吹田市の阪急南千里にある昭和に作られたプラネタリウムが、昨日最後の日を迎えたというテレビ・ニュースがありました。
6月下旬に僕もこの小さなプラネタリウムに初めて行ったことをブログに書きましたが、その時に解説をされていた声も語り口が紹介されていた小倉さんだったように想います。仕事を退職後6年間こちらでスタッフとして活動を続けてこられたということでした。
南千里駅に隣接した施設の建て替えに伴い整理・閉館されたようですが、開館当初は千里ニュータウンの子供や家族が年間3万人も訪れたものの、少子化の現在では1万人程にまで減ってきていたようです。それでも1万人も利用していたのかというのが僕の率直な感想で、もっと少なく忘れ去られた施設なのではないかと想っていました。確かに先日僕が訪れた時にも30人程の家族連れやカップルも入場して、街中での夜空散策と小倉さんの解説を楽しんでいたと想います。
今後、新しく建て替えられて(千里南地区センター「千里ニュータウンプラザ」: 図書館など併設)プラネタリウムに換わる目玉施設が企画されているのかどうか分かりませんが、民間でも良いので何か周辺住民の生活に夢や心を豊かにするものを期待しています。
何故なのか考えてみましたが、
①「天体」が身近になった。これは結構なことです。
②夜空が明るくなりすぎて、星を見ることがなくなり、却って天体が遠くなってしまった。
①、②は反対の事を言っているようですが、残念と言えば残念で、結構なことといえば結構なことではないかと、、、、、。
そうですね、最近ではテレビなどでも金環日食や流星群のニュースやお知らせをしてくれるので、天体がマニアックなものではなく身近な話題にもなります。
一方では美しい星空が都市では見られないということで、なかなか日常的には意識されることは少なくなっていますね。プラネタリウムも出掛ける必要があるので「非日常」なイベントですし‥‥。
そして大阪ですと市立科学博物館の大きなプラネタリウムに行きますから小さなプラネタリウムは難しいのでしょうか。でも実際に行ってみると楽しめたのも事実ですから、何か工夫があれば良いのではないかとも想いますが‥‥。