寝苦しい夜が続いているけれど、昨夜などは寒いくらいの風が通り、(ああ、もうすでに秋に向かっているのだなぁ)と微妙に安堵。
掛け布団も掛けないでごろごろ、まるで回転しているように寝ている寝相の悪さ。ふと目を覚ますと、今あんなにはっきり言った言葉は何だったのだろう・・・と、思う。いわゆる寝言に、夢うつつで現実との堺が判別できない状態。
自分の意識下から出た言葉を反芻してみる。あれが本心か・・・否・・・などと考えている内に、こうして考えている自分も夢の中なのだろうかと混濁するのは頭ばかりで、目も開かない眠気の渦中。
外は薄く白んでいる・・・夜明けは少しづつ遅くなっているけれど、それでも夏の夜明けは清々しくて至福である。そんな中のわたしの混濁した意識・・・夢は夢として次第に形を失い、起床して数時間も経たないのに、今は《夢を見た》という事実だけが余韻のように残るばかり。
思い出せない夢の内容・・・わたしは確かに何か言ったのだった、なのにその言葉で覚醒したはずなのにその言葉すらも思い出せない。
夢と現実、思い(願い)は潜在的に自身の中で膨らみ出口のないまま彷徨っているのかもしれない。
そうしてこんな風に人生最後の瞬間にも、思い出せないまま(何だったのだろう)などと何も為し得なかった人生に惜別して逝くのだろうか。
(霧消に帰する)という大前提の下に、何かを為そうなどと考えるのはむしろ不遜であって全ては夢の如き泡なのかもしれない。
否定、重ねて否定・・・否、大いなる夢想に遊ぶ破天荒は67才のわたしに残っているか。(夢はまだまだ)と小さく叫んでいる。
掛け布団も掛けないでごろごろ、まるで回転しているように寝ている寝相の悪さ。ふと目を覚ますと、今あんなにはっきり言った言葉は何だったのだろう・・・と、思う。いわゆる寝言に、夢うつつで現実との堺が判別できない状態。
自分の意識下から出た言葉を反芻してみる。あれが本心か・・・否・・・などと考えている内に、こうして考えている自分も夢の中なのだろうかと混濁するのは頭ばかりで、目も開かない眠気の渦中。
外は薄く白んでいる・・・夜明けは少しづつ遅くなっているけれど、それでも夏の夜明けは清々しくて至福である。そんな中のわたしの混濁した意識・・・夢は夢として次第に形を失い、起床して数時間も経たないのに、今は《夢を見た》という事実だけが余韻のように残るばかり。
思い出せない夢の内容・・・わたしは確かに何か言ったのだった、なのにその言葉で覚醒したはずなのにその言葉すらも思い出せない。
夢と現実、思い(願い)は潜在的に自身の中で膨らみ出口のないまま彷徨っているのかもしれない。
そうしてこんな風に人生最後の瞬間にも、思い出せないまま(何だったのだろう)などと何も為し得なかった人生に惜別して逝くのだろうか。
(霧消に帰する)という大前提の下に、何かを為そうなどと考えるのはむしろ不遜であって全ては夢の如き泡なのかもしれない。
否定、重ねて否定・・・否、大いなる夢想に遊ぶ破天荒は67才のわたしに残っているか。(夢はまだまだ)と小さく叫んでいる。