ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

キーワードは「不確実性」、NYダウ250ドル下げる(学校で教えてくれない経済学)

2009-02-24 09:11:50 | 経済学
オバマ米大統領は、米時間で週明けの2月23日、財界関係者の前で4年間にアメリカの財政赤字を半分にすると約束した。ウオールストリートジャーナル紙は「米国政府はシティグループの普通株を40%買い取ることを検討している」と報道した。

 NY株式市場は、米企業業績のさらなる悪化懸念と金融システムの将来に対して確信を持てないことから「売り」と判断した結果、NYダウは先週末比250ドル安い7,114ドルで取引を終了した。S&P500種平均、ハイテック株ナスダック指数も3.7%以上下げ、12年ぶりのに安値に突入した。

 今朝のNHK・BS「おはよう世界」でドイツテレビは、フォルクスワーゲンが5日間の操業停止を決め、6万1,000人の雇用に影響する。「この先どうなるか全く分からない」との従業員の声をインタビューで流していた。ドイツのGDPは今年5%減少すると予測していた。

 「おはよう世界」で、ブルームバーグニュースが伝えるNY株式市場の引け直後の様子について、「今は売り時だ。だから売っている。」というある投資家のコメントを紹介していた。

今の株式市場のキーワードは「不確実性」である。「下げ幅が大きいのは金融株でないことがむしろ問題だ。銀行に公的資金を投入しても先でさらに悪化すると投資家は見ている」とアナウンサーが叫んでいた。

NY原油(WTI)先物市場では、OPEC減産が伝えられたが、世界的な需要減退からバランスしないとの投資家の見方が優勢でバレル37ドル台まで値下がりした。

一方、米CNNテレビは、中国首脳がアフリカから中南米に足を伸ばし、ヴェネズエラのチャべス大統領に歓迎される映像を映し、中国が資源確保の努力を全く怠っていないと解説していた。資源のほぼ100%を輸入に依存している日本の資源外交はお粗末そのもので、好対照を示している。

NY金先物市場は、オンス1000ドルを達成したことから利益確定の売りが出て反落、997ドルで取引された。今の金相場は山登りでいえば6合目なのか7合目なのか今一つはっきりしない。日本人が山に登り始めると相場は終わりだという俗説がある。オンス700ドルまで下げた後の急騰である。投資にはリスクが付き物だ。原油というと全て原油。金がいいと聞くと金に殺到する。危ない。

読売朝刊(2月22日付け)の「地球を読む」というコラムで、英歴史家ポール・ケネディ氏が「あたり前の真理に返れ」と「4本足は良い、2本足は悪い」と、英国の政治風刺家ジョージ・オーウエルの小説「動物農場」から引用して、「一本足経済は危険」と書いていた。

元シャープ副社長の佐々木正氏(93歳)の講演記録をたまたま読んだ。『共創』(価値観の違うものを合わせて新しいものを生み出すという考え方)を薦めておられる。北京オリンピックのソフトボールで優勝した上野投手のお父さんの話が紹介されていた。

「ボールを右手で投げると左脳でコントロールすることになる。そこで嫌がる娘に、箸の持ち方から字を書くことまで徹底して左手を使わせた。右脳と左脳がお互い助け合う。これが独創という名の共創なのだろう」と話している。

佐々木氏は、「薬は4000年の歴史がある「漢方」と日本古来の「生薬」、そして西欧のビタミンが共創して新しい薬を作ればいい。ところが現実はお互いに閉鎖的。太陽電池もそうだ。」と話を結んでおられた。

日本という国には専門バカと言われる人が特に多い。独りよがりの最たるものだ。健康のためなら死んでもいいという人もその類に入る。健康も大事だが、死んでは元も子もないではないか。(了)

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日本映画アカデミー賞受賞、円高でも外国人は買ってくれる(学校で教えてくれない経済学)

2009-02-24 09:02:28 | 経済学
 2009年の今年はベルリンの壁が崩壊して20年、ユーロが誕生して10年を迎える記念すべき年に当たる。皮肉なことにユーロ圏が,東ヨーロッパに余りにも入れ込みすぎた結果、いま抜き差しならない危機に直面していると先日WSJ紙の記事で読んだ。

 ECB(欧州中央銀行)は3月5日に政策決定会議開催を予定している。大方の予想では、現在、年2.0%の政策金利を年1.5%へ0.5%引き下げると見られている。米国が事実上ゼロ金利で現在1.0%金利の英国は追加利下げ必至の情勢で、ECBが6月までに0.5%まで利下げするとの見方が出てきたとWSJ紙は伝えている。

ECBのトレシ総裁は、現在ユーロ圏が直面している深刻な金融危機から立ち直り、持続可能な回復を実現するためには相当の時間が必要だと語った。日本は昨年10~12月のGDPの12.7%下落ショックで落ち込んでいるが、米国以上に欧州経済が危機に瀕していることを実感していない。

ロシアルーブルが史上最安値を更新しているが、東ヨーロッパ経済が急速に悪化してきたことが大いに影響している。ロシア経済の落ち込みは財政の60%を依存している原油・天燃ガス相場の急落が原因であるが、東ヨーロッパ経済が西欧の銀行が東欧から一斉に資金を引き揚げたことが追い打ちをかけた。

サッカーで言えば、欧州の銀行は東ヨーロッパへ調子に乗ってゴールキーパーも一緒になって攻め込んだ。ところが自陣が火の車だと気がついて慌てて巨額の資金を東欧から引き上げた。トレシ絵総裁が今ごろになって政策金利を下げてもツー・レート(遅すぎた)との見方は多い。

2月23日午前時点での為替相場で見ると、一万円出せば74ユーロの品物を買うことが出来る。一年前は1ユーロ=165円だった。一万円出しても60ユーロの買い物しかできなかった。この先ECBが利下げを実施すれば為替レートは金利差に敏感に反応するから1ユーロー110円まで円が値上がりする可能性は十分ある。そうなれば一万円で90ユーロの買いものが出来る。

一年前1ルーブル=4.34円だった。現在1ルーブル=2.57円である。東欧経済が悪化の一途だからルーブルがさらに値下がりする可能性は高い。現時点でさえ日本円の値打ちが6割上がった。ロシアに自動車を輸出しているメーカーは困るが国民経済的にはプラスである。

日本映画「おくりびと」が外国語映画部門でアカデミー賞を見事獲得した。短編アニメ「つみきのいえ」も入賞した。日本人の英知と感性の成果である。日本映画はユーロやルーブル換算すれば高くなった。しかし、中身さえよければ外国人は喜んでお金を払ってくれるだろう。

今日本人は悲嘆に暮れている。外国人が日本を評価していることにもっと自信を持つべきだ。(了) 2009年の今年はベルリンの壁が崩壊して20年、ユーロが誕生して10年を迎える記念すべき年に当たる。皮肉なことにユーロ圏が,東ヨーロッパに余りにも入れ込みすぎた結果、いま抜き差しならない危機に直面していると先日WSJ紙の記事で読んだ。

 ECB(欧州中央銀行)は3月5日に政策決定会議開催を予定している。大方の予想では、現在、年2.0%の政策金利を年1.5%へ0.5%引き下げると見られている。米国が事実上ゼロ金利で現在1.0%金利の英国は追加利下げ必至の情勢で、ECBが6月までに0.5%まで利下げするとの見方が出てきたとWSJ紙は伝えている。

ECBのトレシ総裁は、現在ユーロ圏が直面している深刻な金融危機から立ち直り、持続可能な回復を実現するためには相当の時間が必要だと語った。日本は昨年10~12月のGDPの12.7%下落ショックで落ち込んでいるが、米国以上に欧州経済が危機に瀕していることを実感していない。

ロシアルーブルが史上最安値を更新しているが、東ヨーロッパ経済が急速に悪化してきたことが大いに影響している。ロシア経済の落ち込みは財政の60%を依存している原油・天燃ガス相場の急落が原因であるが、東ヨーロッパ経済が西欧の銀行が東欧から一斉に資金を引き揚げたことが追い打ちをかけた。

サッカーで言えば、欧州の銀行は東ヨーロッパへ調子に乗ってゴールキーパーも一緒になって攻め込んだ。ところが自陣が火の車だと気がついて慌てて巨額の資金を東欧から引き上げた。トレシ絵総裁が今ごろになって政策金利を下げてもツー・レート(遅すぎた)との見方は多い。

2月23日午前時点での為替相場で見ると、一万円出せば74ユーロの品物を買うことが出来る。一年前は1ユーロ=165円だった。一万円出しても60ユーロの買い物しかできなかった。この先ECBが利下げを実施すれば為替レートは金利差に敏感に反応するから1ユーロ110円まで円が値上がりする可能性は十分ある。そうなれば一万円で90ユーロの買いものが出来る。

一年前1ルーブル=4.34円だった。現在1ルーブル=2.57円である。東欧経済が悪化の一途だからルーブルがさらに値下がりする可能性は高い。現時点でさえ日本円の値打ちが6割上がった。ロシアに自動車を輸出しているメーカーは困るが国民経済的にはプラスである。

日本映画「おくりびと」が外国語映画部門でアカデミー賞を見事獲得した。短編アニメ「つみきのいえ」も入賞した。日本人の英知と感性の成果である。日本映画はユーロやルーブル換算すれば高くなった。しかし、中身さえよければ外国人は喜んでお金を払ってくれるだろう。

今日本人は悲嘆に暮れている。外国人が日本を評価していることにもっと自信を持つべきだ。(了)
 2009年の今年はベルリンの壁が崩壊して20年、ユーロが誕生して10年を迎える記念すべき年に当たる。皮肉なことにユーロ圏が,東ヨーロッパに余りにも入れ込みすぎた結果、いま抜き差しならない危機に直面していると先日WSJ紙の記事で読んだ。

 ECB(欧州中央銀行)は3月5日に政策決定会議開催を予定している。大方の予想では、現在、年2.0%の政策金利を年1.5%へ0.5%引き下げると見られている。米国が事実上ゼロ金利で現在1.0%金利の英国は追加利下げ必至の情勢で、ECBが6月までに0.5%まで利下げするとの見方が出てきたとWSJ紙は伝えている。

