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肝臓に負担をかけないィ~!
突き出しの「ゴマ豆腐とウニ」ですが、この配慮は嬉しいもので、アルコールが入る前に少し食べているだけで、アルコールによる肝臓の疲れを予防してくれます。
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ゴマは、タンパク質や不飽和脂肪酸のほか、レシチン、ビタミンB1、ビタミンE、鉄分、マグネシウム、カルシウムが豊富で、不老長寿の神話まである、薬効の高い食材です。
薬効としては、動脈硬化予防(老化防止)、沈静作用(精神安定)、若白髪の予防、消炎作用、瀉下作用などです。
ゴマに含まれるたんぱく質は、必須アミノ酸をたっぷり含んでいて、脂肪は、「胡麻油」が作れるほど多く、100g中52gもの脂肪があり、この脂肪に含まれる、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が、血管を丈夫にして、コレステロールをとり除き、動脈硬化などの予防をしてくれるので、アルコールの前にいいのです。
また、マグネシウムが100g中に350mgも含まれていて、マグネシウムによって、ビタミンB1やカルシウムが効率よく利用されますので、栄養食として評価されるのです。
アルコールや砂糖の入った食品を摂り過ぎていると、血液が酸性に傾いてきますので、カルシウムが血液のpHを調整するのですが、マグネシウムが不足していると、カルシウムの吸収が悪くなりますので、カルシウムが骨から溶け出してきて骨がもろくなります。
また、マグネシウムは、カルシウムと共に、骨の発育や形成に役立ちますが、心臓の代謝にも必要なミネラルで、マグネシウムが不足すると、虚血性心疾患や、知覚過敏、筋肉の痙攣などの欠乏症が起こるのですが、過剰に摂取すると、一時流行った「ニガリ製品」などのように下痢を起し、エネルギー源となる糖質や脂質だけでなくビタミンやミネラル等の吸収も阻害されます。
ですから、安全な食べ方としては、ゴマのように自然の食材を使うことです。
ウニの栄養価は、蛋白質が魚並みで、脂肪ヤエネルギーは青身の魚の6割位と少なめですが、鉄分、カリウム、ビタミンAやB群、E、ナイアシンが多く含まれており、生命誕生の為の栄養素がバランスよく含まれていると言われています。
(ナイアシンは、二日酔いを予防したり、血行を良くしたりしますが、サプリメントなどで摂り過ぎると神経障害のでる可能性があります。)
これは牡蠣フライですが、牡蠣の栄養素については、前に説明してありますので、牡蠣フライの肝臓への負担をかけない食べ方を説明します。
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栄養素を逃がさない調理方法としてフライはいい方法ですが、それをそのまま食べると油が多いために肝臓に負担がかかってしまいます。
ですから、フライの衣をはずして食べると、肝臓への負担が軽減できますし、太る心配をしている人でも、安心して食べられます。
しかし、あのパリッという食感がいいので、そのまま食べる人も多いかと思います。
・ ・・私もそうですが、(・・)
そんな方は、脇役の添え物も必ず食べるようにしたほうがいいようです。
それは、脇役になるダイコンやキャベツには、消化を促進させる成分や、利尿作用で血圧を安定させたり、胃を丈夫にしたりする作用があるからです。
脇役を食べない人で、足の小趾の爪がなくなっている人が何人かいましたが、これは動物食に含まれる燐や窒素などで、腎臓の代謝が悪くなり、腎臓⇔膀胱の関係で、膀胱経の経絡の流れる足の小趾の代謝が悪くなったと考えられます。
生のダイコンには、免疫力をアップしてくれるのに効果的なビタミンC、デンプンやタンパク質を分解する消化酵素などが入っていて、さらにカリウムなどのミネラルに利尿作用がありますので、新薬の利尿降圧剤のような働きで、血圧安定に効果的な働きがあります。
また、ビタミンCを豊富に含むキャベツには、ミネラル(塩素・硫黄)が消化吸収を助けてくれる働きもありますが、胃や十二指腸の働きを強くする効果のあるビタミンUも含まれていて、抗潰瘍作用、胃腸病全般の予防回復に働きますので、これが胃腸薬に含まれている理由です。
ですから私たちは、胃酸過多によるむかつきなどで、胃腸の調子が悪いと思われた時に、自分の手の平の大きさ程度のキャベツに、自然塩を少し振りかけて、ドロドロになるまで噛んで食べるように指導して、胃腸の調子を整えさせるようにしています。
ただし、明らかに胃腸が原因と思われる時だけで、心臓や肝臓が関係している時は、あまり効果は期待できません。
キャベツには、血液の凝固に関与して、止血に役立つビタミンkも多く含まれていますので(芽キャベツ・ブロッコリ・レタス・ほうれん草・ニラ・海藻類にも多く含まれる)、アルコールを飲んで出血性の症状の出る人は、ぜひともお勧めしたいもので、キャベツは、肝臓の解毒作用を助ける働きもあります。
これらダイコンやキャベツには、食物繊維も含まれていますので、食物繊維が不要な油を吸着させて、便と一緒に排泄させる働きもあり、一説には、「キャベツに含まれるイソチオシアナートは、抗酸化作用と免疫力強化で、発ガンを抑制する効果もある」と言われています。
画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。
クリックで地図
新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です
昼 11:30~13:30(月~金)
夜 17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度
大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900
肝臓に負担をかけないィ~!
