中学生の7%、外反母趾に 「予備軍」も急増 (朝日新聞) - goo ニュース
つい先日、
≪セッタと指(臨床実践塾より)・・・臨床連載―38≫という
記事を書いたのですが、この記事を読むと、外反母趾は現代医学で治せない
という確信を持ってしまう。
理由は、外反母趾と臓腑の関係を全く無視するというか、無知的であるとし
か言えないからです。
外反母趾は、「窮屈な靴が原因」などと吹聴されてしまったので、それで納
得している人は多いのですが、1日は24時間あり、窮屈な靴を履くのは、
その内の何時間ぐらいだろう。
また、学校を卒業したてから、草履しか履いたことがない人(茶道の先生で
和服だけで生活している人)も、外反母趾になるのは何故だろうと考えれば、
すぐに、窮屈な靴が原因でないことは理解できる。
そして、決定的なことは、外反母趾になる人は、肝臓に負担をかける
食生活
をしている人であることです。
何故だろうか。
それは、人体の生理活動の中には、臓腑に異常が発生すると、それを治すた
めに、人体はいろいろなところに反応を起します。
その反応を観察して診断をし、診断で得られた結果に基づいて治療方針を立
てて治療するのが東洋医学で、持論の
≪経筋腱収縮牽引≫の原理と治療法も、
その発想から生まれたものです。
結論を言いますと、化学検査(血液検査)では異常が見つからなくても、東
洋医学の経絡理論と持論の経筋腱収縮牽引の原理で考えれば、外反母趾は肝
臓が変調した証しであり、肝臓への負担を取り除き、肝臓の代謝を上げるこ
とが治療になるわけです。
赤いラインが肝経の経絡
すなわち、上図のように、肝臓の経絡は親指の内側から始まっていますので、
肝臓に負担がかかると、その部位にも引き攣りが出てきて筋肉や腱を収縮さ
せ、ついには足の親指まで曲げてしまうのです。
もちろん、肝臓に異常の出た人は、全て外反母趾になるかと言うことではな
く、肝臓自体に病気が発生する場合もあり、横隔膜に異常が出て咳が止まら
なくなる場合も、尋常性乾癬症のように皮膚に異常が出る場合もあるわけで、
その人の弱いところに、あるいは肝臓の機能の種類によって症状の現れると
ころが違ってくるわけです。
ですから、外反母趾を治すには、肝臓の治療から始めなければならず、家庭
での肝臓の治療として、肝臓に負担のかからない食生活を始めることが、早
く治すコツになってくるのです。
先日の、≪セッタと指の力~≫の記事でも書きましたが、ヒトの重心と足の
親指は深い関係にありますので、下手な治療(手術等)をすると、重心安定
が失われてしまいます。
私の大好きだった
小柳ルミ子さんが、何年も前に外反母趾の手術を
したのですが、手術後はダンスの切れが悪くなった。
理論的に考えると、その手術が関係していると思われる。
ちなみに、小柳ルミ子さんは、「ヨーカン一度に5本も食べてしまう」とい
う甘党で、ヨーカンに使われた砂糖が肝臓に負担をかけてしまったのです。
食べ過ぎです。
肝臓に負担をかける食生活は、
① 薬物による弊害
② アルコールによる弊害
③ 砂糖の入った飲食物の過食
④ 油の多い食物の過食
⑤ 食事のバランスを保つ穀物が少ない
⑥ 不満な生活(文句を言って怒ってばっかりいる)
さて、小学生に外反母趾が多くなったのは、上の原因の中のどれでしょう?
ニュースからの検索ですので、時間とともに消えてしまいますので、ドローして
全文を下に掲載しておきますね!
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goo ニュースより
中学生の7%、外反母趾に 「予備軍」も急増
2005年 8月24日 (水) 23:42
中学生の外反母趾(がいはんぼし)の割合は約7%で、「予備軍」も含めると女子は全体の6割で10年前の2倍以上に増えている――そんな結果が埼玉県立小児医療センターの佐藤雅人副院長(小児整形外科)らの調査で出た。男子でも患者や予備軍が約4倍の5割と急増。佐藤さんは「車社会の影響などで、子どもの足の運動能力が低下しているのが最も関係しているのだろう」と推測している。
佐藤さんらは、同県内の同じ中学校で、93年に男女846人、03年に287人から足形をとって、足の親指の曲がり具合(外反角)などを比べた。
その結果、女子では、外反母趾と定義した「外反角30度以上」が、93年には1.3%、20~30度の「予備軍」を合わせると27.3%だった。それが03年には、30度以上が8.0%、予備軍も含めると61.1%に。
男子は93年は30度以上は0.2%、予備軍を合わせると12.8%だったのが、03年にはそれぞれ6.7%、49.1%と急増していた。
大人の場合は、窮屈な靴で足を締め付けることや、指が曲がりやすい体質などが原因とされる。だが、子どもの場合は、ハイヒールなどの窮屈な靴を履く機会は少ない。調査では男女とも、外反角と体の成長などとの間に関連もみられなかったことから、佐藤さんは「小さい頃から運動不足だと、足が扁平(へんぺい)足になり内側に力がかかって外反母趾になりやすい」とみる。
〈高倉義典・奈良県立医大病院長(整形外科)の話〉 私も印象としては、子どもの外反母趾が増えていると感じる。裸足やサンダルで外で遊ぶ機会が減り、靴を履く時間が長くなっているためではないか。塾通いやテレビゲームなどの影響もあるだろう。