僕の故郷である徳島県美波町が舞台の一つとなっている、NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』で、ヒロイン波美がバイトをすることになった道の駅美波には何度も行ったことがあります。同じ町内の由岐(田井ノ浜)の実家からは、近年のバイパス開通により車でわずか5分程で、四国23番札所の薬王寺やこの道の駅に着きますので、帰省した折にはよく出掛けて魚の干物や、ご飯の友として絶品の雲丹の瓶詰め・柚味噌などを買って帰ります。美波町は門前町&漁師町が地域経営の基本ですが、少し入れば山川の幸にも恵まれていろいろ美味しいものが多いです。
魚の干物といえば想い出されるのはフグの干物でしょうか。それも「北枕」という猛毒を連想させる怖い別名を持ち、磯釣りではエサ取りと迷惑がられているフグの開きです。もちろん一般には(道の駅でも)売られてはいないと想いますが、僕はかなり前の正月に木岐の漁師の友達を訪ねた時に、これをお酒の当てとして食べさせて貰いました。お母さんが(もちろんフグ調理無免許)捌いて造られたということでしたが、とても美味しく‥‥頂きました。
雲丹の瓶詰めは阿部や伊座利地区の海女の人達の手作りで、数も少なく無添加で純粋なのでなかなか手に入りません。由岐駅から帰る時に物産コーナーに置かれていれば必ず3.4本まとめて買います。
柚味噌は全国どこでも土産物として売られていますが、僕らの子供の頃には柚の実を半分に切り、果汁を絞った果皮に味噌を詰めて、ストーブの上でじっくり焼いた香りと味が忘れられません。飛騨・高山の朴葉味噌はもっと洗練された郷土料理ですが、柚味噌はもっと素朴な故郷の味です。
ドラマではヒロイン波美が道の駅のブログ発信でも活躍することになりそうですが、実際に道の駅美波(日和佐)の森本長生駅長のブログも詳しくて面白いと話題になっているようです【徳島新聞】。
※ 道の駅美波の建物内部のシーンは、ロケ情報ブログ「徳島へウェルかめ」によりますと、スタジオ・セット撮りということです。それにしても良く似せて造られています。
【追記】『ウェルかめ』の楽しい情報サイト『ウェルかめ朝ドラ@応援!』で僕のブログを紹介して下さいました。暖かいコメント有り難うございます! ドラマはもうすぐ終わってしまいますが、皆さんとはこれからも『ウェルかめ』を通じて何か交流が続いていけばと思っています。よろしくお願いします。
【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。
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