ペーパー・写・楽

ペーパークラフト、京都の写真、カブ、自転車、軽自動車で楽しんでいます。

ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜を作る その3 HATSUSHIMO

2009-02-28 08:56:30 | ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜
 このキットはかなり作りづらい。
仮組みは必須である。
寸法が若干ずれるので、細かな調整を作り手に求めてくる。

おかげで一晩乾燥させたものを何回か剥がすはめになってしまった。
初めて艦船のペーパークラフトを作る人にとっては、うまく寸法が
合わないので、投げ出してしまうかもしれない。
進めていくにつれ、自分も投げ出すかもわからない。

船体の精度はMODELIKの冬月のほうが良い。フレームもぴったり合って
気持ちが良かった。

というわけで、剥がした箇所は醜いが、参考までに進捗状況を。


フレームを組み立てる前に甲板部分の工作から。


甲板部分も1mm厚の指定なので、厚紙に貼り付ける。
自分の場合はフレームと同じく学校工作用紙を使った。
貼ってみて気づいたが、船首甲板(部品番号4)も1mm厚指定となっているが、
ひょっとすると厚紙は不要かもしれない。
部品番号P-5フレームとあわせると、船首の滑らかなカーブを崩してしまう
恐れがある。
まあ、とりあえずこのまま進める。違っていたら剥がすかどうか検討する。




甲板が乾くまでにフレームの工作。
仮組みは必須。
切り込みが浅いと、フレームのコマが浮いたりするので、きちんとはまるか
確認してから接着。
フレームは組み立てると必ずねじれるので、注意深く前後からすかして、
まっすぐになっているか確認。
フレームの前方も同じようにするが、パーツ番号P-5はこの段階で接着しては
いけない。(自分は接着してしまい、後で剥がすはめに陥った。しょぼん)
それと組み立てた前フレームと後ろフレームも、まだ接着してはいけない。


甲板に手摺用の穴を開ける。(エッチングパーツとかを使う人は不要)
単装機銃の位置には防護板が付くように印刷されているので、この部分には
手摺用の穴は省略した。




手摺用の穴を開けてから、甲板をカット。
切り口にはグンセカラーの軍艦色2を使った。


甲板をフレームの上に載せて、寸法確認。
このキットではフレームのほうが3mm程度長くなっている。
W15のコマで合うように、前フレームと後ろフレームの合わせ箇所で3mmカット
した。


寸法確認が取れたら、前後フレームを接着。
厚紙を適当にカットして補強を実施。


学校工作用紙を用いたフレームでも結構しっかりしている。


まっすぐになっているか、ねじれが生じていないかチェック。


平らな面に置き、くの字型とかになっていないかチェック。


後部甲板を机のへりなどであらかじめカーブをつけて接着。
たっぷり目にボンドを塗った。


輪ゴムで補強するが、W15のコマの位置に甲板の合わせ面があるため、W15に両側
から厚紙で補強した。

ここまでの工程は、後戻りの連続だった。
このキット、これからまだまだ難問と難解がでてくると思う。


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素人リフォームで物干し屋根延長その2

2009-02-27 18:44:01 | オーディオでぼちぼち
 朝から雨、昨日作った骨格部分もびしょびしょに濡れちょびれ。
もう一度、波板の寸法をどれぐらいにするのか採寸するが、雨が顔
に当たってメジャーの目盛が良く見えない。
結局、雨がやむのを待つことに。

昼になって、やっと雨があがった。
採寸からスタート。


外の地面が濡れていたので、部屋の中で波板の組み立て。
前回の物干し屋根の注意事項を復習っと。
・塩ビ波板は表と裏があるので注意。
・山側に釘を打ち、必ず錐かドリルで穴を開けてからすること。
 無理やり釘を打ち付けると必ず割れる。
・釘はポリキャップのついたものを使う。
 ステンレスなら尚良い。
・重ねるときは、2山半以上を重ねる。
・間隔は5山くらい。

この頃、電動ドリルとネジの組み合わせばっかりやっているので、
久しぶりの金槌。
慣れないので、何本かは打っているうちに曲がってしまった。
ペンチでごり押しに修正した。


組み立てた波板を持ち上げて、ずり落ちないように梱包用のヒモで
仮止め。
ドリルでネジ止めしてやっと形になった。
変な姿勢でのドリル作業となるため、体を利用したネジ込みができ
ない。
腕の力だけでは中々奥まで入らない。

5,6本打ち込んだだけで、腕が疲れ果ててしまい、脚立の上で休憩
してしまった、

本日の教訓
脚立の上で体育座りをしてはいけない。
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素人リフォームで物干し屋根延長

2009-02-26 17:48:40 | オーディオでぼちぼち
 春一番の嵐を経験して、我が家の欠点がまだまだあることがわかった。
この前、緊急修理した雨どいからの漏れもまだ完全ではない。
大雨で樋の処理能力を超えて溢れ出すと、少しもれてくる。

また、旧の玄関から物干しまでの間に屋根が無いため、洗濯物を取り込む
のにちょっと苦労するのがわかった。
どのように屋根を張るか、朝からああでもない、こうでもないと検討。

検討結果がまとまったところで、早速ホームセンタへ買出し。
雨どいの材料と追加屋根の材料を調達。


左が旧の玄関、右の波板がこの前作った物干し。
1mぐらいの空間に屋根を付けることに。
ガスメーターとか、雨どいがじゃまをして中々いいアイデアが浮かばない。
・・・
ずっと上の方の壁を利用することで進めることにした。


壁に30cmぐらいの木材を振動ドリルとビスで留めた。
昔の窓用屋根の一部がしっかり残っているので補強基礎として利用。


何とか、骨組みができた。
わりとしっかりしている。
・・・
ここまでやって、考え方の間違いに気づいた。
とほほ。
波板を上から打つとき、右半分は左側から体を出して打つことができる
が、残りの左半分をやるとき体を出すところがない。
つまり上から打てない。
以前にも同様の失敗をしたが、学習能力がない。
旧の玄関のひさしに乗れれば何とかなるが、自分の体重ではたぶん壊れる。
・・・
ほいほい。
波板部分を先に組み立ててから上に乗せて、下からネジ込むことにする。
左側はドリルがひさしに干渉するので、またもや斜め打ちの登場となる。
考えがまとまったところで、やってみようと思ったが、・・もう夕方。

今日はここまで。
しかし、大きな脚立の上のほうで作業するのは怖い。
まして、その上で体をよじってのドリル作業。
腸捻転(ちょうねんてん)を起しそうになる。
落ちそうにもなる。

本日の教訓。
脚立の上で「まわれ右」をしてはいけない。
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ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜を作る その2 HATSUSHIMO

2009-02-26 12:14:07 | ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜
 フレーム(骨格)の製作。
船体全体の基本となるため、きちんと作らないと後で修正は効かない。
曲がり、ねじれ、歪に注意しながらの作業となる。


裏面にボンドを均一に塗るために、白い大き目の下敷き用の紙を準備。
下敷き用の紙は白いA3のコピー用紙が最適だが、カレンダーの裏とか
の白い物を使う。
間違っても、新聞紙は使わないほうが良い。
ボンドを均一に広げるときに、ズズーっとずれた場合、印刷面に新聞
記事が写ってしまい、おしゃかとなる場合がある。
過去に一度やって、しょぼんとなったことがある。

スプレー糊を一度使ったことがあるが、種類を間違えて失敗したこと
があるため、それ以来、木工ボンドオンリーになっている。


均一にボンドを塗布して、1mm厚の用紙にシワにならないよう貼り付け。
自分の場合は1mm厚と0.5mm厚指定の両方とも学校工作用紙を使っている。
邪道なので、本来は指定通りの紙を用いるべき。

貼ってから、ベニヤ板と重量のある本を積んで、そらないように乾燥
させる。


そらないように乾燥させた後も、カッターで切りやすいサイズにはさみで
切ると、だんだんとまたそってくる。


切り口が垂直になるようにカッターナイフを立ててカット。
1回でカットせずに2~3回で切り抜けるようにすれば、うまくいく。
カッターの刃は早めの交換をする。
自分の場合、フレームの切断には10本ぐらい使っている。
はさみを使った場合、切り口がスパッとせず、つぶれたようになる
ため、カッターがおすすめ。


ここまでカッターで切ると、かなり手と指が痛くなる。
カッターナイフを握っている箇所は真っ赤になってしまう。
部品番号のW1とW2は切り込み方向に注意が必要。


これでフレーム部品のカット完了。
カットした部品は平らなところで、もう一度、ベニヤ板と本で歪まない
ように押さえつける。
半日以上押さえつけるので、組み立ては明日から。
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ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜を作る その1 HATSUSHIMO

2009-02-25 09:26:08 | ペーパークラフト 1/200 駆逐艦 初霜
 駆逐艦初霜の概要(『ウィキペディア(Wikipedia)』)より
初霜(はつしも)は、大日本帝国海軍の駆逐艦。初春型の4番艦である。この名
を持つ日本海軍の艦船としては2隻目。

浦賀船渠で1933年(昭和8年)1月31日に起工した。建造途中で同型艦「初春」の
復元性能不良が判明し、改善工事を施して1934年(昭和9年)9月27日竣工した。
その後、数多くの作戦に参加。
1945年(昭和20年)4月、戦艦「大和」とともに菊水作戦に参加し、沈没した
「矢矧」「浜風」の生存者を救助し帰投した。6月に宮津湾で砲術学校練習艦と
なるが、7月30日に米機の攻撃を受け、対空戦闘中に触雷し大破、沈没した。

ほほう。長期に渡って活躍した船なのだ。
また、いつものごとく当時の乗組員に敬意をはらって作っていくことにする。

今回、作るにあたっては、できる限り詳細な組み立て説明を加えるようにしたい。
稚拙な工作力であるが、これを見て艦船のペーパークラフトを作ってみようと
考える人が増えればより楽しくなると思う。
ただ、こうしたヨーロッパのペーパークラフトの組み立て方、道具の使い方は
人それぞれである。あくまで「あっ、この人、アホなやり方してる。自分なら
このようにする」程度で見ていただきたい。


Answer社(ポーランド)の製品。
組み立てレベルとしては、一番むずかしい”3”となっている。


組み立て説明書は日本のプラモデルのように親切丁寧なものはついていない。
各ブロックに部品番号が記載されているだけ。
どのように丸みをつけたりするのかは作る人まかせ。
この割り切った考え方がいい。すがすがしささえ感じる。
さすが、ヨーロッパの人たちは、平面図を見れば立体的な物の想像力に長けている
と感じる。


薄紙に印刷されたフレーム部品とマストとかの解説図。
マストのような針金で作るものは、自分で作ることになる。
どのような材料を用いるかは、あなたまかせである。


Answer社の印刷の色合いは好みである。
紙質も好きな部類。


細かな部品がびっしりと印刷されている。
なかには切り抜けるのか?と思うものもある。

さて、作るにあたっての道具。
道具も人それぞれの好みに合ったものを選べばいいと思うので参考程度に。

このキット(印刷物)を組み立てるには、厚紙が必要。
Answer社の場合、”*”は0.5mm、”**”は1mm厚の指定。
自分はもっぱらこの学校工作用紙を使っている。
1mm厚ではないが、ほぼ代用できる。
腰があって粘りもあり、ペーパークラフトには最高の品質と考えている。
値段も驚くほど安く、どこでも手に入る。


切断用具。
はさみを並べているが、ほとんど使わない。
9割以上カッターナイフを用いている。
1mm厚のカーブしている箇所に対して、どうしても硬くて切りにくい場合に
少しカーブのついたはさみを使っている。
おすすめのはさみは京商製のカーブばさみ。

カッターナイフはOLFAの製品。黒い柄のものが適度な重量感があり使いやすい。

カッターマットはA2版サイズの大きなものと画像にある小さなものを使い分けて
いる。


穴あけ道具。
小さな丸い穴を開けるのは大変なので、穴あけパンチを使っている。
写真の真ん中にある握ってあけるやつが一番いいと感じている。

ピンバイスは手摺の支柱開け用。1mm以下の極細を数本そろえると良い。

千枚通しは小さな穴開けと紙をゴシゴシして丸みをつけるために使う。
丸みをつけるのに千枚通しは必須アイテムのため、自分に合ったものを色々と
ホームセンタで探してみるのもおもしろい。


シャープペンシルは部品を切った後の裏面に部品番号を記載するために使用。
芯はやわらかめのHBか2Bがおすすめ。

インクの出ないボールペンと鉄筆は折り目をつけるため。
この頃はほとんど0.3mmのボールペンを使っている。

コンパスとデバイダーは手摺の支柱を等間隔にするために使用。
定規は金属製を各種。


接着剤。
紙の接着はコニシの木工用が最高と思っている。
紙と金属(針金)には粘性の瞬間接着剤が便利。
少量のときはLOCTITE、大量につける場合はアロンアルファのプロ用がおすすめ。
クリアボンドは窓にOHP用紙をつけるときに使用。


切り口に塗る道具。
ペーパークラフトは紙の切り口が白いままだと変に目立ってしまい、せっかく
作ったものが荒々しく見えてしまう。
切り口に塗る塗料は基本的には何でも良いが、紙に対して浸透性の強すぎるものは
表面まで滲んでしまうので避けたほうがよい。
自分が良く使うのは、顔料系の筆ペン。朱色の筆ペンは船体下部に使っている。
色々なカラーの筆ペンも使いやすいが、中々売っている所が見当たらない。

グンゼカラーも使いやすい。ラッカー系なので匂いがきついのがたまにきず。
筆洗い用のシンナーと薄め用のシンナーの2本が必要。

100円ショップで売っている24色カラーサインペン。車とかのフリーのペーパー
クラフトを作る場合に重宝する。


ピンセットは必須用品。
先の鋭い腰のしっかりしたものが良い。安物はダメ。
おすすめは田宮模型製のもの。びっくりするぐらい使いやすい。

つまようじ。プラスチックの下敷きに木工用ボンドをたらして、つまようじで
接着面に塗布すると作業がはかどる。
ボンドの付いた下敷きはお湯で洗えば何度でも使える。
つまようじは補強材としても重宝する。

ピンバイスにつけた真鍮線。
不要なプラスチックの透明ケースみたいなものに、瞬間接着剤をたらし、真鍮線
に少量つけて針金の接着に利用。

和バサミは糸切り用。


金属線は真鍮が使いやすい。ホームセンタで一巻き100円ぐらいで手に入る。
太目の場合はアルミ線を使っている。

ニッパー。
安物はダメ。すぐに刃が欠けてしまって使い物にならなくなる。
最低でも2000円以上のものを買うほうが、後々お得。

糸は色と太さをそれぞれ数種類あると便利。

ハンダ線。マストを組み立てるときに使用。

道具をそろえていくのは楽しい。
ホームセンタ、100円ショップで「これは使える!」というものを見つけたとき
はうきうきした気分になれる。
ただ、やっぱり値段の高い良い品は使いやすい。
はさみとかニッパーは切れ味そのものが値段と比例している。
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