ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

お酒を楽しく長く飲む方法(肝臓に負担をかけない)・・・連載6

2005-12-30 14:08:23 | 食と健康
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肝臓に負担をかけないィ~!

突き出しの「ゴマ豆腐とウニ」ですが、この配慮は嬉しいもので、アルコールが入る前に少し食べているだけで、アルコールによる肝臓の疲れを予防してくれます。



ゴマは、タンパク質や不飽和脂肪酸のほか、レシチン、ビタミンB1、ビタミンE、鉄分、マグネシウム、カルシウムが豊富で、不老長寿の神話まである、薬効の高い食材です。
薬効としては、動脈硬化予防(老化防止)、沈静作用(精神安定)、若白髪の予防、消炎作用、瀉下作用などです。

ゴマに含まれるたんぱく質は、必須アミノ酸をたっぷり含んでいて、脂肪は、「胡麻油」が作れるほど多く、100g中52gもの脂肪があり、この脂肪に含まれる、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が、血管を丈夫にして、コレステロールをとり除き、動脈硬化などの予防をしてくれるので、アルコールの前にいいのです。

また、マグネシウムが100g中に350mgも含まれていて、マグネシウムによって、ビタミンB1やカルシウムが効率よく利用されますので、栄養食として評価されるのです。

アルコールや砂糖の入った食品を摂り過ぎていると、血液が酸性に傾いてきますので、カルシウムが血液のpHを調整するのですが、マグネシウムが不足していると、カルシウムの吸収が悪くなりますので、カルシウムが骨から溶け出してきて骨がもろくなります。

また、マグネシウムは、カルシウムと共に、骨の発育や形成に役立ちますが、心臓の代謝にも必要なミネラルで、マグネシウムが不足すると、虚血性心疾患や、知覚過敏、筋肉の痙攣などの欠乏症が起こるのですが、過剰に摂取すると、一時流行った「ニガリ製品」などのように下痢を起し、エネルギー源となる糖質や脂質だけでなくビタミンやミネラル等の吸収も阻害されます。
ですから、安全な食べ方としては、ゴマのように自然の食材を使うことです。

ウニの栄養価は、蛋白質が魚並みで、脂肪ヤエネルギーは青身の魚の6割位と少なめですが、鉄分、カリウム、ビタミンAやB群、E、ナイアシンが多く含まれており、生命誕生の為の栄養素がバランスよく含まれていると言われています。
(ナイアシンは、二日酔いを予防したり、血行を良くしたりしますが、サプリメントなどで摂り過ぎると神経障害のでる可能性があります。)


これは牡蠣フライですが、牡蠣の栄養素については、前に説明してありますので、牡蠣フライの肝臓への負担をかけない食べ方を説明します。



栄養素を逃がさない調理方法としてフライはいい方法ですが、それをそのまま食べると油が多いために肝臓に負担がかかってしまいます。

ですから、フライの衣をはずして食べると、肝臓への負担が軽減できますし、太る心配をしている人でも、安心して食べられます。
しかし、あのパリッという食感がいいので、そのまま食べる人も多いかと思います。
・ ・・私もそうですが、(・・)

そんな方は、脇役の添え物も必ず食べるようにしたほうがいいようです。
それは、脇役になるダイコンやキャベツには、消化を促進させる成分や、利尿作用で血圧を安定させたり、胃を丈夫にしたりする作用があるからです。

脇役を食べない人で、足の小趾の爪がなくなっている人が何人かいましたが、これは動物食に含まれる燐や窒素などで、腎臓の代謝が悪くなり、腎臓⇔膀胱の関係で、膀胱経の経絡の流れる足の小趾の代謝が悪くなったと考えられます。

生のダイコンには、免疫力をアップしてくれるのに効果的なビタミンC、デンプンやタンパク質を分解する消化酵素などが入っていて、さらにカリウムなどのミネラルに利尿作用がありますので、新薬の利尿降圧剤のような働きで、血圧安定に効果的な働きがあります。

また、ビタミンCを豊富に含むキャベツには、ミネラル(塩素・硫黄)が消化吸収を助けてくれる働きもありますが、胃や十二指腸の働きを強くする効果のあるビタミンUも含まれていて、抗潰瘍作用、胃腸病全般の予防回復に働きますので、これが胃腸薬に含まれている理由です。