ECBのトレシ総裁は、現在ユーロ圏が直面している深刻な金融危機から立ち直り、持続可能な回復を実現するためには相当の時間が必要だと語った。日本は昨年10~12月のGDPの12.7%下落ショックで落ち込んでいるが、米国以上に欧州経済が危機に瀕していることを実感していない。

ロシアルーブルが史上最安値を更新しているが、東ヨーロッパ経済が急速に悪化してきたことが大いに影響している。ロシア経済の落ち込みは財政の60%を依存している原油・天燃ガス相場の急落が原因であるが、東ヨーロッパ経済が西欧の銀行が東欧から一斉に資金を引き揚げたことが追い打ちをかけた。

サッカーで言えば、欧州の銀行は東ヨーロッパへ調子に乗ってゴールキーパーも一緒になって攻め込んだ。ところが自陣が火の車だと気がついて慌てて巨額の資金を東欧から引き上げた。トレシ絵総裁が今ごろになって政策金利を下げてもツー・レート(遅すぎた)との見方は多い。

2月23日午前時点での為替相場で見ると、一万円出せば74ユーロの品物を買うことが出来る。一年前は1ユーロ=165円だった。一万円出しても60ユーロの買い物しかできなかった。この先ECBが利下げを実施すれば為替レートは金利差に敏感に反応するから1ユーロー110円まで円が値上がりする可能性は十分ある。そうなれば一万円で90ユーロの買いものが出来る。

一年前1ルーブル=4.34円だった。現在1ルーブル=2.57円である。東欧経済が悪化の一途だからルーブルがさらに値下がりする可能性は高い。現時点でさえ日本円の値打ちが6割上がった。ロシアに自動車を輸出しているメーカーは困るが国民経済的にはプラスである。

日本映画「おくりびと」が外国語映画部門でアカデミー賞を見事獲得した。短編アニメ「つみきのいえ」も入賞した。日本人の英知と感性の成果である。日本映画はユーロやルーブル換算すれば高くなった。しかし、中身さえよければ外国人は喜んでお金を払ってくれるだろう。

今日本人は悲嘆に暮れている。外国人が日本を評価していることにもっと自信を持つべきだ。(了) 2009年の今年はベルリンの壁が崩壊して20年、ユーロが誕生して10年を迎える記念すべき年に当たる。皮肉なことにユーロ圏が,東ヨーロッパに余りにも入れ込みすぎた結果、いま抜き差しならない危機に直面していると先日WSJ紙の記事で読んだ。

 ECB(欧州中央銀行)は3月5日に政策決定会議開催を予定している。大方の予想では、現在、年2.0%の政策金利を年1.5%へ0.5%引き下げると見られている。米国が事実上ゼロ金利で現在1.0%金利の英国は追加利下げ必至の情勢で、ECBが6月までに0.5%まで利下げするとの見方が出てきたとWSJ紙は伝えている。

ECBのトレシ総裁は、現在ユーロ圏が直面している深刻な金融危機から立ち直り、持続可能な回復を実現するためには相当の時間が必要だと語った。日本は昨年10~12月のGDPの12.7%下落ショックで落ち込んでいるが、米国以上に欧州経済が危機に瀕していることを実感していない。

ロシアルーブルが史上最安値を更新しているが、東ヨーロッパ経済が急速に悪化してきたことが大いに影響している。ロシア経済の落ち込みは財政の60%を依存している原油・天燃ガス相場の急落が原因であるが、東ヨーロッパ経済が西欧の銀行が東欧から一斉に資金を引き揚げたことが追い打ちをかけた。

サッカーで言えば、欧州の銀行は東ヨーロッパへ調子に乗ってゴールキーパーも一緒になって攻め込んだ。ところが自陣が火の車だと気がついて慌てて巨額の資金を東欧から引き上げた。トレシ絵総裁が今ごろになって政策金利を下げてもツー・レート(遅すぎた)との見方は多い。

2月23日午前時点での為替相場で見ると、一万円出せば74ユーロの品物を買うことが出来る。一年前は1ユーロ=165円だった。一万円出しても60ユーロの買い物しかできなかった。この先ECBが利下げを実施すれば為替レートは金利差に敏感に反応するから1ユーロ110円まで円が値上がりする可能性は十分ある。そうなれば一万円で90ユーロの買いものが出来る。

一年前1ルーブル=4.34円だった。現在1ルーブル=2.57円である。東欧経済が悪化の一途だからルーブルがさらに値下がりする可能性は高い。現時点でさえ日本円の値打ちが6割上がった。ロシアに自動車を輸出しているメーカーは困るが国民経済的にはプラスである。

日本映画「おくりびと」が外国語映画部門でアカデミー賞を見事獲得した。短編アニメ「つみきのいえ」も入賞した。日本人の英知と感性の成果である。日本映画はユーロやルーブル換算すれば高くなった。しかし、中身さえよければ外国人は喜んでお金を払ってくれるだろう。

今日本人は悲嘆に暮れている。外国人が日本を評価していることにもっと自信を持つべきだ。(了)

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