ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

中国経済展望:アジ研,今井氏大いに語るースケッチ&コメント

2005-12-12 06:40:45 | スケッチ
アジア経済研究所の中国問題専門家の今井健一氏の講演会が
12月9日、福岡市にある九州経済調査会で開かれたので出かけた。

以下要点のみ紹介する。

①豊富な人的資源や巨大な国内市場があり長期成長のチャンスはあるが、
金融・企業制度改革の遅れ、資源問題・環境問題、民主化の遅れなど
リスクもある。チャンスとリスクの両方に目配りしなければならない。

②オリンピック(2008年)、上海万博(2010年)に向けての
特需、急速な都市化に伴う実需、輸出拡大などにより、景気減速の影響は
比較的軽微にとどまる。ただし、宴(うたげ)の後問題が表面化する。

③人民元の為替レートは、購買力平価から20%程度乖離している。そのため
10%から20%の切り上げはありうる。ただ、中国政府は一挙に切り上げ
することは一切考えていない。為替先物市場の整備などを進めながら、
時間をかけて徐々に変動相場制へ移行する。

④8月10日、周小川・人民銀総裁は、『通貨バスケット』の構成通貨に
言及したが、あくまで『参考』の対象である。実質上、ドルペッグ制度に近い。
そのためドル高になれば『切り下げ』も論理的にはありうる。

⑤日本が1.2%成長で中国が7.5%成長し、為替レート不変と仮定すれば
2020~20025年ごろには現在1兆6千億ドルの中国のGDPは現在
4兆7千億ドルの日本のGDPを上回る。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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