ですから私たちは、胃酸過多によるむかつきなどで、胃腸の調子が悪いと思われた時に、自分の手の平の大きさ程度のキャベツに、自然塩を少し振りかけて、ドロドロになるまで噛んで食べるように指導して、胃腸の調子を整えさせるようにしています。
ただし、明らかに胃腸が原因と思われる時だけで、心臓や肝臓が関係している時は、あまり効果は期待できません。

キャベツには、血液の凝固に関与して、止血に役立つビタミンkも多く含まれていますので(芽キャベツ・ブロッコリ・レタス・ほうれん草・ニラ・海藻類にも多く含まれる)、アルコールを飲んで出血性の症状の出る人は、ぜひともお勧めしたいもので、キャベツは、肝臓の解毒作用を助ける働きもあります。

これらダイコンやキャベツには、食物繊維も含まれていますので、食物繊維が不要な油を吸着させて、便と一緒に排泄させる働きもあり、一説には、「キャベツに含まれるイソチオシアナートは、抗酸化作用と免疫力強化で、発ガンを抑制する効果もある」と言われています。




画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。

 
クリックで地図
新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です

昼  11:30~13:30(月~金)
夜  17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度

大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900

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NY下げ、東京上げる:株式市場ー学校で教えてくれない経済学

2005-12-30 10:47:51 | 経済学
12月29日、NYダウは前日比11ドル下げ10,784ドルで取引を終了した。一方、昨日の東京市場では日経ダウは前日比149円上げ1万6,344円で取引を終了した。東京がNYの動きについこの間まで一喜一憂していたのがうそのようだ。

アメリカではいま本来高かるべき長期金利が短期金利に髪の毛一本抜かれたというだけで
歴史は繰り返すと先行き米国景気後退を懸念している。11月の米住宅販売高が1.7%減少したことと原油先物〈WTI〉相場が小幅上げ60.30ドルで取引を終了したことも買い意欲を削いだようだ。

米国の住宅販売の減少は住宅ローン金利が10月の6.03%が11月に6.33%へ上がった影響と住宅在庫が290万件へ86年の304万件以来の高水準へ増加したことが響いたようだ。ただ、多くのエコノミストは「格好のお湿りだ」と米住宅販売の先行きを懸念していない。

原油相場が60ドルに戻して来たことを株式市場が懸念するのは道理である。原油相場はバレル70ドルの新高値をつけたあと54ドルまで下げた調整一巡と原油自体の需給より、むしろ米国の石油精製能力の絶対的不足が原油相場の高どまりの背景であるからだ。

秋になればリケーンが来る。来れば来たで騒ぎ、夏場のドライブシーズンが来ればガソリン不足を材料に値上げ材料に使うだろう。OPECに限らず非OPECのロシアも含めて原油収入は国家財政の生命線であるから値下りを招くようドジな手は打たないだろう。

一方、日本の株式市場活況は基本的な金余りを反映しているようだ。銀行救済という大義銘文のもとゼロ金利が決められた。金利を上げれば莫大な国債で帳尻を合わせている日本の財政は打撃を受けるからゼロ金利解除が先延ばしされることがはっきりしている。

イチロー選手や人気スターの女優の小雪さんを使って個人向け国債を盛んに宣伝しているがただムードだけに流されるほど国民も馬鹿ではないであろう。預金者にはゼロ金利で放置しておいて、消費者金融の金利は最高年28%である。大手市中銀行も堂々と18%で個人融資を展開している。不良債権の処理も進み銀行の収益は当然ながら大幅改善した。

個人資産の中から株式投資への流れに加えて、機関投資家の債券から株式への新たな増加がみこまれることが株式市場に先高感が消えない背景のひとつとして挙げられる。日本の機関投資家の資金運用が異常なばかり債券に偏っていたからである。異常は万事よくない。

個人には債券を勧め、自らは債券を売る構図はまことに皮肉である。美しいか美しくないかは別として、それがビズネスというものの世界である。しかと肝に銘じておきたい。(了)

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