続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『電車』①(『グランド電柱』より)

2018-07-31 07:15:39 | 宮沢賢治

    『電車』

  トンネルへはひるのでtけた電燈ぢやないのです
  車掌がほんのおもしろまぎれにつけたのです
  こんな豆ばたけの風のなかで

   なあに 山火事でござんせう
   なあに 山火事でござんせう
   はてな 向ふの光るあれは雲ですな
   木きつてゐますな
   いゝえ やつぱり山火事でござんせう


☆伝える赦(罪や過ちを許す)

 伝える等(平等)の視野(思考、見解、観察などの目の及ぶ範囲)の章(文章)は、等(平等)の譜(系統的に書き記したもの)である。
 太陽には、化(教え導くこと)の慈(いつくしみ)がある。
 太陽には、化(教え導くこと)の慈(いつくしみ)がある。 
 他意の考えを恒(常に)運(めぐらせている)。
 黙(声に出さないが)太陽には、化(教え導くこと)の慈(いつくしみ)がある。 


🈞マグリット『夏』②

2018-07-31 06:35:37 | 美術ノート

 この画は縦横きっかり計ったように正確に描かれているが、むしろ奇妙である。
 広角的に見たにせよ、焦点が定まらない。しかし、遠方から見た場合、部分的に画一的になることはある。
 つまり、至近ではなく、遠方から覗いている景色である。

 一様に閉ざされた窓、彩色に欠けたカーテン、室内は真っ暗にしか見えない。
 このシーンは二階以上四階までの建屋を写しているが、相当に大きい建築物(集合住宅)であり、相当数の人々を暗示している。
 並べて閉塞的な生活を予感させる、なぜなら、『夏』であるにもかかわらず窓は閉じられているから。
 夏ならばこそ、この景色は異常なのである。
 当然、開放されるべき窓の閉塞・・・何らかの警告、通達があっての緊急事態。世情の暗澹、社会の歪み、不穏な空気(ファシスト化)・・・人々の震え慄きが垣間見えてくる。
 マグリットの杞憂・心痛、激震の走る世情を沈黙のうちに静かに描いた作品である。


(写真は新国立美術館『マグリット』展/図録より)


『小岩井農場』69

2018-07-31 06:24:17 | 宮沢賢治

  わたくしは白い雑嚢をぶらさげて
  きままな林務官のやうに
  五月のきんいろの外光のなかで
  口笛をふき歩調をふんでわるいだらうか


☆魂の像(すがた)を納(受け入れる)
 輪(順に回る)謀(はかりごと)で換(入れ替える)
 語(言葉)を合わせる我意の講(話)である。
 考えに適(ふさわしい/当てはめ)補(繕う)帖(書き物)である。


『城』2996。

2018-07-31 06:14:49 | カフカ覚書

アルトゥルは、お城へ逃げていって、このことを訴えています。いずれはこちらへ帰ってくるでしょうが、とにかく、いまはいません。しかし、イェレミーアスは、こちらに残りました。


☆アルトゥルは、死から逃れ、今は砦からも逃げており、常に告訴しています。しかし、イェレミーアスはこちらに留まりました。