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近隣地域の人達が、昔互いに往来した道を里道(りどう・さとのみち)と言いますが、千里山では合理的に割り切れない地形であったために、そのような里道が幾つか残されています。分断されて今はもう全く人の踏み入れない草道が、昔日の郷愁とロマンを感じさせてくれます。
写真の道は、昨日撮影に訪れた千里山ロイヤルマンションの、共有ガーデン・スペースを貫通していた里道を残し、現代的な空間にリニュアルしたものです。
里道の行く先には、レッチワース・ロードに続く幹線道路を横断して、竹林の中を春日地区へと越えていく、昔のままの姿の里道の入り口が見えてきます。
道が延びたり、拡幅したり、バイパスができたりというのは、そこに時代と共に生きる人々の、生活の方向性や意志と切っても切れないものです。
そして道づくりを通して人々が結集したり苦労を共にしていた姿がよく描かれています。
その時代のまちづくりの課題に対して、真っ正面からぶつかる苦労を避けないでいきたいですネ!!