大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

山内八十八カ所巡拝路入口

2020-09-20 20:28:41 | Weblog
連休に入った。  生憎天気は良く無い様だ。   久し振りに高幡不動骨董市にやって来た。  一応ネットで調べたのだが、 開催するのか半信半疑だった。  どうやらやっている様だ。  業者に聞くと この辺では川越もやって無いし 大和もやって無いし 町田もやって無い様だが、 どうして高幡は開催出来たのだろうか。  山門をくぐり中に入ってすぐ左手に この看板が有った。  まだ新しい物なので最近設置したのでは無いかと思う。
四国八十八カ所巡りの簡易版と言って良いのだろうか。  高幡山の斜面に 道を巡らして 石柱を立て、そこを巡って お参りすると 巡礼に行ったご利益があると言う物だろうか。

確か 紫陽花の咲くころ来て 巡った事が有る。 忘れたが1時間程で巡れると思う。 良い運動にもなる。  だが この道を歩く人は少ない様だ。 そこで この看板を立てて宣伝に努めると言う事かも知れない。  別に信心深く無くても 一度位は見て歩くと良いのでは無いか。  冬前の蚊の居ない季節か 紫陽花の頃が良いと思う。 

兎に角 コロナの終息には程遠いが、 骨董市も開催できる様になって喜ばしい。 今回も3品を入手した。  ろくな物では無いと思うが 紹介して見よう。 締めて400円也だ。    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0111 新之助鉋の削り

2020-09-19 10:59:07 | Weblog
この鉋は10年以上前に 大和骨董市で刃のみ購入した。  余った古台に入れて 少し使って見たが 案外感触は良かった。  今回の台のカビの拭き取りで 出して来た。 少し錆も有るので 研ぎ直している。 削って見ると案外良かった。  材料が1×4SPFなので柔らかい事もあると思う。 取敢えず削りの具合を記録に残した。 削り跡を見ると艶も有る様だ。 これは案外良い刃かも知れない。 出来れば台は作り直したいが 今は出来ない。
この鉋の整備もそろそろ終わりにしようか。  何時までやっても切が無いし、だけれども以前買って来た鉋で 何度も何度も色々いじくって楽しめる所は ナカナカ良い。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0545 鉋 京利平の修理

2020-09-19 10:33:01 | Weblog
以前に比べると 昼もかなり過ごしやすくなって来た。 ただまだ蒸し暑い。 そこでもう少し鉋のカビの拭き取りを行っている。 錆が出た物は研ぎ直しも行っている。 今日はこの鉋を出して来た。 これは高幡不動骨董市で買った物だ。 使って見ると案外良く切れる鉋だった。 しかし 台の頭部に割れが有る。 ボルトを入れて締め付けて修理して有った。 ボルトを抜き 割れ目に接着剤を流し込み締め付けた。 上手く接着出来た様だ。 所が下端を見ると真中は一ミリ位凹み気味になっている。 多分台が膨れた状態で下端を均して使用していた関係でそうなったのかも知れない。 元の様にボルトは入れて締め付けたが、 このままでは刃を入れた時に 押されてまた膨らむと思い 契りを入れて有った。 これで一応暫く使って居た。 だがこの凹みが気になる。 勿論台全体を一ミリ削り取れば良いのだろうが、それは大変だし 台も薄くなってしまう。 そこで今回 普通は余りやらない修理を試みた。 はたしてどうなるか。

まず台頭部の真中辺りを 約5ミリ程度 削り取る。 これは昇降盤でやり一部は鑿で落とした。 契りの一部が残るが今回我慢しよう。 そこに別材を短冊状に切り嵌め込んだ。 そこだけ若干色が違う。 後は 出る部分を削り取り 全体裏を均した。 これで今の所支障なく使える。 削りの感触も依然と変わらない。 この鉋の裏金を見ると みき正 と銘が有り この鉋は関西 三木で作られた物かも知れない。 台尻から見ると 板取りは完全柾目で それが割れの原因かも知れない。 このまま引き出しに保管せず しばらく雑用に使い様子を見てみよう。 台の色の感じからすると 昭和の時代に作られた物かも知れない。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩のキノコ 2020

2020-09-18 12:49:20 | Weblog
今回も日常の一コマを書いて見よう。  今年もキノコの季節が来た様だ。 今年は白っぽいキノコが目立つ。  探せば色々なキノコが有って その種類は10を超えるだろう。 昨年は 多摩のキノコ展も有った。  この辺りは多摩の丘陵を切り開いて 大規模な団地を作り公園や道路も整備した。  その時に植えた樹木が大きく育って キノコが育ちやすい環境が整ったと言う事だろうか。  見掛けても取る人は居ない様だ。  まあ食用に適するキノコが有るのかどうか 私は良く知らない。  たとえ食用になるキノコが有っても 美味しく無いのだろう。  今が盛りで 後一週間もすると 干からびて 何処か判らなくなる。 多摩の 蒸し暑い気候や樹木の多さ 枯れ葉の積もる環境が 生育に適しているのだろうか。

この写真のキノコは元々傘の表面は茶色かった様だが 大きくなるにつれて 白っぽくなったと思われる。 こういう何となく粉っぽい感じのキノコは食べられないと聞いた事が有るが どうだろうか。 調べた事は無い。 キノコの季節が終ると やっと本格的な秋がやって来る。 今年は春先前から コロナ一色で 楽しい事もすくなかった。 或は冬まで 下手すると来年春頃まで コロナは続くだろう。 普段の日常を大切に 生きて行くしか無いだろうな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0600 旭鉋の削り

2020-09-17 22:44:01 | Weblog
9月も中旬を過ぎた。 時の経つのは早い物だ。  暑さも少し緩和された。 もう蝉も鳴かない。  コロナ感染者も一時横這いで 減少傾向では無い様だ。  この所 自分の作業部屋に入り 鉋箪笥から鉋を出して手入れしている。 錆はそれ程でも無いが、 カビがすごい。  それを拭き取って これと思う物は 研ぎ直して 試し削りして見る。 使えるなと思えば 番号の脇に〇印をつけて置く。  いずれ切れない鉋は放出しようと思っている。 別に売ろうと言うのではない。  何時も鉋を買う業者がOKと言えば 宅配便で送ってやろうと思っている。 引き取るかどうか判らないが、気が向いたらまたそいつを売れば良いだろう。 欲しいと言う人の所に 循環すれば良い訳だ。 

さて今回は旭鉋を手入れして見た。 これは新品見たいな鉋だ。 普通は使い込んだぼろ鉋が多いが、これはまだほとんど使って無い。  4年か5年ぐらい前に買った物だ。 何度か研いで 使って見るが思わしく無かった。  今回 研ぎ直して使って見ると まあ一応上手く削れる様だ。 本来ここから更に調整して追い込めば良いのだろうが 今回は整備の一環なので そこまでやらずに引出に戻した。 取敢えず〇印をつけて置こう。 

鉋削りは暇な時には 良い遊びだ。 ちょっとした時間でも出来て 充分楽しめる。 薄く削ろうと 必死になる様な物でも無い。  削れれば良いし 削れなければ 自分の仕立てか 研ぎが良くないと思えば良い。  それでも これはと思う鉋は きっちり研いで整備すると必ず切れる。 不思議な物だ。  その替わり これは駄目だなと思う物は何をしても駄目なんだ。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0726 二枚刃長台鉋 銘 成 八分

2020-09-14 19:55:41 | Weblog
先日富岡八幡骨董市で入手した二丁目の鉋を紹介して見よう。 これも500円で購入した。
長台で 接ぎ合わせ用に調整された物の様だ。 台の右の木端が 面取りして無く平面と直角に調整して有る様だ。 台を見るとまだそれ程使って無く 新しい物の様に見える。 しかし刃を見るとかなり使い込まれた感じがする。 刃の頭が叩かれて鉄がめくれた所を グラインダーで削り落として有る様だ。 刃裏はかなりベタ裏になっていた。  刃幅70ミリ 全長80ミリである程度 使って有ると思う。 全体にそれ程 錆は出て無いのだが、刃先だけ随分 赤錆び出て居た。  これを削り落として 研ぎ直したが 結構錆びは深い様だ。 何度か 裏出しと裏押しを行い あらかた錆を落としている。 この刃の銘は成と有り 脇に鬼切丸と刻印が在る。 少し調べて見たが 何処で作られた物か 現状は不明。 裏刃も付いており ピッタリ合うように 調整されていた。 

状況から判断すると 刃の減り具合から 二代目の台なのかも知れない。 現状はまだ削れる段階では無い。 もう少し刃の研ぎ直しと台の調整が必要だと思う。 それからこの鉋刃は耳が落として無い。 そこで今回は耳を落とさず 使って見たいと考えている。 その方が刃が安定するのでは無いかと考えての事だ。 

兎に角 富岡だけでも 市が再開されて良かった。 コロナ感染者減少傾向なら 経済の事も有り 骨董市も徐々に 再開する所が増えると思っている。 場所を提供する都や県や取り纏め業者の思惑も有り 一斉には難しいと思うが。 コロナとインフルエンザの状況次第で 先行きの見通しは 立て難いだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0725 糸角面取鉋 銘 悦英

2020-09-14 09:19:05 | Weblog
この鉋は富岡八幡骨董市で入手した。 500円だった。 今まで見た事の無い鉋だ。 これは どう言う作業の時に使う物だろうか。 一応浅く角面を取る時に使う物だろうと考えて適当な名前を付けた。写真を見ると構造が判る様に 台尻側から撮っている。 刃幅32ミリ
全長60ミリ程度の小型の 刃で斜めに刃付けした物が台に挿入して有る。 台下端は三角の溝が二本切って有る。  に溝の底頂点にはすり割りが刃先まで切って有り 刃はそのすり割りに接している。  まあ写真を見た方が判り易いと思う。  このぼう鉋を角棒の角に当てて軽く引くと 角の頂点が浅く約一ミリ程度 取れる。 これは糸面取りに使う物では無いかと思う。 溝が2本ある理由は良く判らない。 見ると新品の様で 使って無い様だ。 悦榮はこう言った 役物鉋を良く作る様に思う。  私が知らないだけで 一般に良く有る物だろうか。  売れ残って廃棄された様だが それ程古い物では無いと思うが。

多分使う機会は余り無いだろうと思うが、珍しい物が手に入り嬉しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0708 東 秀貞の削り その2

2020-09-13 19:59:03 | Weblog
今回も 東秀貞の削りについて紹介しよう。 あれから暫くこの鉋をいじくり廻している。 今回材料は1×4SPFを使って居る。 板目削りで節もある材を使った。 材が柔らかいのか 案外スムースに削れた。 材の幅が鉋台の幅より広く 刃幅一杯に鉋屑を出すのは難しい。  鉋台下端全体を平面に均さないと 上手く削れない。  台直し鉋を研ぎ直して 下端を調整して この程度削れる様になった。 秀貞は ナカナカ良い鉋だ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富岡八幡骨董市 やっと再開催

2020-09-13 19:39:54 | Weblog
骨董市も暫く行って無かった。 7月初旬以来行って無い。  骨董市情報をネットで調べていたが、開催している所は無かった。 この所 コロナの感染者が減ったと判断したのか、富岡八幡骨董市が やっと開催出来る様になった。 今日は曇りで 午後雨の予報も有るが、 午前中は雨も降りそうも無いので 行って見た。 業者の数はそれ程多く無いが 何時もの骨董市の賑わいは有り、人手もそこそこ有る様だ。  このまま継続して欲しいと願う。 次は9月の第4週の予定だ。

今回は久し振りに鉋2丁を買って来た。 その内に紹介したい。 このままコロナ感染者が減少傾向なら、10月には 他の骨董市も開催される様になるだろう。 期待している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0708 東 秀貞鉋の削り

2020-09-11 22:48:13 | Weblog
去年の夏 8月にこの鉋の台を作り 刃を入れて一応使える状態にしてあった。 研いで削って見たが切れなかった。 研ぎが不十分だったのだろう。 その後 約1年放置していたが、今になって、 この鉋の事を思い出して 出して来た。 見ると刃先 刃裏に薄く錆が出て居る。 この錆は以前も有った物だ。 研ぎ直したが これが取れない。  以前も研ぎ落せて無かったが、 暫く放置して置いた為に、余計酷い状態になっていた。  仕方無いので再度裏出しと裏押しを行って もう一度入念に研ぎ直した。 これで少し切れる様になった。 まだ不十分ながら 何とか削れる状態だ。 何となく耳が立つと言うのか 刃の両脇が削れて真中が上手く削れない様だ。 以前とは少し違う削れ方の様に思う。

まだ 昼は暑くて 刃を研いでも削っていても 汗が噴き出して長くは作業出来ない。 早く涼しくなって欲しい物だ。 感触として 東 秀貞はまあ使える鉋だと思う。 それにしても1年で台も相当狂っていた。 台の修正も難しい物だ。 何処をどう削り取れば 上手く削れる様になるのか今一 その勘所が掴めて無い様だ。 鉋は使える物数丁有れば それで十分だなと思う。 色々やっていると迷いも出て こうすれば良いと言う結論が導き出せない。 だから次々と鉋を替えて ただ遊んでいるだけの事になりそうだ。 

しかしだ。 コロナも少し落ち着いたらまた骨董市に行って 鉋買って来るのだろうと思う。
取敢えず今週末 日曜日 雨で無ければ富岡に行って見ようかと思っている。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする