ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

道端の花

2005-12-07 21:11:36 | 情報や案内及び雑談

マウスオンでどうぞ。


近所に出かけたら、道端に花が咲いていた。

とかなんとか言って、ブログを更新する時間がないので、画像でごまかしているだけです。
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投機家は安心して円を売って来るのか?-学校で教えてくれない経済学

2005-12-07 11:50:31 | 経済学
12月6日、NYダウは80ドル高まであったが、引けにかけて失速、結局21ドル高で取引を終了した。相場の世界でいう引け味が悪い相場はいい兆候ではない。

米労働省は、今年7~9月の労働生産性指数が一ヶ月前に発表された速報値4.1%増を4.7%へ上方修正したことを材料に上げた。ただ投資家は、過去のデータの蒸し返し、新味なしとして利益確定売りを誘ったようだ。労働生産性が拡大すれば原油高はじめコストアップを吸収出来るから利上げ圧力を減らすから株式市場は本来歓迎してもよいはずだ。

10月の米住宅新規購入契約件数が前月比3.2%減、前年同月比3.3%減少したことが米国の景況感を冷やしたようだ。米国の住宅価格はここ5年でほぼ倍に値上がりした。値上がりした住宅を担保に借り換え借り換えを繰り返した。それが米国の個人消費拡大を支え、米国景気の機関車的役割を果たしてきた側面が強い。

米国の住宅価格上昇は住宅バブルといわれ、先行きに対する警戒感はすでに出ていた。今回の住宅契約件数の減少を過大に懸念するアナリストは少ない。ただ、今後数年かけて米国の住宅ブームは沈静化し、ソフトランディングしていくという見方が大勢のようだ。

NY原油相場は小幅下げバレル59.94ドルで取引された。寒くなれば相場が上がり、寒くなければ相場は下がる。当面狭いレンジの内のお天気任せの相場展開が続きそうだ。

米エネルギー省は、米国の05年と06年の米国の石油需要予測を発表した。05年は当初見込みの20.57百万バレルを20.62バレルへ小幅上方修正した。06年についても当初の21.04百万バレルから21.10百万バレルへ小幅上方修正した。

05年はハリケーンの影響による価格暴騰の余波を受け、年間通せば需要は昨年対比0.5%減となると見ている。06年の予測は前年比2.3%増と米国景気堅調と狂乱的な値上がりは消える。結果、ガソリンはじめ米国の石油製品需要は回復すると見ているようだ。

労働生産性指数は確かに改善したが、米国の投資家は、インフレ(ドルの目減り)懸念を根強く残している。反面教師の金相場は1.20ドル上げ、オンス513.80ドルで取引された。金相場の動きを見る限りドルの先行きを投資家は腹の底では信用していない。

NY為替相場は1ドル=121円をはさんで小動きに推移した。日本のゼロ金利政策は変わらない。日米の金利差は拡大する方向だ。日本の個人資産の米国へ逃避行動は加速化している。特に先日のロンドンG7で格段の円安けん制が出なかったことが大きなインパクトを与えている。投機家が安心してこの先も円を売ってくる可能性が強い。(了)

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