ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米雇用増、インフレ懸念、利上げ継続、NYダウ下げる:米国経済-学校で教えてくれない経済学

2005-08-06 08:13:11 | 経済学
 8月5日、NYダウは、7月の米雇用が、予測を27,000上回る
207,000人増加、時間給も増加との米労働省の発表を受けて、
インフレ懸念、利上げ継続を嫌気して、52ポイント値下がりした。

 この日の取引で、値上り銘柄数723に対して、値下がり銘柄数
2,579のデータが投資家の不安心理の大きさを素直に表している。

 雇用が増え、景気が良くなることを喜びそうだが、過ぎたれば
及ばざるがとしのことわざ通りか、来週火曜日開催の米FOMC
(公開市場委員会)で、利上げ打ち止めのニュワンスさえ
得られまいと大げさに言えば、米投資家はしょげ返っている
感じである。

 株式相場は景気の鏡である。

 相場は所詮、人の子がやることだから、
 人の心の鏡でもある。

 原油先物相場が、バレル62.31ドルへ上げたことも
投資家心理を冷やしたようだ。

 日本では1ドル=111円の円高のお蔭で、ドルベースでの
原油高にそれほど敏感に反応しない。日本円が高い
(値打ちがある)ことが物価高を抑えている要素である。

 しかしながら、ドルベースとは言え、現実は、
25ドル原油が35ドル原油になり今60ドル原油である。

 原油が上がれば当然ナフサが上がる。

 日常当たり前のように使っている携帯電話やパソコンの部品にも
沢山のプラスチック製品(化学品)が使われている。

 プラスチックはナフサを原料としており、ナフサの大元は
言わずと知れた原油である。原油が値上りすればナフサが上がり、
プラスチックが上がり、携帯電話やパソコンが値上りすることは
自然である。

 あまり深刻がってあれこれ考えるのは健康に害があるから
よくない。しかし、60ドル原油定着懸念にNYダウは敏感に反応した。

 原油だけではない。利上げ懸念で、米10年物国債相場が
値下がりし、利回りは4.398%へ上昇した。

 日本の10年物国債利回りは1.2とか1.3%台でうろうろして
いる。1.3%がいかに異常な状態にあるにもかかわらず
運用優先のため見て見ぬ振りをしている。

 異常であることを異常だと素直に認めればいいものを、
見て見ぬ振りをしているから、結局、大事故につながる
ことは、健康でも同じである。

 肩がこるとか腰が痛いとか蕁麻疹が出るとか、
表面的な症状を訴える人は多い。

 それはからだの中で、たとえば、肝臓とか腎臓とか一ケ所でも
臓器がおかしくなると、そこが原因で、からだ全体を引っ張り、
からだに歪みが生じて病気を誘発することは、よく知られている
世界である。

 からだで言えば原油は経済のバックボーン(背骨)である。
お金は血液である。金利は血液の状態を教えるバロメーターである。

 骨が痛み、血液が濁ればからだに障害が出てくる。

 米10年物国債の利回りが上がると、住宅ローン金利に
連動していうから、住宅バブルにじわじわと影響を及ぼしてくる。
米国の消費者は借金漬けだから、利上げ継続は個人消費減退を
イメージさせる。

 日本ではインフレ懸念といってもあまりピントこない人が
多い。日本でも60年前の敗戦後猛烈なインフレに見舞われた。
それを若い世代へ申し送りしていないきらいがある。

 安売りに麻痺しているせいもある。

 これは消費者だけではない。経営者のなかにも値段を
下げることを経営だと勘違いしている人が日本では
多いから不思議である。

 消費者に魅力ある商品を提供して社会に貢献することが
経営の本義である。

 ところで、欧米の投資家はインフレということばに
敏感に反応する傾向が強い。

 欧米ではインフレ懸念で苦労した。その苦い経験を代々
受け継いでいるから雇用増、インフレ懸念、利上げの
悪の連鎖に投資家は敏感なのかもしれない。

 ここ数日、寒暖計はうなぎ上りである。昨日、大阪豊中市内で
38度Cを突破したという。

 普通の寒暖計では温度は上下する。

 ところが世の中には最低寒暖計というものがある。
最低気温を記録すればそれ以上実際の温度が上がっても
最低寒暖計は動かない仕組みになっている。

 値段を下げるのは簡単であるが、値段は一度下げると
最低寒暖計と同じである。

 原油が上がり、実際のコストが上がっているにもかかわらず
一度下げた値段はなかなか上がらない。

 米雇用増、インフレ懸念、利上げ継続、NYダウ下げる。

 病気になってから慌てるのが日本の治療である。

 日本人は株嫌いだが、NYダウからまだまだ
学ぶことは多いのではなかろうか。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下痢の原因・・・臨床連載ー25

2005-08-06 07:52:38 | 診断即治療と虹彩学
講習や講演の資料作りが忙しくて、手抜きになってしまいました。(笑)

下痢に関する記事がありましたので、それを取り上げてみたいと思います。

それは、こちら↓ですが、ネットの記事は、時間と共に消えてしまいますので、
本文の全てを掲載しておきます。

キダチアロエ使った健康食品に注意、下剤と同様の作用 (読売新聞) - goo ニュース

国民生活センターは5日、キダチアロエを使った健康食品の中に、下剤と同
程度の作用がある製品が含まれていると注意を呼びかけた。

同センターには「下痢が止まらない」「おなかの調子が悪くなった」などの
相談が寄せられており、利用する際は、少量から試すよう勧めている。

キダチアロエは整腸作用があるといわれ、古くから食べられている植物。
葉の表面に、下剤成分のバルバロインが含まれている。

同センターが、キダチアロエの錠剤11銘柄、飲料6銘柄の計17銘柄を調査。

表示されている摂取目安量を取った場合のバルバロイン摂取量を測った。
その結果、錠剤の4銘柄、飲料の全6銘柄が、生理作用を及ぼす可能性があ
る1日当たりの摂取量5ミリ・グラムを超えた。飲料のうち4銘柄は、最大
摂取目安量を飲むと、市販されている下剤の最少服用量にほぼ該当する20
ミリ・グラムを超えた。

同センター商品テスト部では、健康食品業界に対し「おなかが緩くなる可能性
がある」などの注意表示を徹底するよう求めた。



アロエで作られたジュースを飲んで「冷え」を訴えて来た人がいた。

マクロビィオティックで考えると、何のことはない。

暑い地方には、体を冷やす植物が生育しやすく、寒い地方には体を暖める植
物が生育しやすいことを考えればわかることです。

サボテンの類は、暑い地方に自生しますので、体を冷やしてしまうので、
バルバロンが大量に含まれていなくても、冷えるし、下痢になる可能性は高
いのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする