を廻す。 相当力が必要な場合は 頭部の丸部を肩か胸に当てて 押すようにする。 人が回転させるので、材料によって 上手く力加減が出来た事だろう。  下駄の鼻緒を付ける穴明けに使う 全体が木製で出来た繰子錐も有ったが 今は骨董市でも見かけない。 コレクターの所有する所となったのだろうか。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手鉤

2011-06-08 21:25:05 | Weblog
これは手鉤だろうと思う。 多分畳でも上げる時にこれで 引っ掛けて持ち上げたのだろう。  大工が必要な道具とも思えないが これも道具箱に有った。 リフォームの工事も請負っていたかも知れない。  色々想像しながら 見慣れない道具をながめた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金切り鋏

2011-06-07 21:20:20 | Weblog
これも元大工の物だ。 これは波板の鉄板や屋根の使うプラスチックの波板を切る鋏だと思う。 波板は普通の鋏では切り難いので それ専用の鋏が必要だと思う。 私は使った事は無い。使って見たい気はするが、そう言う機会は無いだろう。 でも持っていようと思う。  このワニの様な口が面白いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公団使用 雨戸戸車の交換

2011-06-07 13:05:17 | Weblog
近所の公団住宅 賃貸に住む人から 雨戸が重くて閉まり難いと言うので 調べると車が 減って アルミサッシレールにすれている。 これは戸車交換が必要だ。 どうするか判らなかったが 脇のネジを外して 下框を抜きだし 戸車を取り出して 寸法を測り 似た形状の物を ホームセンターで探して 交換した。 大変だったが勉強になった。 やり方が判れば 難しく無いが 面倒なので 先ず一般の人は自分ではやらないかも知れない。  これが 交換した 旧戸車 錆びで ネジが固着して高さ調整が出来ない状態だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パターン ゲージ

2011-06-07 12:56:40 | Weblog
これも 元大工の持ち物だった。 パターンゲージと有るが 、物の形を相手に光付ける時に 使う物だと思う。 丸柱の形状を 相手の柱の墨付けしたり 礎石の形を柱に光り付ける時に 使う様だ。 和風建築で使う物と思ったが 一般住宅の建築でも使う機会が 有るのだろうか。 竹で作った物は見たこと有るが これは初めて見た。 面白いから 捨てずに取って置いた。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八角玄翁 銘 三ツ輪

2011-06-06 21:12:04 | Weblog
これも玄翁だ。 同じく450グラムある。 だから 鑿叩きに使っただろうか。矢張り相当錆びていたが 削り落とした。 柄は割れているから 交換が必要だ。 銘は輪を三つ三角に並べた物だ。 三の輪と読むのだろうか。矢張り相当激しく使われて 柄が緩んだと思われる。 楔替わりに 釘が打ち込んで有った。 この為か柄は真中で割れている。 普通こうなるから 玄翁に楔を打たない方が良いと 聞いたが 諸説有るらしい。 緩んだら紙を巻く或いは 柄を交換すると言うのが 正しいのではないか。
折れて 頭が飛び怪我でもしたら困るからだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四角玄翁 銘 金増

2011-06-06 20:55:30 | Weblog
これも元大工の道具箱に有った。 比較的柄の短い玄翁だ。 多分鑿でホゾ穴を掘る時に 鑿の頭を叩く専用の物だと思う。 重量は450グラムある。 柄は曲がり 細く力が入り易い様になっている。 玄翁の凸面で打ったと思われる。 凸面を下にして柄を横にすると 上に柄が弓なりとなる。 私の作る玄翁は これと反対にしているがこれが 正しいのだろうか。 鑿の頭を玄翁の凸面で打つ方が 打撃が一点に集中して深く食い込むという事かも知れない。 機会が有れば確かめて見よう。 道具の仕立てからも学ぶ事は有るものだ。  しかしこの450gでは 重すぎて私には使えない。 尚 銘は金増 としたが 実際はかぎの手に増である。 四角玄翁のこの真中のくびれの形が私は 好きだ。 丸玄翁より格好良いと思う。 玄翁は幾つも持っている。 どうしてこんな鉄の塊に惹かれるのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皮切り包丁  銘 正高

2011-06-06 20:43:41 | Weblog
これも元大工の道具箱に入っていた。 皮または紙を切る包丁だろうと思うが、 面倒なので 資料に当り確認する事を行ってない。 そうだろうと想像して決めたので間違いが有れば 訂正したい。 銘を探したが 無いようだ。 しかし 良く見ると柄に正高と有るので これを銘とした。 かなり錆が出ていたが 研いだら何とか使えそうだ。 かなり使い込まれた物と思う。 本来刃はもう少し長かったはずだ。  比較的研ぎ易い 柔らかい鋼に様だ。 一応刃をつけて 錆を取り油を塗って置いた。 このままでは どんどん錆が深く成り 使えなくなるからだ。 今これを使う予定は無い。 大工がどう言う時に使ったか知らないが 壁紙でも貼り 切るのに使ったかも知れない。 この人は 和風建築専門ではなくて 一般的な住宅やマンションの内装も行っていたかも知れない。 これは当面引き出しにしまっておこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする