コロナと夏の疲れが出て最近の私達(
も）
何か一つ用事をしただけで
この調子だと店を始められるだろうか
そんな話をしていた時だ
東京パラリンピック最終日の5日、陸上女子マラソン（視覚障害T12）
日本選手団最年長６６歳の西島美保子様
「どうしてもたどり着きたかった。その思いで必死で走ってきた」
42・195キロを走り抜き3時間29分12秒で8位
６６歳で走れることだけでも素晴らしいのに
３時間も
私など３時間
歩けば、はぁ～はぁ～
いや～歩けないかも
それを走るって
お陰で気合いが入りました
何を怠けてるんだ
年だからって考えを捨てなきゃ
今年は３７周年
コロナのせいで以前の様に
お客様いっぱい来ていただいて
記念パーティーは出来ないかもしれないけど
カレーパーティーも無理かもしれないけど
いつか演奏会が出来たらどんなに嬉しいか
でもまだまだやれる
コロナ感染がいつまでもひどく
特に大阪は
その為我が家も本来なら９月から営業するはずが
１７日からに
さてそれもどうなる事やら
そんな事を考えていた矢先
「今晩、おねがいできますか？」
聞きなれた常連様の声
こちらの方には９月初めには営業とお知らせしていた
誠に申し訳ございません
１７日からの営業に変わったことをお知らせせずに
待って下さるお客様の為にもボヤっとしてたらダメ
１ヵ月前に常連様が
「貴方だけにお話ししときます。癌になり手術をすることになりました」
え
「誰にも言わないでﾈ
娘にも言ってないから」
「そんな絶対にお嬢様に話さないと後で知ったらどんなに悲しいか」
親は子供に迷惑をかけたくない。
まして現役でバリバリ仕事をしているお嬢様だから
気持ちは解ります
でも
それでもダメです
説得が聞いたのかどうかは解りませんが
次はラインで
「明日手術が決まりました。コロナなので付き添いも面会もダメ。
一人で受けます。
娘が９月いっぱい面倒を見てくれます。」
良かった。お嬢様が見て下さるんだ。
昨日ライン
「無事退院出来ました傷口がふさがるまで暫くかかりますが、
９月いっぱい娘が家事と介護と仕事をしてくれます」
素晴らしいお嬢様がいらして頼もしい限りです。
でも素晴らしいお嬢様を育てたのはお母様なんだから
ゆっくりお嬢様に甘えて下さい
だけど、くれぐれも
と言う言葉を伝え
老いては子に従えを肝に命じて下さいﾈ
(´∀｀*)ｳﾌﾌ
だっていつも親子喧嘩をしているんだもの
結婚してお嫁さんと
クリスマスに来て下さってから
もう何年も音沙汰無し
メールを送っても年賀状もお返事なし
ず～っとずっとどうしているかな？って心配していた彼
今日ひょこりと訪ねて来てくれた
名前を言ってくれるまで誰かも解らず
確かに彼だ
幼いころから母親と我が家に食事に来ていたが黙々と食事をするだけ。
ジビエが好きな彼
２２歳になった寡黙な彼が
「これ書きました」と消え入るような声で
差し出されたのは
元は『切手のない手紙』（改題『ずっと逢いたかった。. 』
松本幸四郎主演でテレビ放映された
書籍
25歳で文芸社U‐30大賞を
『誘拐の長い午後』（文芸社）で受賞
きっと彼は作家になるんだろうなって
でもそれと同時に料理にも関心があり
又々か細い声で
「料理教えて下さい」とシェフに
何故かシェフも彼とは気が合って
「時間のある時なら」
その後、食の新聞社に勤めた事は聞いていた
今も
こちらで頑張っていた！
良かった
立派になった彼が
今回差し出したのはスマートフォン
可愛い８ヶ月の女の子の写真
お父さんになったんだ
そりゃー以前と違いハキハキとした口調で話し、的確な会話をされるはずだ
彼曰く
「光陰矢の如し」
あっと言うまに時間が過ぎていただけだったのですﾈ
良かった良かった
「子供にパイ包みをたべさせたいのでそれまでお店を頑張って下さい」
アララ
又々お店閉店時期が伸びました
