昨夜のNHK『歴史秘話ヒストリア』は「遍路は続くよどこまでも ~四国八十八か所霊場 1200年の物語~」とのタイトルで四国巡礼にまつわる話でした。
僕は徳島県の出身で自分でも少しお遍路さんの旅をしたことがあり、その歴史に秘められた物語を前日から楽しみにしていました。
弘法大師空海が若い頃に難しい官吏試験を目差していて、その暗記力が養われると教えられ修行の旅に出たことや、それを続ける中で出世や豊かな暮らしをする自分だけの幸せよりも、一般庶民まで含めて全ての人を救わなければならないと、自分が学ぶ本当の目的というものに目覚めたことを知りました。目的を持つことの強さや大切さを改めて感じます。
その他にも、江戸時代の修行僧が書いたガイドブックが大ヒットし、今日のように庶民にも四国巡礼がブームになったこと、そして先の戦争で途絶えていた巡礼の旅を復活させた、最初のバスツアーの感動エピソードなども興味深く見ました。
平成26年は四国霊場開創1200年にあたり、多くの巡礼者がそれぞれの想いを持って四国遍路の道を辿っているようです。弘法大師と同じように悩みの中でそれぞれの人生の目的を見つけられたらと想います。
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