突き出しの「ゴマ豆腐とウニ」ですが、この配慮は嬉しいもので、アルコールが入る前に少し食べているだけで、アルコールによる肝臓の疲れを予防してくれます。
ゴマは、タンパク質や不飽和脂肪酸のほか、レシチン、ビタミンB1、ビタミンE、鉄分、マグネシウム、カルシウムが豊富で、不老長寿の神話まである、薬効の高い食材です。
薬効としては、動脈硬化予防(老化防止)、沈静作用(精神安定)、若白髪の予防、消炎作用、瀉下作用などです。
ゴマに含まれるたんぱく質は、必須アミノ酸をたっぷり含んでいて、脂肪は、「胡麻油」が作れるほど多く、100g中52gもの脂肪があり、この脂肪に含まれる、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が、血管を丈夫にして、コレステロールをとり除き、動脈硬化などの予防をしてくれるので、アルコールの前にいいのです。
また、マグネシウムが100g中に350mgも含まれていて、マグネシウムによって、ビタミンB1やカルシウムが効率よく利用されますので、栄養食として評価されるのです。
アルコールや砂糖の入った食品を摂り過ぎていると、血液が酸性に傾いてきますので、カルシウムが血液のpHを調整するのですが、マグネシウムが不足していると、カルシウムの吸収が悪くなりますので、カルシウムが骨から溶け出してきて骨がもろくなります。
また、マグネシウムは、カルシウムと共に、骨の発育や形成に役立ちますが、心臓の代謝にも必要なミネラルで、マグネシウムが不足すると、虚血性心疾患や、知覚過敏、筋肉の痙攣などの欠乏症が起こるのですが、過剰に摂取すると、一時流行った「ニガリ製品」などのように下痢を起し、エネルギー源となる糖質や脂質だけでなくビタミンやミネラル等の吸収も阻害されます。
ですから、安全な食べ方としては、ゴマのように自然の食材を使うことです。
ウニの栄養価は、蛋白質が魚並みで、脂肪ヤエネルギーは青身の魚の6割位と少なめですが、鉄分、カリウム、ビタミンAやB群、E、ナイアシンが多く含まれており、生命誕生の為の栄養素がバランスよく含まれていると言われています。
(ナイアシンは、二日酔いを予防したり、血行を良くしたりしますが、サプリメントなどで摂り過ぎると神経障害のでる可能性があります。)
これは牡蠣フライですが、牡蠣の栄養素については、前に説明してありますので、牡蠣フライの肝臓への負担をかけない食べ方を説明します。
栄養素を逃がさない調理方法としてフライはいい方法ですが、それをそのまま食べると油が多いために肝臓に負担がかかってしまいます。
ですから、フライの衣をはずして食べると、肝臓への負担が軽減できますし、太る心配をしている人でも、安心して食べられます。
しかし、あのパリッという食感がいいので、そのまま食べる人も多いかと思います。
・ ・・私もそうですが、(・・)
そんな方は、脇役の添え物も必ず食べるようにしたほうがいいようです。
それは、脇役になるダイコンやキャベツには、消化を促進させる成分や、利尿作用で血圧を安定させたり、胃を丈夫にしたりする作用があるからです。
脇役を食べない人で、足の小趾の爪がなくなっている人が何人かいましたが、これは動物食に含まれる燐や窒素などで、腎臓の代謝が悪くなり、腎臓⇔膀胱の関係で、膀胱経の経絡の流れる足の小趾の代謝が悪くなったと考えられます。
生のダイコンには、免疫力をアップしてくれるのに効果的なビタミンC、デンプンやタンパク質を分解する消化酵素などが入っていて、さらにカリウムなどのミネラルに利尿作用がありますので、新薬の利尿降圧剤のような働きで、血圧安定に効果的な働きがあります。
また、ビタミンCを豊富に含むキャベツには、ミネラル(塩素・硫黄)が消化吸収を助けてくれる働きもありますが、胃や十二指腸の働きを強くする効果のあるビタミンUも含まれていて、抗潰瘍作用、胃腸病全般の予防回復に働きますので、これが胃腸薬に含まれている理由です。
ですから私たちは、胃酸過多によるむかつきなどで、胃腸の調子が悪いと思われた時に、自分の手の平の大きさ程度のキャベツに、自然塩を少し振りかけて、ドロドロになるまで噛んで食べるように指導して、胃腸の調子を整えさせるようにしています。
ただし、明らかに胃腸が原因と思われる時だけで、心臓や肝臓が関係している時は、あまり効果は期待できません。
キャベツには、血液の凝固に関与して、止血に役立つビタミンkも多く含まれていますので(芽キャベツ・ブロッコリ・レタス・ほうれん草・ニラ・海藻類にも多く含まれる)、アルコールを飲んで出血性の症状の出る人は、ぜひともお勧めしたいもので、キャベツは、肝臓の解毒作用を助ける働きもあります。
これらダイコンやキャベツには、食物繊維も含まれていますので、食物繊維が不要な油を吸着させて、便と一緒に排泄させる働きもあり、一説には、「キャベツに含まれるイソチオシアナートは、抗酸化作用と免疫力強化で、発ガンを抑制する効果もある」と言われています。
画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。

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新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です
昼 11:30~13:30(月~金)
夜 17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度
大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900