実を言いますと、日頃から愛読している増田俊男さんの新刊と勘違いして買いました。真っ赤なカバーに大きな文字でタイトルが書かれた、インパクトの強いデザインもその著者のお馴染みのイメージでしたので‥‥。
そんな間違いはありましたが、『大阪経済大復活』というタイトルには大いに惹かれるものがありました。そして読み進んでいくうちに、これはとてもラッキーな出会いになったという思いになりました。何十年にもわたって不振を続けてきた阪神経済が、その大きな要因と指摘されている法律の足枷から解き放たれ、ものづくりの比類無い集積地としてのIDを活かし、力強く復活を果たすシナリオが提言として示されています。
交通ネットワークの改善・都心型大学の誘致・保育幼稚園の大増設・デパート集客特区の設定などの興味深い7つのアプローチが、いわゆる規制緩和の時代の可能性を明らかにしていきます。経済学者から不動産証券アナリストを経て、現在は企業投資の専門家である著者の広く確かな分析力により、大阪経済に大きな希望を感じさせてくれました。
“あとがき”には、自分が東京出身で一橋大学に通い、大阪には二泊三日以上滞在したことはないと書かれていました。それがかえって客観的な説得力を感じさせるところが面白い本です。
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大阪経済大復活 増田 悦佐 PHP研究所 このアイテムの詳細を見る |
高度経済成長は復活できる (文春新書) 増田 悦佐 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
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