NHK木曜日夜の「仕事ハッケン伝」は芸能人が様々な業界に飛び込み、1週間の経験を通して仕事の概要を伝えながら、厳しくも真摯な先輩との心の交流を築いていく様子が人気の番組です。
民放でも最近は従来の単純なCMではなく、工場見学や新商品開発のプロセス取材など、その企業への親近感も生まれることからか、新たなコマーシャル効果を意図した企画が多くなっているようです。その中でもさすが伝説となっている『プロジェクトX ~挑戦者たち~』を大ヒットさせたNHKのクォリテイーを感じさせます。
今回は漫才の庄司智春さんが1週間お茶の水ギター街で有名な「神田商会」で働きます。ストリートに並ぶそれぞれ一癖あるギター・ショップのオーナーやスタッフの中に、それ程にはギターの知識がある分けではないタレントが営業員として入っていきます。
多くの回では先ずは緊張感で職場に溶け込むのに苦労し、それを何とか克服する場面がクライマックスで描かれて終了というパターンが普通ですが、庄司さんの人柄なのか初めから終わりまでスムーズで楽し気にさえ見えました。芸能人とギター業界の親和性の高さもあったかも知れません。
クライマックスは新たな企画ギターのカラーを考える仕事になりました。従来の常識では売れ難いとされていた黄色を粘り強く押し通し、工場まで行き試作をしたものが意外にも売り先に高い期待で受け入れられます。あのギターの今後の売れ行きに注目しています。全国に放送されたので宣伝効果は大きいとは想いますが‥‥。
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