ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

寝違いの治し方・・・臨床連載―27

2005-08-09 11:41:26 | 診断即治療と虹彩学
寝違いのことを、中医学では「落枕lao4zhen3」(らくちん)と言いますの
で、素直に受け取れば、「枕がはずれて首が歪んだ姿勢で寝て、首が廻らな
くなった」と解釈することができます。

しかし、そんなことはありません。
寝違いを起す人は、ほとんど臓腑の異常から来ているのです。

多く見かけるのが心臓、次が肝臓、次が腸、そして、最もひどい状態になる
のは、腎臓が原因で、腎臓と心臓、あるいは腎臓と腸からくる寝違いのよう
に思われます。

寝違いが、どの臓腑と関係しているかを診断するには、それなりの診断技術
と治療経験がなければ難しいのですが、家庭で簡単に診断する方法としては、
持論の≪経筋腱収縮牽引の原理≫を応用してもらえばいいと思います。


この図は著作権所有です


経筋腱収縮牽引の原理図では、「仮に肝臓に異変が起ったら」ということで
説明してあるのですが、肝臓に異変が起ると、肝臓と関係のある筋肉や腱や
経絡に異常が出てきますが、心臓に異常が起ると、心臓と関係のある筋肉や
腱や経絡に異常が出てきます。




ちょっと不鮮明な画像にになってしまいました。(スマン。ペコリ)



肝臓は右腹部の肋下部に位置していますので、肝臓の異変は必然的に右半身
に出てきますし、心臓は中心より少し左寄りに位置していますので、心臓の
異変は左上半身に出てくるわけです。



視診での診断は、
普通に座ってもらい、胸椎上部がどの方向に歪んでいるかを診ます



心臓が原因なら、多くの場合は、このような格好ができません



肝臓が原因なら、多くの場合は、このような格好ができません



心臓や肝臓が原因の場合でも、前後に倒せない場合がありますが、前後に倒
せない場合は、脈診や虹彩分析をしますと、腎臓や腸も関係していることが
分かりますので、腎臓や腸も治療範囲に入れたほうがいいようです。

腎臓や腸と関係している寝違いで、これは「腰痛がある」とか、「便秘があ
る」というような他の症状と合わせて診断したほうがいいのですが、虹彩診
断を受けたことのある人なら、本質的な原因はすぐに掴めるはずです。

治療方法は、いろいろあるのですが、落枕穴(らくちんけつ)というのもあ
り、非常に便利なように思われるのですが、治療効果の確率はあまりよくあ
りません。




他の治療を非難するつもりは毛頭ないのですが、一番危険な治療法は、患者
さんが「痛い」という場所に治療を施すことで、例えば、

「家族や友人に痛いところを揉んでもらったら酷くなった」

と訴えてくる人の多くが、このタイプです。

何故かと言いますと、例えば肝臓が原因で、首が右に引っ張られているのに、
痛みは左の首に出ているとします。

その時の治療は、右側の筋肉や腱を緩めるべきなのに、患者さんが「ここ、
ここ」と言うものだからといって、左に鍼灸治療を施したり、左側を揉みほ
ぐしたりすると、歪みはさらに酷くなって症状が悪化するからです。


こんな状態で、左に痛みが出ていても、左側の筋肉や腱を緩めると危ない


ですから、よっぽどの虚症でない限り、私は 巨針療法 で治療をするのですが、
巨針療法を使うと、心臓、肝臓、腎臓、腸まで一回で治療を済ますことがで
きるからです。


これだけで、肝臓、右の腎臓、上行結腸が整う


また、最近では、「巨針が痛くない」ということを知っている人が増えてき
ましたので、いちいち説明に時間をとられることも少なくなってきました。

先日、

「横を向くことも、上を向くこともできないし、下の物を取る時も、腰を下
ろさないと取れない」

と訴えて来た方がいましたが、飛び込みでしたので、時間をかけることもで
きず、脈診と脊椎診をして、巨針で治療したのですが、診断から治療までの
時間は、せいぜい3~4分だったと思います。

こんな短時間で治療を済ませてしまうと、治療費が貰いにくいという欠点は
あるのですが、自分としては満足してしまいます。(笑)

その方は、知り合いでしたので、勿論、治療費などは戴きませんでした。
コメント (7)
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原油高、利上げ懸念、NYダウ下げる:米国経済ー学校で教えてくれない経済学

2005-08-09 10:02:41 | 経済学
 8月8日、日本では郵政民営化法案が参院で否決され、
衆院解散、9月11日選挙が決まるあわただしい1日であったが、
同じ日、米国では、原油相場がバレル64ドルと新高値を更新し、
10年物国債が値さがり、利回りが4.426%へ上昇したことを
嫌気して、NYダウは21ドル値下がりした。

 WSJ電子版(8/8)によれば、NY市場のこの日を象徴する
動きとして、石油企業、Kerr-McGeeの株価が3.7%上昇、
不動産投資信託会社、Vorado Realty Trustの株価が
2.8%値下がりしたことを指摘している。

 NY原油先物(軽質油WTI)が、サウジアラビア大使館が
テロ情報で閉鎖されたとの情報が、再び需給不安を煽り、
バレル1.63ドル上げ、63.94ドルで取引を終了した。
インフレ率を勘案すると1982年11月につけた64ドルに
終値でほぼ同じ水準となった。

 Vornado Realty Trust株の値下がりは、日本でも
低金利の恩恵を100%受けて、最近はお馴染みとなりつつある、
不動産投資信託俗に言うREITの大幅値下がりを嫌気した
結果である。

 日本でも利上げ傾向が強まればREITに浮かれていると
大やけどするだろう。

 米国で、REITの風向きが変わってきたのは、昨年6月から
米FRBが利上げへ向けて舵を切り替えたときからであるから
いまに始まった目新しい動きではない。

 それでも先のVormado Reralty Trust関連株は、
先週木、金、そして週明けの月と5%、5%、3%と
3日続きで値下がりしたことになる。

 日本では10年物国債の利回りが最近上がっては
来ているが、せいぜい1.3とか1.4%にすぎない。
米国の10年物国債の利回りが4.4%を越えていると
いわれてもピントこないだろう。

 1.4%と4.4%と10年物国債は日米で3%も格差がある。
これを異常と思わない日本という国の異常さをマスコミも
国民も指摘しようとしない。

 日本では新聞に載れば事実に新聞にのらなければ事実に
ならない不思議な国である。

 原油相場もそれは同じである。円が1ドル=111円とか112円で
落ちついているから大騒ぎにならないだけである。為替レートが、
実力どおり評価されたら1ドル=160円、170円といわれるから、
円相場が値下がりし、つまり「円安」になれば、毎日のように
新聞、テレビは大騒ぎするだろう。

 それでは手遅れなのである。

 アスベストも同じである。日本の合繊メーカーも再三アスベスト代替
素材を当局にアッピールしてきた。当局が重い腰を上げて
法改正に踏み切ったのは昨年の10月である。

 郵政民営化も330兆円といわれる郵貯・簡保の資金を
財政投融資という名のもとに国ぐるみで使い込みしていた
実態にメスをいれることが本義である。

 寒村の郵便局を残すことが本義ではないだろう。

 話を戻す。

 米FRBは、8月9日開催されるFOMC(公開市場委員会)で
0.25%刻みで利上げをし、年3.5%、つれて公定歩合も
年4.5%へ引き上げ実施される見通しである。

 8月8日、NY為替相場は、1ドル=112.12円で取引を終了した。
前日の終値1ドル=111.99円からわずかにドル高となっている。
日本の政治不安は為替市場ではいまのところ消化不良か影響が
出ていないようだ。

 対ユーロでは、1ユーロ=1.2351ドルで前日の1ユーロ=1.2352ドル
と 変わらず取引を終了した。米国の利上げは対ユーロ相場には
既に織り込み済みとみられているようだ。

 原油高、利上げ懸念、NYダウ下げる。

 日本では衆院解散で9月11日選挙ときまった。

 暑い夏が政治家にとって名実ともに暑い夏になりそうだ。

 問題は日本人ひとりひとりが今回の選挙でどれほどのひとが
熱く燃えるか。

 日本人がゆで蛙のままで終わるのか。大いに注目される。(了)

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