一昨日の事ですが、その時も夕飯の買い出しに、峠を越えてジャスコ方面へ坂道を下りていくと、二人の年輩のご婦人が立ち話をされていました。何気なく立ち止まると、目の端の方に赤みの色を感じました。仰ぎ見ると桜の青葉の中に点々と、可愛いサクランボが実っているではありませんか。僕は思わず手を伸ばし一つをちぎり取ると、直ぐに口に放り込みました。
その瞬間にご婦人の一人がこのお家の方だと直感したのですが、僕が悪びれもせずに「懐かしい味です!!」と言って「美味しい!!」と続けると、「もっと赤いのでないと‥‥」と少しも怒っている風でもないのです。「いえ、これでも十分」と言いながら、僕はもう坂道を下り始めていました。
買い物を終えてもう一度通りかかった頃は、もう誰もいませんでしたが、暗くなっていて赤い実も目立ちにくくなっていました。
今日も買い物に出たので、ついでに写真に撮りましたが、サクランボは盗みませんでした。そして一昨日も僕は決して盗んだ分けではなかったのだと気が付きました。
その瞬間にご婦人の一人がこのお家の方だと直感したのですが、僕が悪びれもせずに「懐かしい味です!!」と言って「美味しい!!」と続けると、「もっと赤いのでないと‥‥」と少しも怒っている風でもないのです。「いえ、これでも十分」と言いながら、僕はもう坂道を下り始めていました。
買い物を終えてもう一度通りかかった頃は、もう誰もいませんでしたが、暗くなっていて赤い実も目立ちにくくなっていました。
今日も買い物に出たので、ついでに写真に撮りましたが、サクランボは盗みませんでした。そして一昨日も僕は決して盗んだ分けではなかったのだと気が付きました。
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又、紹介した「桜あそび」という本は、それ以上の深さがありますので、ぜひご一読下さい!!