毎日が日曜日

毎日が日曜日の老人達の時間潰しは簡単では無い。　長い事会社でこき使われた身で有れば　気ままに長生きしたいと願う。　　だが　無為にして怠惰な余生を送る人も多い。　廻りの図書館に来る老人の中には、図書館のソファーにもたれ掛り昼寝ばかりするやつもいる。　そのもいびきはうるさくて廻りに迷惑だ。　また図書館の職員に小理屈を言って威張り散らすやつもいる。　全く迷惑だ。　では気ままに長生きするのは、どうしたら良いのか。　少しばかり内容が有って、働き甲斐ある生活が必要だ。　軽く支えになる物が有り、また軽く頼りにされる物が有って良い。　　日程表の先に先までずっと空白と言うので無く、適当に楽しい日程が出来ていて、しかも空白が多いと言うのが良いだろう。　　まあそれは理想だけどねー。　

私も会員制木工房の管理人をしているが、　こう言う気ままで長生きを望む人達の　たまに来て遊べる受け皿に成れれば良いと思うんだが、なかなか難しいねー。


此処にチラシで出来た紙の箱が有る。　どうして作ったのか知らないが、女房がもらって来た。　何にもする事が無い時は　こんな物を作り方を習って作ったらどうだろう。　手先と頭を使うから、ボケの防止にもなると思うな。

むし暑い夏は過ぎて行く。　頭も体も　だらけ切っているな。

０５９０ 助六鉋の削り

助六の鉋刃は台に入れて暫く経つ。　台下端を均したので削って見ようとしたが、上手く削れない。　何度か研ぎ直したが思わしく無い。　裏を見ると、錆びは落としたが、曇りが有る。　六千番のダイヤモンド砥石に研磨剤をまいて、裏押ししているが、なかなか擦り減らない物だ。　未だ裏の曇りは完全には取れて居ない。　取敢えず台に入れて削って見た。　刃の左側に問題が有りそうだ。　それでも一応削れている。　　こうして何度かどぎ直して居ればいずれ　上手く削れる様になるだろう。　　とにかく裏がきれいにきちんと研げていれば　そこそこ削れる物だ。　そう言う事が段々判って来た。　それに刃先がキッチリ研げて無いと駄目だね。　　これが研げている様でなかなか研げて無いだな。　　　助六鉋は誰が作った物か不明だが、結構切れそうで良かった。　　こうした錆た鉋刃は安く調達できる場合も有るが、その後の手入れが大変なので　よっぽど　暇が有るか、好き者で無ければ買わない方が良いと思う。　

現状まだ　台に入れて試し削りして無い鉋刃が幾つかある。　それらをすべて整備して試し削り出来るのは何時の事か。　　そう思いながらも　次々と新しい鉋を買って来るんだな。　この夏も鉋の研ぎと調整は続く。

０５９３ ？橘鉋の削り

台風は通り過ぎて　今日は朝から　暑い。　午前中例の橘鉋を少しいじって見た。　刃を付け直した時に　刃が立ち過ぎたかなと考えて少し寝かせて研ぎ直した。　まだ裏の錆は取れない。　　もう少し裏出しして　裏押しすれば良いかも知れない。　それでも一応台に入れて削って見た。　残念だが　結果は良くない。　真中と右側に割れが有る。　それに厚い鉋屑だ。　研ぎもまだよく無いと思われる。　刃が台に対してゆるい様に思う。　別にビリつく訳でも無いが、私はこうした緩いのが好きだ。　　鉋削りは　試行錯誤の連続だ。　経験者と一緒に研究する事も無い。　一人でネットを見ながら　色々なヒントを取り込んで試している。　だからなのか余り進歩しないねー。　鉋使いに基本が有るかどうか知らないが、一応はまねている積りだ。　それ以上は自分で工夫しながらやって行くと言う道も有るだろう。　頑固な老人の趣味としては　それも有りか。

多摩の散歩 兎

お盆も終わりだ。　台風接近して　晴れと曇りが交互に繰り返す。　風も有り　余り暑く無い。　今日も近所の散歩だ。　このウサギは以前から気にはなっていた。　平たい石の台座に　乗る様に丸くなって座っている。　廻りは雑草で　もう少しで隠れそうだ。　どう言う由来でここに設置されたのか　不明だが、多分台座となる石に　何か書いて有るだろう。　今は見る人も無く、草も刈られず打ち捨てられた存在だ。　この辺りは多摩の丘陵地帯で　雑木林だった所を　造成した丘陵地帯となる。　　　しかし兎石像も　こう言う場所に一匹だけでは何となく違和感有るし、　もう少し存在感在るのもなら良かったなー。

０５９３ 鉋 銘 ？？橘

先日　布田天神骨董市で購入した鉋の手入れを行った。　斜めに研がれていた刃先をつぶして付け直した。　一枚刃鉋にしては刃口は開きすぎるので詰めた。　台も相当捻じれて狂っていたので削り直した。　刃は何度か研ぎ直しているが、残念ながら　錆が取れない部分が有る。　この裏錆は深いので　使って研ぎ減らすしかないだろう。　時間も掛かる。　刃裏は相当ベタ裏なので　少し擦って裏を調整した。　良く見ると浦はセンでスキ取って有った様だ。銘は上手く読めない。　橘も怪しい所だ。　地金は極軟鋼かと思ったがそうでは無い様だ。わずかに黒いゴマが見える。　鋼は鍛接剤を使わず　沸かし付けかもしれない。　案外と古そうな鉋刃の様だ。　台は勿論新しい物だろう。　この台は台尻　台頭共に普通は取らない、下端側の面取りをして有った。　家具や建具を扱う職人が使った物か。　しかし刃の角も殆ど取って無かった。　素人が使っていた物かも知れない。　銘の部分がやけに大きい文字だ。　こんな感じの鉋刃は何処かで見たかも知れない。　調べて見よう。　鉋屑はいく筋かに割れて出て来るが、削りの感触は悪くない。　もう少し調整して研ぎ進めば　良く切れる鉋となるだろう。　現状では削りの写真を載せる状況では無い。　残念！　

新鉄砲ゆり

今日は終戦記念日だ。　台風の接近に由る物か、曇りでそれ程暑く無くて助かる。　庭に出るとこの百合が咲いている。　　別に球根を植えた訳では無いのに、いつの間にか成長してこんなに大きくなっていた。　　この白い花はなかなか綺麗だ。　　すくっと丈は一メートル位に成長して、大きな物は2輪　小さい物は一輪の花を付ける。　葉っぱは割と細い。　鉄砲百合と思ったが、外来種と交配した新種だろうと思う。　　別に広くも無い庭に　この白い花は特に目立つ。　　お盆のお墓参りに供えると良さそうだ。　じっとり湿度の高い　夏の曇りの1日は過ぎて行く。

０５９３ 一枚刃平鉋 銘 ？橘

毎日暑いね。　でも今年の夏は例年程では無い様にも思う。　それとも加齢で暑さに鈍感になったのかな。　今日は調布布田天神骨董市に行く。　人も結構来てる。　一回りしたが道具類は少ない。　ここの骨董市は元々道具は少ないかな。　業者の数も少ない様に思う。　ある業者が出す２から３丁の鉋の中から　これを選んだ。　千円だった。　買った理由は　鉋刃裏に、斜めの滑り留め線の様な模様が有るからだ。　表馴染み側では無いから、単なる模様だろうが、これと同じ物が　新潟の佐藤さんの鉋にも有った。　同じ人が作った物かなと思った。　確証は無い。　銘を見ると　上に本改とあり、下に　？？橘とある。　？は文字が有るが傷が有り読めない。　　この傷は二枚刃の裏刃を併せる時に付く傷だが、こんなに激しく叩かずとも良いだろう。　或は意図的に銘を消しているのだろうか。　以前は二枚刃の鉋だった物を何らかの理由で一枚刃に変更した。　それも新たに台打ちした様だ。　余り良い材では無い。　台頭は　打たれて材が裂けて飛んでいる。　それ以外結構綺麗に台打ちして有る様だ。刃は相当斜めに研がれていたので、一旦刃を引いて、付け直した。　グラインダーで荒く刃を付けて、焼き戻りしない様に、後は鑢で形を整形して刃を付け、研いで直した。　結構大変だった。　刃は緩くなっている。　もう少し調整が必要。　何となくどこかで見た様な鉋だ。台下端を均して調整中なので、上手く使えたらまた報告しよう。

葛の花咲く玉川上水

玉川上水の散歩道を歩くと、葛の花が咲いている。　葛は秋の七草の一つとして　良く知られている。　我家の南の土手にもはびこっていた。　この弦が草刈機に絡まっていつも往生する。　　しかし葉っぱは飼料に　茎は布に　根っ子は葛粉になる　役に立つ植物だ。　この紫色の花も下から上に順に咲いて行くんだそうだ。　　暑い夏と言いながら　既に秋の気配も見られる。　お盆も終われば　急に夕方になると涼しい風も吹き、日暮も早くなって、夜７時は今も既に真っ暗では無いか。　　暑い夏は短く　ほんの一瞬の出来事だ。　盆踊りの太鼓の音が遠くから聞こえる。　　９時になれば　盆踊りも打ち上げで、今迄賑やかな太鼓の音も止むと　辺りは急に静かになり、蝉も鳴かない。　　暑い夏も夢の様に過ぎて行くんだなー。

玉川上水の散歩 （２０１６－８）

今回で何回目になるか。　今日はお盆で何処に行っても混むから、散歩でお茶を濁す事にしよう。　暑い夏には違いないが、薄曇りで日差しはそれ程強く無く、熱中症で倒れる程では無い。　水筒に氷水を入れて出かけた。　やはり歩いている人は少ない。　此処でランニングするのは健康お宅だろう。　　ゆっくりと森の中を歩く。　やはり風もさわやかで気持ち良い。　蝉がうるさく鳴く。　何時も立ち寄る蕎麦屋は閉店していて残念。　路傍のベンチに座りスマホで写真を撮る。　　乾いた土埃の道　むっとする暑い空気　せわしなく鳴く蝉　その中に静寂がある。　木漏れ日が地面を照らす。　何度行っても良いお気に入りの散歩道だな。　今年の夏はこうしてゆっくり過ぎて行く。　　暑くて道具の手入れ処では無い。　こうして自然を堪能する季節だ。

多摩の散歩 山法師

今日は　山の日とかで休日となる。　　夏の暑い一日だったが、散歩に行く。　途中でこの　やまぼうしの実を見付けた。まだ緑の実が多いが　中には　黄色や赤く色ずく実も有った。持っていた　スマホのカメラで撮影して見た。　今度のスマホのカメラはデジカメ並に良く撮影出来た。　まだ秋には早いが、もう秋らしい兆しが見付けられた。　余りに暑いのですべて歩かず、途中から電車に乗って帰って来た。　電車の冷房もきつくて、体にこたえる。　疲れる一日だった。